Rukeの日記
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2004/04/13(火) ブンポー
もう、文系科目は適当に登録して、シケプリが手に入ったのだけテストに出る、という軟弱プランでもいいかな、と思っていたのだが、興味を持てる講義が見つかった。「思想・芸術一般 意味と文法」。

そもそも僕は、小学校時代は文法がかなり好きだった。日常的な文章から用法の例を探し出したり、例外を探し出したりするのが楽しかったのだ。

しかし、中学・高校と古典文法しかやらない。勉強を自発的に行う前の段階で持っていた興味はあっさり消えてしまった。

しかし今日、教室に入ってみて、なんだか昔の興奮を思い出し、一番前に座ってみたりなんかした。そして、先生が黒板に文字を書いたとき、衝撃を感じた。そうだ、忘れていた。日本語は縦書きなんだよ!これが決定打。履修決定。

もう他の文系科目は一つもとらず、これのみに絞って真面目にやるつもり。後は語学を真面目にやれば、成績については心配ないだろう。
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そうそう。ラテン語はあきらめた。まあ仕方がないだろうが、やはり少しさびしい。時間を見つけて少しずつ自習してみたい。

文法の授業は、初回でガイダンスにも関わらず、「も」について結構つっこんだ講義が行われた。用法について発言を求められて、「さもおかしげに」を挙げたら、「さ」が「さよう」の「さ」で、つまり「そう」の古語であり、現代文法での対応する用法はないようだからと却下された。何となく悔しくて「そうも言う」を譲歩的な意味を持つ用法としてあげたのだが、想定している文脈がうまく伝えられず逆接前句中の「も」に、但し書きで「(譲歩の場合も)」と書かれてしまった。

「(…言い訳をとうとうと)」「要は何もしなかったんだろ」「そうとも言う」

こんな感じを想定したのだが。というかこの例を挙げればよかったのか。そもそも、「食べても良い」は許可の意味に見えるが、「どうか食べてください」「食べても良いけど…」という文脈を考えればこれは譲歩。つまり、許可と譲歩は二人称と一人称という対応があり、可能が挙げられていて譲歩が挙げられないということはあり得ない。

そうそう、大昔からある、ちょっと異端な用法として

・評価(注釈語+も)
  早くも到着した
・詠嘆
  これも運命だ
  おじいさんも年をとりましたなあ

というのが挙げられたのだが、詠嘆の方の例文はどちらも、他の用法の範疇に入れられる気がする。で、しばらく考えたのだが、キャンパスでばったり会った後輩に「お前も良く入れたなー」ってのがかなり良い例になっていると思う。

こういう文法論議の、身の回りから例/例外を探し出す時の頭の働かせ方がなんとなく好きなのだ。

2004/04/12(月) やっちまったよ
繰り込み群の講義という、今学期取る科目の中でメインのつもりの講義にいそいそと出かけていったわけですが…。

教室にはだれもいない。普通休講の場合でも、休講を知らずにやってきて他にすることもないひまな人達がたむろしているものなのだけれど完全に無人。教室を間違えたかと思って同じフロアの他の部屋を見ても誰もいない。そう、他の部屋も無人という時点で気づくべきだったのだ。。。しかしこの時点では漠然とした違和感しか感じなかった、愚か。

掲示板を見にいく。教室決定、変更、ガイダンスの時間の指示がたくさん貼ってある。しかし該当するものはない。休講の掲示を見る。やはり貼っていない。というか、火曜日以降はちらほらとあるのに、今日の所だけは何も貼っていない。そう、ここにも明らかな伏線があった。あっさりと見過ごしてしまった。

とにかくしばらく時間をつぶさなければいけない。先に昼飯を食べてしまおうと思い、生協食堂に向かう。その途中でようやく、校内の人口密度が普段より小さいことに気づく。この時点でまず考えたことは4/12って休日だったっけ?ということ。あほの極み。

