Rukeの日記
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2004/05/14(金) ケバブ
実験で滅茶苦茶疲れたので簡潔に。
数学が休講だった。掲示板に掲示もされてなかった。むきー。
ドネルケバブが美味しかった。
個人指導のバイトで化学に危機感を覚えて新理系の化学を買ってきた。くそう、受験後に捨てなきゃ良かった。

2004/05/13(木) ツカレター
極線なんてマニアックな物高校生に教えるなー、ぐわー。束もそうだ。

え〜とつまり、
(x-a)^2+(y-b)^2=c...(1)
(x-d)^2+(y-e)^2=f...(2)
に対して(1)と(2)を適当な重みをつけて足してやって(3)式を作ったとしてこれは何か、というと

1.二円の交点は(1),(2)を同時に満たすから、(3)式を満たす
2.x^2,y^2の項の係数が等しくxyの項がないという円を表す式の形をしている

の二つから交点を通る何らかの円を表している(重みを変えると交点を通る色々な円が得られる)と分かるわけだ。

だけど生徒が皆、何となく連立して何となく計算するので、今自分が何をしているのか、ということをすぐに見失ってしまう。この手の計算では、
・その式を満たすのはどのような点なのか
・その式変形は同値変形なのか一方通行の変形なのか
を常に意識してやらないと、何となく正解したり何となく間違ったりということばかりになってしまう。
#特に後者をしないと解答の最後で出てきた答えの適/不適をチェックすることの必要性を自分で判断できない
で、くどい程に生徒が書いた式の意味、式変形の意味を解きほぐしながら解説するのだけど、どうしても手法にしか興味を示さない。

まあでもこの段階では仕方がないのかなあとも思うし、交点を経由せずに交点を通る直線や円を求めるというのがそもそもテクニカルに過ぎる。素朴にできないというのならともかく、交点を気合で計算すればそれを通る直線なんてすぐに出るのだし(円はさすがに無理かも・・・)そういう素朴な方法をこそ、まずきちんと教えるべきだとも思うのだが・・・。でもこれは塾の責任じゃないよなあ。明らかにこのテクニカルな方法を想定して作られた問題が、市販の問題集に平気で載っている以上教えないわけには行かない。

2004/05/12(水) マチガエタ…
中学一年生に嘘を教えてしまった。。。

そうだ、石灰水は水酸化カルシウムで炭酸なんか入っていない。塩酸とかで白くにごったのは塩化カルシウムの沈殿だ。

硝酸銀と炭酸水混ぜて白く濁る->少し経つと黒くなった、というのは、炭酸銀なんて聞いたこともないので黒くなった以上酸化銀ができたんだろうと思ってそう言っておいたのだけど、
http://www005.upp.so-net.ne.jp/konan/ae-0828.htm
に「炭酸水素ナトリウム溶液に銀イオンを加えると炭酸銀の淡黄色沈殿を生じる。明るいところに放置すると暗色になる。」という類似の現象が。でも、炭酸水では起こらないって書いてあるよなあ。
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もう一人の生徒は、模範解答の幾分発見的な方法に一々疑問を呈する非常に好ましい姿勢を持っていた。さらに、彼の解答はどれも模範解答よりも汚くて時間のかかる計算も面倒な物だけれど、後一歩頑張って計算すれば答えまで力押しでたどり着けるというような解答だった。これは伸びそうだ。いや、成績がどうなるかは知らないが、非常に研究者向けの思考をしていると思う。

2004/05/11(火) ソノマエニ
え〜と続きを書く前に、、、今日書く予定だったことをまだ書いていなかった(いつもこれで結局続きを書かないんだよな・・・。NGO邦人拉致事件(こうやって書くと推理小説のタイトルみたいだ)はどうなった。)。

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%90%E7%8F%48%8E%9B%98%B5%89%EE/list.html
グベボボボォォォォォゥゥウウウウゥゥゥとか、ジョジョと北斗の拳を掛けたようなテンションと、ひたすら三流オカルトな雰囲気と、やけに稚拙なセンテンスに、何故かついつい手を伸ばしてしまう怨霊記シリーズ。
#「xxは目を疑った。信じられない光景をみたからだ!」とか。
いつのまにか新刊が出ていたので手にとって見たら、、、帯に踊る「フリーメイスン」の文字!!もう三流オカルトまっしぐら。時代的にNASAは無理だし、もう全てはフリーメイスンの陰謀ってことで。
#そういえばこの前文芸部の食事会でムーが話題になったなあ。
で、さらに帯を良く見ると、、、「2005年春 ゲーム(プレステ2)発売決定!」。おい、本気か。もう爆笑。ひょっとしてこの本売れているのかなあ。そうは見えないけれど。
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教習がちょっと上達した気がする。今日はエンストが坂道発進の一回だけだった(それって危険では(汗))。S字コースはかなりのスピードで回れるし。後、鳩を平気で轢けるようになった(謎)。

