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2004/04/08(木)
フユーケンキューシツ
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森博嗣の浮遊研究室3未来編読了。
取材旅行は単に事務処理上そう呼んでいるだけだ、と明言してあったのは珍しい気が。まあ公然の秘密ですが。
読んだ本を棚の一番左側にしまうようにすると、自然に使用頻度順に並ぶというのは慧眼だと思った。
部屋を散らかし放題にしていて「でも必要なものがどこにあるのかは把握していてすぐ取り出せる。むしろ片付けたらどこに何があるのかわけわからなくなる」と主張する人がいるが、これは確かに根拠があるわけだ。ただそれはつまり、使用頻度の低い物の位置は必ずしも把握していないということで、それを認識していないと痛い目にあうだろう。
鉱石ラジオとかゲルマニウムラジオとかの話が出てきたが、こういったものをはじめて知ったときには、現在普通に見るラジオよりもハイテクに感じたものだ。電磁波を単なる信号として使うだけでなく、それ自体電力源として使う。余りにも合理的だ。このレベルの合理性を感じたものといえば、他には電波時計しかない。
それから私の夢は、地球に超強力な電磁波の定常波(キューメンチョーワカンスーでいいのかな?)を立てて電源プラグレスを実現するということになった。
どうでもいいけど、「モリヒロシ」で変換すると守弘氏,護煕氏,,,といった系列しか出てこない。 --------------------------------- 量子論では時間が、変化を司るパラメタとして入っているように見える。だけど、 時間発展演算子U(t)の1次までの展開U=1+Ht 並進変換の演算子T(a)の1時までの展開T=1+Pa #ただしこのPは通常の運動量演算子とはプランク定数分異なる といった対応を考えると意外にもそうではないなー、なんて思った。
考えているものが変換というよりはむしろ対称性ならば、状態ベクトルが変化するよりも、演算子の方が変化する方が自然だなー、ああ、ハイゼンベルグ描像なんてあったなー、なんて思った。
ていうかこうして見ると、一般化されたシュレディンガー方程式って奴、何の意味もないじゃん。少なくとも形式的には、量子論の本の時間発展の章は必要なくて、ユニタリー演算子の章があればよい。
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