4/12は自分の知る限り休日ではないのだが、念のため時間割の見返しに記載されている日程表を見る。ここでようやく入学式で授業がないことを知った。…やっちまった。

大体、研究棟は普通に活動しているので、休みっぽさが足りなすぎるんだよ、大学は。全く。

結局今日発売のメフィストを買って帰って、talesweaverとラテン語の復習と自動車教習で一日が終わった。S字とクランクはだいぶうまくなったけど、坂道発進がどんどん下手になっている。

talesweaverはきのこ狩りが中々効率よい。クレイシールドを常に使って、ctrl+クリックで通常攻撃を自動で当てつづけると、HP,MPとも大局的には減らない闘いが出来る。んで10強の経験値がもらえる。現在lv7。コンボは2連までだけど、スキルを使ってコンボをキャンセルするテクニックを磨いて、どうにか5コンボが常時出せるようになった。最高で9コンボまで行った。しかし動作が遅いので、コンボというよりはただのディレイキャンセル。爽快感が全くない。

2004/04/11(日) オンラインアールピージーナンテヒサシブリ
文系科目については、特に興味のある分野というのがないため、シラバスの最後にある曜限ごとの科目一覧を逆評定と照らし合わせるという作業を延々と。

で、思ったこと。人の名字の5割が読めない。留学生とか大変だろうなー。

昨日の時点で見落としていたのだけど、美術論というのが展覧会を見に行って感想文を書くだけというおいしい科目らしい。もっとも基本的には、どんなに単位がとりやすくても興味がわかなければ取らないことにしているのだが(逆評定使いまくりでこんなこと書くのも随分な偽善だが)、ふと、たまには絵画など見に行ってもいいなー等と思ってしまった。

そういえば、自分でもすっかり忘れていたけれど、僕はエッシャーのファンなのです。はい。
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でろ君につられて、talesweaverなるゲームをはじめてしまった。
http://gameweb.nexon.co.jp/talesweaver/
といってもやり込めるほど時間はとれなそうだが…。
#こういうプレイ時間が最重要なゲームで致命的な問題だ…。

それにしてもDiabloライクな所が随分とある。これ、内部的には地形の高低差がないってのは周知の事実なのだろうか。Diablo2ではそれを逆手にとったエッシャーの騙し絵世界という秀逸なマップがあって滅茶苦茶嬉しかった。データ的には移動可能範囲を定めて、マップ上にオブジェクトを適当に配置するだけという単純な構造をとっているからこそ、マップ全体を一枚絵にしてしまえるのだ。

ただDiablo2でも、この移動可能範囲が正方形セルで管理されているようで、つまり崖の縁ぎりぎりまで移動できない問題があって、プレイヤに微妙なストレスを与えていた。このゲームでも同じことが起きている。アクションゲームとかでもそうだけど、見えない壁を感じてしまうと、物凄いストレスになるものだ。

ちなみにサーバはトレバチェスでIDはRuke、名前はTheTangled。魔剣士型のボリス・ジンネマン。相手を凍らせて剣でがしがし削る(ってまんまDia2のソーサじゃん。)スタイルが出来たら良いな♪

2004/04/10(土) アタマガフットビソウ
時間割組む作業って本当に複雑。

ついでに単位を真面目にチェックしたら、実はかなりギリギリであったことが分かった。今学期文系科目を1科目とればちゃんと単位はそろうのだが、その状況で余剰単位数はなんと1。実際にはもう少しとるにしてもかなり少ないほうだろう。まあ基本的に取った科目は真面目にやっているからなあ。密度が高いのだと思い込む。

いまの所の履修予定
a:ほとんど出席する予定
b:たまに出席する予定
c:出席しない予定
*はガイダンスを聞いて判断する講義
なお、火ニ限の怪談教室は興味があるのだけれど、曜限の配置的に多分とらない。でもどんな人なのか興味あるのでガイダンスだけ行ってみるつもり。


1
2
a現代物理学(繰り込み群)
3
b*人間行動基礎論
4
5
a*ビジュアライゼーション
or
a*複素関数論


1
c科学史
2
b*怪談教室
3
aラテン語
4
c*人間・環境一般(交通システム)
b*適応行動論
b*思想・芸術一般(意味と文法)
5
a*物理と数学III
or
a*情報統計力学