ゼミの準備が全然出来ていないので、意味と文法の講義には出られそうに無い。このままなし崩しで出なくならないように・・・。
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思ったのだけど、情報という物を資本主義で扱うのが、その抽象性故に難しいわけだが、それで情報に具体性を持たせるというのは、汎用->特殊の流れ(携帯ゲーム機のようにアプリケーション/ソフト一つにつき機械一つ)だけに限らない。メディアとコンテンツを無理やり不可分にしてしまい、メディアの複製に市場価格程度のコストがかかるようにすればよい。

例えば、メディアとして金の原子配列を用いる。読取装置は、金以外の原子については無条件にはねるようにする。そして、必要な金の量がそのソフトの市場価格程度になるような冗長な符号化を行う。

金本位制か・・・。

もちろんこの方法は著作権侵害を本質的に防げるものではない。しかし重要なのは、椅子やテーブルや冷蔵庫と同じ方法で情報を扱うことができることだ。そこで問題が起きたとしてそれは、従来の方法論で対処できる。

一つ違うのは、ソフトを過去用いられたメディア、例えばCD-R上に記録し、それを読み取って使用できる装置のようなものが作られる可能性だ。しかし、この制度の下では、このような装置の違法性は明白である。いつの時代でも、違法なことは不可能なことではない。著作権に関する現状の問題点は、形式的に違法とされたものが、アンダーグラウンドに追いやられていないことだ。
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しかしLonghornに搭載されると言われている著作権保護機能等は、批判的な目で見る必要があるだろう。Microsoft(に限らないが)は、自社の利益のためにのみ``最新技術''を演出してきた過去があるからだ。

#例えば彼らは、まず初めに仕様の段階でセキュリティ的に問題を抱えた数々の``WEB技術''を投入し、次にそれを解決するために``最新のデジタル署名技術''を投入した。勿論証明書を手に入れるには、お金を払ってMicrosoftの審査を受ける必要があるのである。

恐らく一部の体力のあるメーカのみが``最新技術への対応''を謳った``最新版''をリリースし、雑誌等でもこの技術に対応する方法の特集が何度も組まれ、一時的にいくつかの市場が活性化し、それでいてマイナーなメーカは全く対応できないという状況になるだろう(何度も繰り返されてきたことだ)。その他の著作権保護技術についてもそうだが、企業が無節操にこのような技術を開発し勝手に運用すれば、情報という財の扱いは、企業側の視点に偏ってしまう。それはさらに「費用をかけて機能を減じる」というパラドキシカルな状況に繋がる。

#この問題とは別だが、廉価版とか、ジャンパピンの差し替えだけでコンシューマ向けにもプロ向けにもなるVGAカードとかはいい加減法レベルでの議論が必要だろう。

技術によって著作権を保護するならば、それは国家によって、何らかの制度の裏づけの下で、平等に提供されなければいけない。

#だけどなあ、大体SF世界では、国家の中央コンピュータと言えば、超凄腕のハッカー(SFなのであえてこちらの用語を・・・)でも侵入すれば無事には済まない代物なわけだけど、現実には、どうせF通がWindowsとVBで開発したシステムだったりするわけだし。無理だよなあ。一度立ち止まって足元をしっかり固めるべきだろう。住基ネットワークとかも制度自体は必要だと思うんだけど、現状ではなあ。

2004/05/10(月) ウイニィー
Winnyの作者逮捕だそうだけど、え〜と、金子勇ってひょっとして
http://homepage1.nifty.com/kaneko/
このNekoFightの人?3DCG関係で超有名な人なんだけど・・・。この人東大の人だって聞いたことがあるような気がするけれど、ちょっと不明。

んで、どこかのニュースで情報理工学系研究科だというのを見たのでそれを手がかりに調べたら
http://www.ipa.go.jp/SPC/report/01fy-pro/explorat/3dworld/3dworld.pdf
こんなのを発見。多分、この文書に出てくる金子勇は、渦中の人の金子勇だろう。問題は、NekoFightの金子勇と同一人物か、で。。。あ、Dって見たことがある。つまり
http://homepage1.nifty.com/kaneko/water3.htm
これ。

う〜ん、Winnyってこの人が作ったのかあ。気合入っているなあ。
え〜と、今回の日記のポイントは、今回の逮捕にコメントするつもりはなくって、
1.この論文しょぼい。
2.NekoFightはやっぱり凄い。
3.Kanekoさんもやっぱり凄い。
ってな所。
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http://kmkz.jp/mtm/
ネットでもそういう話が広がっているらしい。やっぱりそうなのか?

