Rukeの日記
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2004/07/25(日) インフォメーションパラドックス
ホーキングが提唱したブラックホールの蒸発という仮説。これはインフォメーション・パラドクスという量子論との矛盾を引き起こすとして論争の的となっていたのが、先日ホーキングがそのような破綻は起きないことがわかったと発表したらしい。

ぼんやりと聞いたことしかなかったのだけど、これを機会に少し調べてみたら、
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jps/jps/bbs/scisemi2004.html
これで送られてきたテキストにこの話題が載っていた。で、しばらく考えてみたのだけど、結局これって、
「ブラックホールが蒸発した後の宇宙を-Hを使って時間発展させて、ブラックホールが蒸発する前の宇宙に戻すことができなさそう」
ってことのようだ。だけど、、、頭の中で-Hを使って時間発展させたらあっさりと、ちゃんと巻き戻る…。

え〜と、とどめの反粒子が既に滅茶苦茶小さくなった事象の地平に飲み込まれて、ブラックホール内の正質量と対消滅したら光子が出来ると考えてよいのだろうか。そうするともはやブラックホールはないからこの光子はふらふら迷い出てくる。そしてこの光子がそれまで事象の地平の中にあって何が起こっているのか判らなかった、ブラックホールの全ての歴史を抱えているはずだ。

こんな簡単な考察で済む問題のはずはないんだけど、、、外しているとしたら光子ができるという所だけだけど、そこが違うのなら普通の対消滅でも情報の消失は起きるはずだし・・・謎。
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最近、三菱自動車の出火事故が頻繁に新聞に載る。滅茶苦茶だ。
もしそれが三菱自動車の杜撰な体制による車体の不備による火災なのだったら、それは本当に大問題で今すぐ三菱自動車の製品の使用を中止すべきだろう。だが、そういう記事ではないのだ。そこでは淡々と事故という事実が述べられているだけ。それでも受け取り手の多くはついつい、「``また''``あの''三菱の自動車が事故を起こしたのか…」と思ってしまうだろう。もちろん会社に重大な責任のある事故が含まれている可能性はあるし、あんなことのあった会社だ、実際にいくつかそのような事故が含まれていても驚きはしない。しかし少なくとも、統計的に言って以上な件数事故が発生しているわけではない。それでも、受け取り手は三菱自動車製品だけ異常なほどに事故を起こしていると感じるだろう。客観的に事実を述べているだけに見せかけて、その実完全に恣意的な情報の選択と思考の誘導が行われている。良くあることだけど、嫌なことだ。
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何が嫌かといえば、報道の側は何もかも承知してやっているということだ。このような報道を見聞きすれば、まず初めは「三菱自動車のせいでまた危険な事故が発生したのか」と思うだろう。ところが事故そのものについての報道だけで何もかもストップしてしまう。こんな大変な事件がまた起きたのだ、三菱自動車の社長がまた記者会見で謝罪するだろうと思ってもそんなことは起きない。そこである程度の人数は、すぐにこれが単なるよく発生している事故にすぎないのだと気づくのだ。

そんなことは報道の側も承知しているはずだ。しかし虚偽の報道をすれば今度はいつか自分達がたたかれることになるから「事実を客観的に報道する(しているように見せる)」ラインを超えることは彼らはしない。そしてそれでも、とりあえず三菱自動車の事故を選択すれば一時的には人々は食いつくし、このような報道はいかにあからさまに恣意的であろうとも、人々の反三菱感情を後押しすることはあっても緩和することは絶対にないために後々の番組作りや記事作りがしやすくなるから、つまり報道の側にとって害は全くなくそしていくらか益があるからと、安易にこのような報道を行っているわけだ。完全にいじめっ子の行動論理だ。いっそ三流週刊誌的な報道の方が潔くてよい。


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