1
2
b英語I
3
4
5


1
2
3
a韓国朝鮮語
4
a数理科学II


1
a物性化学
2
a数理科学III
3
a実験↓

2004/04/09(金) クビノカワ
首の皮が結構分厚く繋がったぞ。
総合科目が思ったより悪かったのだけど、基礎講義が思ったよりも全然良くって、平均点は0.2点のダウンに留まった。というか、韓国朝鮮語を真面目にやっていたら、総合科目をがんばるよりもよほど簡単に高得点になっていた気がするのだが後の祭り。

というか、韓国朝鮮語、平均点合格ならず(死)。

来学期理物に内定とれたら(不合格科目があるのに内定を想定して計画たてるのもあれだが)他クラス聴講なんてやっている暇はなさそうなので、今年は二外をめちゃ頑張って、4学期通しての平均点合格を狙うしかない。

それはそうと、もうこうなると、総合科目は文系科目一科目しかいらないぞ。本気でラテン語オンリーいくか。
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この時期に多くの学生が思うことだと思うけれど、システムがどうの工学がどうの情報がどうのソフトウェアがどうのという人達を大量に抱えている大学の履修登録はどうしてこんなにも原始的かつ素朴なのだろうか。

WEBベースでも専用のソフトウェアでもいいから、時間割表の各曜限を選択するとその曜限の科目の一覧が見れて、さらにその科目の紹介が見れて、さらに共感のWEBサイトやその講義のWEBサイトに飛べて、ついでに選択科目のカテゴリ検索、全文検索とかが出来て…。こんなのすぐできるだろう。

今日の成績表配布も原始的だった。何しろ事務員が分厚い成績表の束から手で探し出すのだ。列を整理する人もいず、列の1/5くらいの所に課類を示す立て札があるため後ろの方は大混乱。もう切れそうになった。

恐らく12:30にはちゃんと一端打ち切ったのだろう。

2004/04/08(木) フユーケンキューシツ
森博嗣の浮遊研究室3未来編読了。

取材旅行は単に事務処理上そう呼んでいるだけだ、と明言してあったのは珍しい気が。まあ公然の秘密ですが。

読んだ本を棚の一番左側にしまうようにすると、自然に使用頻度順に並ぶというのは慧眼だと思った。

部屋を散らかし放題にしていて「でも必要なものがどこにあるのかは把握していてすぐ取り出せる。むしろ片付けたらどこに何があるのかわけわからなくなる」と主張する人がいるが、これは確かに根拠があるわけだ。ただそれはつまり、使用頻度の低い物の位置は必ずしも把握していないということで、それを認識していないと痛い目にあうだろう。

鉱石ラジオとかゲルマニウムラジオとかの話が出てきたが、こういったものをはじめて知ったときには、現在普通に見るラジオよりもハイテクに感じたものだ。電磁波を単なる信号として使うだけでなく、それ自体電力源として使う。余りにも合理的だ。このレベルの合理性を感じたものといえば、他には電波時計しかない。

それから私の夢は、地球に超強力な電磁波の定常波(キューメンチョーワカンスーでいいのかな?)を立てて電源プラグレスを実現するということになった。

どうでもいいけど、「モリヒロシ」で変換すると守弘氏,護煕氏,,,といった系列しか出てこない。
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量子論では時間が、変化を司るパラメタとして入っているように見える。だけど、
時間発展演算子U(t)の1次までの展開U=1+Ht
並進変換の演算子T(a)の1時までの展開T=1+Pa
#ただしこのPは通常の運動量演算子とはプランク定数分異なる
といった対応を考えると意外にもそうではないなー、なんて思った。

考えているものが変換というよりはむしろ対称性ならば、状態ベクトルが変化するよりも、演算子の方が変化する方が自然だなー、ああ、ハイゼンベルグ描像なんてあったなー、なんて思った。

ていうかこうして見ると、一般化されたシュレディンガー方程式って奴、何の意味もないじゃん。少なくとも形式的には、量子論の本の時間発展の章は必要なくて、ユニタリー演算子の章があればよい。

2004/04/07(水) ジッケンノヨシュウ
サークルオリ。懐かしい人々に会った。
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実験の予習。先学期の半分くらいで、かなり効率的な手順を習得したつもりだったのだが、完全に抜けている。手順をいったん整理してから、原理とか解析法とかをひたすら計算しながら書きなぐる、という感じだったかな?