少なくとも現時点では有罪になる可能性は多分にある。何しろ法人化で東大自身が知的財産を武器にしようとしている時期なのだから、大学は彼を全く擁護しないだろう。そして司法は大体企業よりの判断を下す。

この件で有罪となったとしてそれ自体は、現状から考えて批判することは難しいと思う。ただ、有罪にしてそれで終りというわけにいかない問題であることは少なくとも言えると思う。

過去のもっともっと具体性の高かった財の扱いをそのまま情報という抽象的な財に適用し、ひたすら既得権を守ろうとする企業と、現在の社会の枠組みを維持するためにその場しのぎでそれらを認めてきた司法には、一般人のほとんどが漠然と疑問を感じているはずだ。メディアとコンテンツは今や完全に企業の視点から無分別に、ある時は分離され、ある時は同一視されている。

このような違和感は特に、常に知的な生産活動を行いながらそれに対して直接的な対価を受け取らない研究者層においてはさらに強いだろう。

ただ明らかな事だけど、全てを消費者の視点にたって行う、つまり、物質的な形で所有しているものに対しては、何を行っても良いということになれば情報社会は立ち行かなくなるのは当然だ。

とにかく、現在の騙し騙しの方法では、近い将来に何もかもが破綻するのは目に見えている。それは主張とか思想をとりあえず脇に置いて、客観的に構造を見ることができる研究者層の人間なら誰もが直感していることだろう。

結局Winnyが作られた最も大きな動機は、それを示すことだったのだろう。もちろんそれは崇高な使命感という類のものではない。ちょっとした苛立ちと悪戯心なのだろうが。ただ少なくともそれは、「情報の複写は無制限に認められるべきだ/無制限に可能にしてしまおう」という破壊的な思考でなかったのは確かだと思う。

デジタルデータは完璧な複写が可能である。PCで音楽を再生する時は、どんなデータ形式であっても、一度生波形データがメモリ上に展開される。コピーを禁じることは本質的に無意味だ。Winnyは匿名性の高いネットワークを構築し、その上でデータを拡散させた。それは実は、時間の流れを速めただけだ。

もちろん、意図的に著作権の大規模な侵害を起こしたことは事実なのだろうから、その点において作者が一定の罰を受けたとしてそれを批判することは難しいだろう。しかし、いつまで立っても放置される社会の構造的な欠陥を突付いてみたというのが今回のお話なのだから、それでも従来通りの裁きを行って、欠陥を放置し続けるのだとしたらそれは余りにもお粗末だ(大体、作者が泣いて悔い改めようと首をつって死のうとWinnyがネットワークから消えることは既にあり得なくなっている)し、大きな歪みを招くだろう。

しかし、、情報という抽象的な財を扱う社会的な枠組みってちょっとやそっとじゃ作れないよなあ。まず競争原理に基づく資本主義のような無邪気な枠組みでは無理なのは勿論だし。何か凄く巧妙に考えられた経済理論に基づく管理社会がどうしても必要だと思うけれどそんなものちょっとやそっとじゃ作れないだろうし。。。やっぱり情報の具体化のプロセスを秘密裏に後押しするしかないのかな。
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僕らの世代だと、この手の事件ではどうしても著作権を侵害した側に好意的に書いてしまう。人によってはこれでも十分ではないかもしれないけれど、ここまでは一応出来る限り客観的に書いたつもりだ。

ここから、少し作者に好意的な見方を書いてみたい。とは言っても、結構真実に近いのではないかと思う。

Winnyの特徴は様様な場面で暗号化を効果的に使うことと中継転送による高い匿名性だった。これが僕には、利用者各々の為に付けられた機能だとは思えない。これは単に、やはり情報社会の構造的欠陥を浮き彫りにするために、ごくごく一時的な匿名ネットワークを構築し、一定の期間理想的な拡散現象を可能にすることが最大の目的だったのではないかと思うのである。

