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2004/05/04(火)
いつだかのツヅキ
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そもそも、ただの国民が主張する自己責任論はともかくとして、政府関係者の主張する自己責任論はそのまま読むと意味不明である。自己責任であると主張するならば、政府は何もしなければ良い。当たり前のことだが、誘拐事件の被害者が救助活動をしたわけではない。
また、かかった費用について、殊更に「自己責任であるから請求すべき」と(主にマスコミに対して、例によって血税という言葉を濫用して)主張した人が何人かいた。しかし実際には、例えば山岳救助等では遭難者にどのように費用を負担させるのかがそもそも通例として決まっていて、そういった事例にならって淡々と処理されたのだった。
結局、政府の主張する自己責任論は、外国に対するものでも、誘拐された三人に対する苦言でもなく、日本国民あるいは世論に対するアピールなのである。つまり、イラクに滞在している邦人をどうして放っておいたのか、等といった批判に対する牽制である。
それはつまり、「行くなって勧告だしといたのに勝手に行ったのはあいつらなのにー、最近はNGOの顔もでかいし無理やり連れ戻すなんてできねーじゃん、それで事件が起きたら批判されるのは俺たちなんだぜ、やってらんねー」という``拗ね''から来た愚痴なのである。
ところがこれが実は世論に受けいられた。といより、世論にも既にその流れがあった。 ------------------------------------ このまま続き書こうと思ったら・・・。A4サイズで編集してたよ。もう泣きそう。と思ったらプリンタドライバ君がA4->B4に縮小印刷する機能を持っている。フォントサイズがおかしくなければこれでゴー。
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