それはともかく、休み中は、時々気になったことを本で調べてはホワイトボード(前から欲しくてついに購入したのだ。小さいやつだが)で考えをまとめる、という非常に散発的な勉強しかしていなかったのだが、久しぶりにノートを広げて勉強してみると、うわ、この机勉強しやすいよ。ちょっと感動。やっぱ、本-ノート-本ぐらいまでは重ならずに広げられないとね。その状況で目の前にはパソコンがあるし、読みかけの小説を置いておく場所もあるし、サイドテーブルに飲み物と食べ物は置けるしで、完璧なマルチタスクである。1年間待って慎重に選んだ甲斐があった。
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文系な人とかに聞いてみるもやはり文系科目を決められない。というか、自分の興味の余りの狭さにいまさらながら気づく。文系科目よりもさらに工学系、生命系が嫌いだったりする辺り、選択肢が狭すぎるのである。何というか、どうしても先人達のやったことを学ぶしかない領域というのを避けてしまう所がある。それは恐らく傲慢だということだと思うし、どうにかするべきだろう。

どうせ今学期は多くの科目は取らないのだから、3科目程度を真面目に選んで、その3科目はちゃんと学んでみようか。

2004/04/06(火) ジーユーアイ
http://www.aci.com.pl/mwichary/guidebook
圧巻。いろんなシステムのGUIがたくさん。
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昨日シラバスをもらってきた。

それにしても必修が5コマとは。実は先学期までで進振り用点数がほぼ決まってしまったらしい。ぐへ。

理系だというのに数学は全て選択だし、物理はないし。化学は物性が必修で有機と無機が選択。ちなみに物性と有機は1限。取ってほしくない/出席してほしくないのであろう、と勝手に決める。

単位の足りない分以外はほとんど取らず、ただ輪講形式のゼミを一つ二つとって、それと語学を気合入れて頑張るというのが今学期の予定だったのだが、なんか輪講形式のゼミで興味にあうのが全然ない。

去年の一学期は「物理学における幾何学的方法」の原書の輪講とか、興味をひかれるゼミが多数あったのだけど…。

今の所まあ取っても良いかな、と思えるのは火5限の「情報統計力学とは」なんだけど、これで扱う「スピングラスと連想記憶」って、岩波が出してる「物理の世界」シリーズの情報分野の一冊目だよなー、確か。100ページに満たない日本語の本を輪講してもどうしようもない気がする。

後、個人的に嬉しかったのは、非常に気に入っている難波誠先生の「複素関数 三幕劇」を教科書に指定している講義があったこと。気に入っているとか言っているわりに、読破にはほど遠い状況にあるので、とってみても良いけど。ただこの月5限には、他にもいくつか興味をひかれる講義がある。というか、取っても何も自分の為にならないと分かってはいるんだけど、「ビジュアリゼーションの世界」を取ってしまいそうだ。

まあ、結局必修科目のほかには、文系科目2〜3個(これは単位の為に絶対必要)、理系科目2個〜3個程度(点数用の保険一つと、後は興味優先で適当に)。そして気力次第でラテン語。

気力次第というか、ラテン語やる気は十分にあって、多分気力が減じた場合先に切るのは韓国語だというのが大問題だ。
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というか、相対論的な法則に至っては、世界についての全ての情報が、超空間中の一点を指定することで決まってしまう。他の時間をパラメタとして扱う通常の決定論的法則でも状況は同じだ。

やっぱり、Theory of Everythingという考え方に無理があるのか…。

つまり、世界は閉じていないということかな?

2004/04/05(月) ツヅキ
なるほど、考えがまとまってきた。

対称性が見出されるプロセスを考えてみる。例えば並進対称性と回転対称性。

数個の粒子をある初期配置において、その後ある運動が観察されたとする。しかしそれだけでは、その運動が粒子間の相対配置のみによるものとはわからない。別の場所で相対配置が同じになるように置いてみて実験を繰り返すことで、初めて対称性が見出される。

しかし、完全に等しい相対配置は無理であるし、外的な要因の完全な排除も無理である。こうしてみると、対称性と同じくらいに、法則の持つ連続性が重要であることがわかる。

物理の基本的な考え方に従えば、我々の世界というのは、結局多くの変数の集まりにすぎない。そのような多変数系が豊かな内容を含むのは何故か。「アヒルがガーガー鳴きながら亀を追いかけている」と記述できるのは何故か。

