Rukeの日記
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2004/11/17(水) イングリッシュ
真面目な文章などを書いてみる。
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[小さな事件]
 2004年7月。東京大学の学生の間に衝撃が走った。外国語の教科書や語学教材の訳文を掲載しているWEBサイトに
・語学教育の効果を著しく減殺する
・著作権・編集著作権を侵害するもので犯罪に該当する恐れがある
という二点を主な趣旨とした警告文が送りつけられ、各サイトの管理者が該当コンテンツの掲載を取り止める事態となったのだ。
 当然、これらのコンテンツに全面的に頼って試験を乗り切るつもりだった学生達はパニックになった。特に英語の統一授業である英語Tの教科書「The Universe of English」の全訳を掲載していたall-todai.comがその掲載の取り止めに追い込まれたのが、ちょうど夏学期期末試験の前日であった事は、もちろん偶然ではなく意図された物であり一夜漬けで全訳にだけ目を通して試験に臨もうとしていた学生達は途方に暮れる事になった。
 多くの学生が怒りを口にしたが、それは殆どの場合このような訳文を利用した勉強が「ズル」であるという負い目の下での「もっと寛容で良いじゃないか」といった主張であり、基本的には学生同士の間での愚痴といった類の物に留まり、大学を対象に据えた発言も、問題にされるのは常に「程度」であって、大学側の主張自体の正当性は認めているのだった。私にとって驚くべき事に、私が所属しているクラスのWEBサイトではこの騒動を受けて自主的に過去問やシケプリ(試験対策のために有志が作製し希望者に配布するプリント)の掲載を取り止めた。
 実際この問題について意見を問えば、このようなWEBコンテンツを便利に利用してきて、このような警告行為を行なった大学に強く不満を感じている学生でさえも、大学側の主張の正当性自体は認めるだろう。だが、本当にそれは正しいのだろうか。
 この問題を通じて現代の教育の大きな問題点が見えてくる。教育とは与える事であり、学習とは得る事である。教育の最も基本的なこの前提が教育者、学習者双方によって大きく崩され、今教育の意味が見失われようとしている。
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NHKっぽい導入だな〜。


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