2004/05/09(日) ゴジュッピキ
今日のtalesweaver。
1時間でアイテム13個。ありえん。
体感でいつもの三倍くらいの平原あひるに囲まれて、範囲魔法で頑張ってさばいたら、経験値が800くらい上がった。一匹あたり16入るので50匹いたらしい。この間5分くらいだと思う。すごい効率だ。ポーションの減りも激しいけれど。
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化学レポート一週間以内に提出って普通にきつくないかい。一生懸命書き書き。でも実験が簡単なので、結果まではすぐにできそう。問題は考察だな。カフェインレスのコーヒーから、カフェインがばりばり検出されてしまった。色々検討したけれど、標準溶液が混入したのでなければ説明がつかない。でもどのタイミングで混入したのだろう・・・。う〜ん。
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レポート下書き終り。んで、気分転換にtalesweaverにログインしたら。。。初めに狩った三匹のアヒルが全員アイテム落とし、さらに開始5分の時点で連続で二つアイテム獲得、開始10分の時点までにさらに二つ獲得。おいおい。どうなってんじゃ。でも、めちゃくちゃレスポンスが悪かったのでやめた。フィールド内には、スキル「爆」を使ってアヒルを複数同時に狩るボリスが多数。こりゃ重いは。

2004/05/08(土) マダ?
で、まだ菅さん辞めないの?
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無事NOISEの製本完了。めちゃ薄い〜。

集まる時間を早めにしすぎて、製本がめちゃ早くに終わって、そのまま解散。余った時間で本屋と東急ハンズに行って、ステレオミニプラグを購入。断線により右耳に音が出なくなったヘッドフォンのプラグを付け替えた。こういうときにハンダ付けができて良かったと思う。久し振りにステレオでサウンドを聞いた。

2004/05/07(金) フクダサーン
福田さんがいなくなったら、イラク問題がかなりやばくなると思う。
てか、年金未納の引責辞任とか言っているけれど、とっくの昔に官房長官に疲れて、辞めるタイミングを見計らっていたな。
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NOISE23の編集終了。そして原稿印刷、例によってトラブりまくったけれど終了。何というか、家庭用プリンタって信頼性低いよなー。レポート印刷の段になってトラブるとか、シケプリ印刷している間に夜が明けたとかそんなのばっか。ああ、レーザプリンタが欲しい。というか、レーザプリンタってのは高価であるためにかえって中古市場が発達していて、特にモノクロレーザなんて簡単に手に入ったりするらしい。古いやつだと電気代が気になるけれど・・・。

とにかく、初めての編集作業ということで結構どきどきもんだったけど大したトラブルもなく作業が終われて良かった、良かった。
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http://www.planex.co.jp/product/bwave/gwbst01.shtml
噂のアイテムを買ってしまった。
ところが、今使っている無線LAN子機の配置的に、こいつをうまく設置できない。しかたがなく、あからさまに親機からの電波を遮るように置いてみたら、、、接続がぶちぶち切れるよー。

どうやら、やはり効果はちゃんとあるようだが、このままでは使えない。ちょっと考えよう。

2004/05/06(木) サラニツヅキ
ごくごく普通の意見を極端に嫌うのは知識人層に常に見られる傾向だが、今回の場合それが世論全体で起きた。アメリカが始めたイラク戦争にも、それに協力して自衛隊を派遣することにも批判的だった世論は、NGOの三人の誘拐事件が起きたとき、「誘拐はいけない」と主張するだけというつまらない方向を殊更に嫌った。従って批判の矛先は日本政府(あるいはアメリカ)か事件の被害者の二者に絞られた。
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個人指導で疲労困憊。展開なんて気合で計算すりゃいいじゃん、で押し通したら信頼度ゲージが目に見えて下がってきたので公式を無理やり使ってみせる。発見的手法に頼るといざという時に困るぞー。

2004/05/05(水) ブッシツハ?
政治の話をもう少し書きたいんだけど時間がとれないので、先日ふと思ったことを。

物理学では(まあこの分野に限らないだろうけれど)伝統的な教え方が確立してしまって、それが本質を隠して却って理解し難い局面が多い。特に物理では、その段階では理論的な説明を(たとえラフな形でも)つける事が不可能な事項に、もっともらしい説明をつけるということがしばしば行われる。それが十分にもっともらしく学習者が容易に納得してしまうような物ならば余り問題は無い(もちろん完全に間違った説明がされていればそれは問題だが、実際にはこのような説明の多くは、真実の一側面を的確に表していることが多い)。問題なのは、厳密のゲの字も知らないような一般人から見てもあからさまに説明になっていない説明だ。