それは似た状態から似た現象が生まれる、という事実に基づき、様様なスケールで現象を分類することが可能だからである。それは言ってみれば、我々は波動関数の時間発展を示すことなく小説を書くことが可能な理由である。

変数とか状態量とかいったものは、対象を分析するために導入された人為的なものである。世界が本質的に保有している情報を浮き彫りにしようと、変換や対称性といった考え方が生まれてきた。しかしこの考えをさらに進めれば、世界を特徴付けるのは、その連続性の構造であるということがわかる。

それは、状態空間Sの選択と、S上の何らかの幾何学的図形sのトポロジーで決まる。

ここからはよくわからないのだけど。

なんとなく、時間という特別なパラメタがあるように感じるから、法則がs->ds/dtの形の写像であると考えるなら、先に書いたように、sが1よりも大きいフラクタル次元を持たないと、Sの構造が効いてこないため、豊かな世界を表現することができない。

しかしそうなると、sにはもはや実数パラメタtを振ることはできない。つまり、例え法則がs->ds/dtの形の写像であるとしても、このtは世界内部に芽生える時間概念と直接的な関連を持つとは考えがたい。相対論的な考え方からいっても、sの持つ不変量への連続なラベリングの一つが時間であると考えるのが自然だ。

すると、sとしては単にS上の任意の幾何学図形を考えればよいことになるかもしれない。この場合フラクタル性を持たなくても、sはトポロジー的に豊富な性質を持つだろうから、フラクタル性を要求する必要はないかもしれない。
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4/1に書いたgeoshellのlinux対応の件。エイプリルフールだそうで。う〜ん、確か、3/31の夜に確認した情報だと思うんだけど。。。時差か?
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そもそもの問題意識が簡単にまとめられた。
世界の状態が非常に大きな次元を持つ(量子論では複素関数空間L等も出てくるので次元という言い方は適切ではないだろうが)完備空間の一つの元で指定されるのだとしても、それが単一のパラメタtにより時間発展すのであれば、実際に実現する状態はたかだか全実数程度。

つまり、せっかくの大きな自由度が全然活かされていない、というのが問題なんだな。

2004/04/04(日) ムスビメ
3/31に書いたことが、結構とんでもないことな気がしてきた。

とりあえず、実数とか連続とかいうものを実現することは、世界にとって最も重要な基本的能力である、というのがわかった、つまり森羅万象の理論における状態空間は、近似的な意味でなしに完備であり状態の変化は連続、ということだが、その上でも問題は残る。

なにしろ決定論的な世界では、時刻と状態の間に
t<->s(t)
なる対応がつく。

実際、例えば古典的な解析力学で自由度4の系の運動は、q1(t),p1(t),q1(2),p2(t)で定まる曲線の軌跡であるが、滅茶苦茶な座標変換まで考えにいれれば、本質的にはループかループでないかの違いしかないとわかる。無限遠点を付け加えて球面と同相にすれば、全ての運動は同等ということになる。

世界の内部での観測についてはなんの問題も無い。変数は観測方法と切り離して考えることはできないからだ。

しかし森羅万象の理論はどうだろうか。
神様は特別な写像を決めていて、s(t)から「アヒルが走りながら亀を追いかけている」のような情報を取り出せるのかもしれない。しかし、我々が観測という行為を行う、といった場合、それは実際にはs(t)が表す現象にすぎない。つまり、神様が勝手に決めた写像など、世界の内部からは知ることはできず、世界で起きる全ての現象、世界の持つ全ての性質はs(t)が何らかの形で持っていなければならない。

すると、世界の作り方の自由度は、本質的には状態空間の選択のみということになる。神様がどんなに気合を入れて物理法則を定めようとも、状態空間中の状態の軌跡は、ただの曲線にしかならず、全ての法則は同等なのである。

確かに今の物理学は、物理法則すらも還元主義の対象にしようとしている。つまり、物理法則を特定の対称性の帰結として捉えようとしている。しかしそれにしても、これでは対称性が多すぎる。

