Rukeの日記
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2004/04/13(火) ブンポー
もう、文系科目は適当に登録して、シケプリが手に入ったのだけテストに出る、という軟弱プランでもいいかな、と思っていたのだが、興味を持てる講義が見つかった。「思想・芸術一般 意味と文法」。

そもそも僕は、小学校時代は文法がかなり好きだった。日常的な文章から用法の例を探し出したり、例外を探し出したりするのが楽しかったのだ。

しかし、中学・高校と古典文法しかやらない。勉強を自発的に行う前の段階で持っていた興味はあっさり消えてしまった。

しかし今日、教室に入ってみて、なんだか昔の興奮を思い出し、一番前に座ってみたりなんかした。そして、先生が黒板に文字を書いたとき、衝撃を感じた。そうだ、忘れていた。日本語は縦書きなんだよ!これが決定打。履修決定。

もう他の文系科目は一つもとらず、これのみに絞って真面目にやるつもり。後は語学を真面目にやれば、成績については心配ないだろう。
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そうそう。ラテン語はあきらめた。まあ仕方がないだろうが、やはり少しさびしい。時間を見つけて少しずつ自習してみたい。

文法の授業は、初回でガイダンスにも関わらず、「も」について結構つっこんだ講義が行われた。用法について発言を求められて、「さもおかしげに」を挙げたら、「さ」が「さよう」の「さ」で、つまり「そう」の古語であり、現代文法での対応する用法はないようだからと却下された。何となく悔しくて「そうも言う」を譲歩的な意味を持つ用法としてあげたのだが、想定している文脈がうまく伝えられず逆接前句中の「も」に、但し書きで「(譲歩の場合も)」と書かれてしまった。

「(…言い訳をとうとうと)」「要は何もしなかったんだろ」「そうとも言う」

こんな感じを想定したのだが。というかこの例を挙げればよかったのか。そもそも、「食べても良い」は許可の意味に見えるが、「どうか食べてください」「食べても良いけど…」という文脈を考えればこれは譲歩。つまり、許可と譲歩は二人称と一人称という対応があり、可能が挙げられていて譲歩が挙げられないということはあり得ない。

そうそう、大昔からある、ちょっと異端な用法として

・評価(注釈語+も)
  早くも到着した
・詠嘆
  これも運命だ
  おじいさんも年をとりましたなあ

というのが挙げられたのだが、詠嘆の方の例文はどちらも、他の用法の範疇に入れられる気がする。で、しばらく考えたのだが、キャンパスでばったり会った後輩に「お前も良く入れたなー」ってのがかなり良い例になっていると思う。

こういう文法論議の、身の回りから例/例外を探し出す時の頭の働かせ方がなんとなく好きなのだ。


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