このような説明に出会うと、まず多くの人は、物理学をちゃんと分かっている偉い人が言った事なんだからどこかが端折ってあるものの正しい説明なのだろう、と考えて少しの間くらいはその説明を理解しようとする。しかし勿論それは無理で、物理学って難しい、と諦めてしまう。もう少しませた学習者だと理詰めでその説明のおかしさを指摘できるので、そう説明した人や本を馬鹿にしたりする。いずれにしろ物理学の普遍性にまた一つ疑問符がつけられてしまう結果となる。

物理学は現実の現象を扱う学問なのだから、現象論に留まる段階では胸を張って現象論的方法論をとればよい(もちろん理論的に解明する努力を放棄してはいけないが)。しかしそれには例えプロでも非常に大きな勇気がいるらしい。

僕は物理学部志望ということもあって、人よりは真面目に、このような似非説明を検討してきたつもりだったのだが、先日、「あっ、してやられた」と額に手を当ててしまったことがある。

量子力学の伝統的な導入では、光量子仮説とのアナロジーからド・ブロイ波に進む。簡単にシミュレーションすると
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アインシュタインは振動数ν、波長λ(ただしν=c/λ)の光がエネルギーe=hν、運動量p=h/λの粒子としても振舞うことが分かってきた。
〜中略〜
ド・ブロイは逆にそれまで粒子と思われていた物が、波動として振舞うのではないかと考え、光とのアナロジーから、エネルギーe、運動量p(ただしe=p^2/2m)を持つ粒子が、振動数ν=e/h、波長λ=h/pの波動として振舞うと提唱した。・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こんな感じ。そしてこの後我々はシュレディンガー方程式以下怒涛の計算に飲み込まれ、この導入部分を振り返る暇はなくなる。

しかしである、この導入の仕方では、まるで、「粒子と波動の統一」が実現したかのようである(実際そのように書く本も多い)。さらに言えば、光と電子(等の粒子)の統一的な扱いが示唆されているように見える。しかし、この導入の後ひたすら計算させられる題材は、電子の波動関数のみである。

光子とのアナロジーから物質波という考えに到達したというのに、光は一体どこに消えてしまったのか?

実際、光を量子論で取り扱うには、場の量子論が必要で、これは初等的な波動力学の範疇を著しく超えている。そう考えてみると、光量子仮説から物質波に至る議論に何らかの意味を見出そうとしても、そこには次元解析以上の物はないのである。

#ただし、場の量子論に至ると、結局電子は光子と同様に扱えるようになる(らしい(汗))。だから、そのよ光と電子にアナロジーを見出すのは間違ってはいないのだろう。しかしそれでも、初等的な波動力学の導入をこのように行うのはどう考えてもおかしい。

2004/05/04(火) いつだかのツヅキ
そもそも、ただの国民が主張する自己責任論はともかくとして、政府関係者の主張する自己責任論はそのまま読むと意味不明である。自己責任であると主張するならば、政府は何もしなければ良い。当たり前のことだが、誘拐事件の被害者が救助活動をしたわけではない。

また、かかった費用について、殊更に「自己責任であるから請求すべき」と(主にマスコミに対して、例によって血税という言葉を濫用して)主張した人が何人かいた。しかし実際には、例えば山岳救助等では遭難者にどのように費用を負担させるのかがそもそも通例として決まっていて、そういった事例にならって淡々と処理されたのだった。

結局、政府の主張する自己責任論は、外国に対するものでも、誘拐された三人に対する苦言でもなく、日本国民あるいは世論に対するアピールなのである。つまり、イラクに滞在している邦人をどうして放っておいたのか、等といった批判に対する牽制である。

それはつまり、「行くなって勧告だしといたのに勝手に行ったのはあいつらなのにー、最近はNGOの顔もでかいし無理やり連れ戻すなんてできねーじゃん、それで事件が起きたら批判されるのは俺たちなんだぜ、やってらんねー」という``拗ね''から来た愚痴なのである。

ところがこれが実は世論に受けいられた。といより、世論にも既にその流れがあった。
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このまま続き書こうと思ったら・・・。A4サイズで編集してたよ。もう泣きそう。と思ったらプリンタドライバ君がA4->B4に縮小印刷する機能を持っている。フォントサイズがおかしくなければこれでゴー。