ここ数日、この事が頭から離れない。すごく基本的な誤りをしている気がして、誰かに聞いたほうがいいや、と思いつつ、これが重大な問題のような気も確かにする。

んで、この考え方が根本的に間違っている、というのは置いておいて、この線で考えを進めるうちに、中々ちゃんとした解決に思い至った。

とりあえず、世界の持つ全ての性質が、軌跡のトポロジー、即ち結び目の理論によって決まるのではないか、ということはすぐ思いついたのだが、それを正当化することが難しい。

実際に実現する状態はs(t)のみである以上、状態の軌跡の連続性さえ保たれれば、状態空間の連続構造をびりびりに引き裂くような変換だって許されるからである。つまり、結び目をほどいてしまうような変換で結びつく軌跡同士も同等ということになる。

#世界の内部で芽生える時間概念の連続性はs(t)の連続性を継承するはずである。状態空間の連続構造を反映しないような変数をとろうとも、それは世界を外部から見た場合の写像でしかないからである。重要なことは、状態空間において``近さ/遠さ''があれば、世界内部でもどうにかして``近さ/遠さ''が見出されるだろうということだ。状態空間及びs(t)が連続性を持っていれば、世界の内部で連続性が見出され、時間が生まれると期待される。従って、外部からこの世界を眺める場合も、s(t)の対称性を保つ変換のみを考えるべきである。

ならばs(t)が空間を埋め尽くせばどうか。

と考えてはたと思い至ったのがカオス。つまり、s(t)がカオティックならば、その軌跡は1次元図形にも関わらず、2次元以上のあるまともな領域Dを埋め尽くす。

この時、Dのトポロジーを変えてしまうような変換は、s(t)をずたずたに切り裂いてしまうことは容易に想像できる。従って、考えるべきはDのトポロジーを変えない任意の変換によって不変なs(t)の性質である。
#そのような変換は、すぐに、状態空間全体の連続構造を変えない変換に拡張できる。s(t)が通らないところはどうでも良いのだから。

すなわち、世界の作り方における神様に許された自由度とは

1.完備な状態空間Sの選択
2.S上のフラクタルな曲線sのトポロジーの選択

すなわち、森羅万象の理論とは、一般的な完備空間上でのフラクタル性を持つ結び目の理論である、ということになる。確かに、そのようなものすご〜く長く複雑な結び目は、連続にラベリング可能な不変量をたくさん持つだろうと期待できる。そのラベルこそが世界を記述する変数で、そのラベリングの任意性が、世界の対称性なのだろう。

さらに、こうなると、世界内部での時間概念とtにはおそらく何の関係もないだろうと考えられるから、世界の作り方とは
1.完備な状態空間Sの選択
2.S上のフラクタル図形の選択
となるのかも知れない。ここはちょっと見極められないが。。。
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セオリ〜オブエヴリシングなんていうトンデモちっくな見方はともかくとして、カオティックな軌跡と結び目の理論の関係が、物理において本質的に重要そうだ、というのは多分かなり正しいだろう。

2004/04/03(土) キャンセル
ぐわー。教習の時間間違えたー。キャンセル料1000円だとー。キャンセル待ちの人がどうせいるんだからそんなものいいじゃないかーこんちくしょー。
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長らくほうっておいたlatex2htmlに再挑戦。
というか、netpbmを他のパッケージで入れなおしたら動いた。

方法をまとめると
http://auemath.aichi-edu.ac.jp/~khotta/ghost/
よりghostscriptをインストール。
なお、http://auemath.aichi-edu.ac.jp/~khotta/ghost/install.txtを読め、とあるが、インストーラ付きだし大丈夫だろ、と思って読まずに入れたら、日本語が表示できなかった。実はフォントの設定を手動で行わなければいけない。install.txtに従ってちゃんと設定する。

http://www.activestate.com/
よりactiveperlを入れる

http://netpbm.sourceforge.net/
よりnetpbmを入れる。このとき、mingw32版ではうまく動作しなかった。cygwin版はうまく行った。

