Rukeの日記
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2003/08/25(月) ベルガラスザソーサラー
Belgarath the Sorcererを読了。ではないのだが。大学入ってからまとまった読書時間がとれなくなって、随分長いことかかって少しずつ読んでいたのだが、(The Belgariadで既に語られていることなので)まあ知っているエピソードを追う形になるのでいい加減この辺で読了にしてしまおう。あと100ページくらいなんだけどなー。まあ、ボー・ミンブルの戦いを読めただけでも良しとしよう。

というわけで感想。

ベルガラスの本気だかなんだかわからない語りはいつもどおりとして、ポレドラが最高でした。狼の高貴さが言葉の端々ににじんでいて、冗談めかした言い回しが多い中で絶妙のアクセントになっています。ベルガラスが初めポルガラに、ポレドラが好んでとった白フクロウの姿になるのを禁じていたのは、まだ語られたことがなかったエピソードかも知れません。泣けます。

ただやはりThe Malloreonから顕著になった予言=RPGのクエスト化が物語をつまらなくしてしまっている感じはします。The Purpose(訳語忘れた)が人間達に直接指示をすると世界がめちゃくちゃになるので、難解な予言の中に埋め込んだ、って筋が通っているようないないような...

さてさて、翻訳が待たれるところですが?>早川<見ているわけがない
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昨日日記で公開した回転軸の存在の証明をトップページから見れるようにした。あんな風に書くと「ケプラー・天空の旋律」がクソな本なのではないかと、思われるかもしれないが、超お勧めである。

この作者は実は吉田武、そう、ちくま学芸文庫というおよそ数学の本が出そうにない文庫から「オイラーの贈り物」を出版してベストセラーを飛ばした人だ(だっけ?)。この人はとにかく情報密度を高めることに執着するようで、この「オイラーの贈り物」も件のイーノパイアイジョー=-1は実は真ん中くらいで出てきて、後はほとんど数学小事典といった趣であるのだが、「ケプラー・天空の旋律」はさらにその先を行く。見開き二ページで一項目が記述されているのだが、全項目につき二ページ分の最後の行まで必ず埋められているのである。つまり、内容がどうという話ではない、これはお買い得なのである。

その上この人は本を書くときのテンションが相当高いようだ。これは同じシリーズの「マクスウェル・場と粒子の舞踏」の一節。
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風に戦ぐ一面の麦穂を、それを見つめるマクスウェルを想像せよ。
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まあ、ベクトル場が説明されているのですが。

あえて言おう。これは文学作品だ。

ところで、小、中、高校の先生は、なんで岩波、中公、筑摩の文庫、新書しか勧めないのだろう?何らかの脅迫観念があるに違いない。


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