2004/05/03(月) ヘンシューホボシューリョー
編集ほとんど終わったー。編集の時間のほとんどが自分の原稿書きだったような気がするが気のせいだー。お知らせとか奥付とかは明日ー。明日こそは韓国語のベンキョーせねばまじで進級が危ないー。

2004/05/02(日) バシバシ
TalesWeaverはやっとlv14。
範囲攻撃魔法で効率を上げようとしたのだけどポイズンゼリッピではうまくいかない。余り攻撃的ではないためいくら攻撃しても自分にひきつけることができないからだ。

んで、しばらくさまよっていた所、セルバス平原(7)の狂えるベービング(いやcruelだっけ)とカニボレ、トトがなかなかに好戦的で、そのくせ大したダメージを食らわず、しかも余り時間をかけずに倒せることが分かった。カニボレ、トトは入る経験値が7とちょっと物足りないが、カニボレはMP回復アイテムが手に入るし、トトはわらわらと集まってくるのでかなり効率が良い。狂えるベービングは経験値13入るので、常に一匹か二匹は自分の近くに置くようにして、カニボレとトトを集めながら「爆」を使いまくる。これで2時間程でlvアップできるようになった。

でも多分、先に進むと範囲攻撃魔法は使い物にならなくなるんだろうなー。

兄が携帯電話にホログラムなシールを貼り付けていたのだが、見せてもらったらフルカラーじゃないかい!と思ったのは多分勘違いで、単色ホログラムのフィルムを二枚くらい重ねているのだろうけれど、それでもいかにもホログラム〜といった感じの雰囲気(やけにぼけているオレンジとか緑色とか)が全くなくって、写真と同程度の現実味がある。すげー。

大体ホログラムってのは、やけに神秘的に見えるけれどその原理は高校物理レベルのめちゃ簡単な物で、しかも写真技術と違って原理的にフルカラーな代物なので、実質的には材料工学だったりする。だけどそれが中々大変で、あらゆる色域に対して高い感度を持つ超高解像度の感光材なんてそうそうあるもんでもない。
#ついでに、そのような材料がロシア企業に独占されていて、あちらの政治情勢がもろに響くといった事情もあるらしい。

それで結構進歩がゆっくりな分野だったりするんだけど、もう結構いい線いっているんだなあ。

自分が生きているうちに、3DCGソフトでホログラム用データ出力->出力センタでホログラム出力(10cmx10cm程度で5千円以内)なんてのができるようになって欲しい。家庭用ホログラムプリンタは諦めるとして。

2004/05/01(土) スタースイート
せっかくのゴールデンウィークなのに、超やる気なしモードになってしまった。今日は自動車教習があったのでちょっとだけモチベーションが回復。最短ではこの次にもう仮免の試験が受けられるはずなのだが、実際は真中くらいでAT車の体験をした。

文芸部で五月祭に向けて準備しているNOISEは、まあ僕が編集することになったのだが、かなりの人数が参加することになってしまった。原稿も至極順調に集まった。編集者の当然の権利として、自分の原稿が全然締め切りに間に合っていないのは秘密だ。

編集にはStarSuiteを使っているのだが、やはり片手落ちというか、汎用性に欠けるところが多い。ページ番号を途中で変更することができないし(ページ変数の設定/表示とやらがそれっぽいのだが変な挙動をするし、第一目次で使用されるページ番号はドキュメント全体を通してのページ番号のみだ)、右ページ=奇数ページ/左ページ=偶数ページとなっている。

まあどうにか解決したけれど、自分好みの、表紙等の別に用意するページについては大きく「表紙」と書いたようなダミーページを用意して、一冊の本全体を一つの文書ファイルにまとめるというのは諦めるしかなさそう。仮組みが簡単なんだけど…。ケアレスミスが誘発されそうで怖いけれど…。

そういえば、左右ページを並べて表示しながら編集ってのもできないなあ。プレビューはできるけど。

ただ、それでも論理デザインもどき/目次自動生成/ヘッダ,フッタという必要最低限はきっちり用意されているので、ソフトウェアに人間の方があわせるようにすれば、なかなか効率的に編集が行える。ワープロソフトも捨てたもんじゃないなあ。
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森博嗣のオフライン版WEB日記(なんのこっちゃ)を買ってしまった。あと、麻耶 雄嵩がいつのまにか本を書いていたので買ってしまった。


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