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2004/08/10(火)
ジゴクサン
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DOOM3の直輸入版がOvertopに入荷したと聞いて秋葉原まで行って買って来た。 http://www.4gamer.net/DataContents/game/0243.html やっぱり、最近の流行りをかなり反映してリアル指向になっている。DOOMというよりむしろHALF LIFEの系譜に感じられる。ゲームで弾薬の装填なんてさせるなー!と始めは怒ったのだが、実際に戦闘が始まってみるとなかなか良い。HALF LIFEに足りなかった爽快感をリアル指向を崩さずに実現したという感じ。
グラフィックは、元祖DOOMのおどろおどろしい感じを再現する非常にダークなもの、という評判だったのだが、暗さによりダークな感じを演出しているため、やはりDOOMというよりはバイオハザードのような感じだ。ただこれは http://www.psychosaurus.com/doom/images/holiday2.jpg これを現代のグラフィックで再現してもギャグにしかならないので仕方がない。またバンプマッピングをふんだんに使ってディテール感を高めているのだが、自分の環境では(といってもRADEON9600だ)テクスチャの解像度が低くなってしまうため、近くで見た時にマッピングで処理しているのがばればれになってしまう。最新の技術を使いながらもどこかで妥協しながらゲームとしての面白さを追及する他のゲームと違い、DOOMの名を冠する以上は最先端でなければならないという縛りから余裕のないグラフィックになってしまっていて、それがさらに上への欲求を喚起してしまっている。ただこのグラフィックを見ていて不思議なデジャビュを感じ、良く考えてみたら、このようなテクスチャによって精細な凹凸を感じさせるテクニックは本来DOOMの十八番なのだ。 http://www.teaser.fr/~amajorel/doom/xdoom-floor-bug-1.png (ゲートに注目) このような技術はPCの処理速度がまともな3D処理に耐え得なかった時代の過渡的なテクニックと捕らえられていたが、ポリゴン数を増やすというアプローチが速やかに限界を迎えた今結局原点への回帰が行われているというわけだ。
このDOOM3は当初からNVIDIAと結託して開発を進めていたため、ATIのRADEONシリーズでの動作は不安だったが、幸いATIがDOOM3用にカスタムしたドライバをリリースしてくれたため、 http://ati.com/support/infobase/4547.html 快適にプレイできている(本当はこういったことは良くないのだろうが致し方ない。実際ドライバを更新せずにDOOM3を動かすと結構不安定だった。こうなってくるとゲーム専用機の方がプラットホームとしては望ましくなってくる…)。また、実の所MDR DS3000はこのために用意したような物なのだが、サウンドが素晴らしい(DOOM3はサラウンドにもかなり力をいれて対応しているようだが、先述の理由により、うちのシステムではステレオで出力させてDOLBY PROLOGIC IIにかけるしかない。それでも音響効果は素晴らしい)。しばらくはDOOM3漬けになりそうだ。
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