#windowsにunix系ツールを導入する場合、余り依存関係がごちゃごちゃになるのは都合が悪いので、余りcygwinに頼りたくはない。しかしまあこのような独立したツールの場合cygwin1.dllさえあれば動くはずである。cygwinを導入していない環境に導入する場合、cygwin1.dllをどこからか探してきて、system32ディレクトリにでも突っ込んでおけば動くだろう。個人的にDJGPPはもっと嫌いなのだが、これでも動くかもしれない。

環境変数pathがnetpbm,perl,ghostscriptの各binディレクトリ(ghostscriptはlibも)に通ってなければ通す。

んで、
http://www.latex2html.org/
からlatex2html-2002-2-1.tar.gzを落とし、解凍。prefs.pmをテキストエディタで編集。とりあえずpathが各ツールにちゃんと通してあれば、PREFIX(インストール先ディレクトリ)を
$prefs{'PREFIX'} = 'c:\latex2html';
等と書き換えればよい。
config.batを実行。さらにtest.batを実行。testsl2htestindex.htmlが正常に生成されているのを確認して、install.batを実行。
最後にprefixに指定したディレクトリの下のbinディレクトリにpathを通す。

2004/04/02(金) サカミチ
一週間空いたら坂道発進ができなくなっていた。泣。
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消費税の税込み額表示に関しては
http://www.shotenin.hmcbest.com/dekigoto/dekigoto2004-3.htm
こんなのとか、結構面白い話がありますが…。

そもそも、割高感を持たれるので仕方なく値下げするとかなんとか、わけ分からない。消費者はそんなに馬鹿じゃないでしょう。今までだって、瞬時に税込み額を計算するのは日本人の基本スキルだったわけだし。

ただ、そう考えて一店が値下げすると、競合する店舗も値下げしなければいけない、というふうに競争原理が働くのは考えられる。

#競争原理って、神の手というよりはむしろ集団自殺だよなー。

そもそもこの決定は、将来の消費税アップに備えて、消費税が上がっても見かけ上は値上げに見えるようにして、負担を店舗に押し付けようという下らないアイデアらしいので、増税に対する賛否は別として、このような国民を馬鹿にしているとしか思えない態度には断固抵抗すべき。

ただ、いわゆる#キュッパの類の値段は、消費税を加味するとぴったりの値段になるかのように期待させておいて2円端数が出るというなんだかむかつく値段設定なので、この期に是正されるのは大いに歓迎。

2004/04/01(木) エイプリルフールヲウタガッテモハジマラナイ
4/1になりました。大学生を馬鹿にするのには
1.自分の大学名を漢字で書けないと馬鹿にする
2.自分の大学の学長(東大だと総長だっけ?私大と違って偉い人が余り分かれていないはずだけど。。。)の名前を言えないと馬鹿にする
という段階があって、東大生の場合1.の心配はないわけですが、私の場合今までは2.もクリアしていました。しかしこの度ついに
3.自分の大学名を言えない
という段階が追加されてしまいました。もう言えないぞ、正式名称は。
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http://www.trc.co.jp/1367/04016631.jpg
シュールレアリスムか?
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http://www.geoshell.com/index.asp
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
After much thought and consideration, the GeoDevs have decided that the next big thing for GeoShell will be a port to Linux!
We have yet to iron out all of the details, but we're quite excited about the possibilities. Unfortunately, since it will be a large and time-consuming project, we regret that we have to freeze development on the Windows version until the Linux version is useable.
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
だって。Linuxって色々な機能がきちんと分離されているから、GUI環境を構築するにも理想的なプラットホームだと思うんだけど、ウインドウマネージャに中々良いものがない気がする。それにしても、Windows版の開発に要した手間が馬鹿らしくなるほどスムーズに移植できてしまうのではないかと思う。GeoShellが移植されたらLinuxを試してみてもいいなあ。

#プラグインの移植は大変そうだけど。

Windows版の開発をしばらく凍結するとあるけれど、プラグインの開発がコミュニティの中で活発に行われれば、代替シェルとしては既に完璧な完成度に達しているから問題ない。むしろバグフィックスに徹することになれば、飛躍的に完成度があがるのではないか。

それにしても``We have yet to iron out all of the details,''この下りだけど、こんなところにyetが入るんだなー。ほー。
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森博嗣の浮遊工作室3未来編を買った。まあ、面白い所は面白い。
物理と対称性というストレートなタイトルの本も買った。


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