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2004/04/22(木)
ムーミン
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ムーミン君に会った。代数学入門とかいうかなり重そうなゼミを取っていたり、必修の二外が二コマとも一限だったりと、希望に満ち溢れているその姿が何だか羨ましい。しらばく話したあと情報棟でMathematicaで遊んだ(謎)。
#彼は大のムーミン好きであり、彼がいなければ、私がニョロニョロを媒介にして"場"を理解するという歴史をたどることは決してなかったであろう。
いつのまにかスティーブン・キングの暗黒の塔シリーズ最新巻が出ているらしい。しかしBook1stでは見つからず。Wolves of the Calla。読みた〜い。
清水明先生の「量子論の基礎」がムック形式から版を改め単行本になったということだが今日やっと見つけて買った。しかし何というか全くもってアピールに欠ける表紙だ。普通の人が見たら有象無象の量子力学教科書の一つにしか見えないだろう。売る気がないのかと言いたくなるほどに地味な装丁にしてしまうのは専門書の悪い所だと思う。特にこの本の場合、歴史的な経緯をそのまま辿る従来のスタイルを正すというのが大きな目的なのに。
まあとにかく持ち運びが便利になり読みやすくなった。これなら電車の中でも読める。でも買ってしまってから思ったんだけど、吉岡書店から出ているアイシャム 著「量子論 -その数学および構造の基礎-」と比べてちょっと物足りない感が否めない。ムック形式だと、大学初年級の人にも分かりやすく、って感じのとっつき易い本に思えたのだけど、単行本になるとただの理工書にしか見えず、そうすると、分かりやすく解説しようとする余り、ページ数の割に情報量が少なすぎる気がする。う〜ん、ムック版の時は普通に、これはいい本だ、などと思っていたんだけど。買わなくても良かったかも。
#それにしてもこのアイシャムとか言う人の全く売る気のなさそうな専門書然とした本を面出しで売っていたアオキ書店は称賛に値する。
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