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2006/04/25(火)
愛の賛歌
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※ネタバレらしき部分もあるので(大したことは書いてナイ)、これから観劇する方はご注意ください。
ル・テアトル銀座にて。前から10列目上手側の端っこ。 開演18時半、終演22時の長丁場。 今日の一番のヒットはイブ・モンタン。<ネタ的に お馬鹿なるびもも姉妹は休憩中(注:モンタン登場前)も終演後も、 「こんばんは。イブ・モンタンです。マルセイユ2中出身です。姉が漁協に勤めてます」 と、長州小力口調でずうっと言ってました。馬鹿です。そしてまったく意味がわかりません。 念の為に言っておきますが、劇中にそんなシーンはありません。あるかよ!
舞台はおいらが言うまでもなく、すんばらしかったです。 美輪さまのピアフは、椿姫のマルグリットの時のような違和感を覚えることもなく、 妹役の女優さんもハマってましたし、 恋のお相手を演じた俳優さん方も、実在の人物と似たような雰囲気の方ばかり。 テオを演じた木村彰吾くんも、とっても可愛かった。 まさしく天使。ももてぃんとプチ萌〜(笑) 椿姫のアルマン、黒蜥蜴の雨宮と見てきたけど、今回が一番ハマってたかな?
要所要所で歌われる歌にはいちいち泣かされ。 ミロールのアコーディオンが鳴れば、群衆のピアノ3拍子が鳴れば、 涙腺が全壊するように、身体に刷り込まれてしまっているらしいです。 当然、愛の賛歌なんて嗚咽。 声の波動に圧倒され、気づくと椅子の背に張り付くようになっているオレ。 歌が終わると、身体の深ーいトコから、溜めていた息と一緒に何かを吐き出す。
デトックス!
んでも、ナゼか一番泣かされたのはカーテンコールの時でした。 ピアフとテオ。キラキラと黄金色の光が降り注ぐ中を、寄り添って、微笑みあって。 「エディットの隣に葬ってほしい」とだけ言い遺し、ピアフの後を追うように逝ってしまったテオ。 いつかフランスに行くことがあったら、お墓参りに行きたい。 そして、オレの葬式の時には、あのキラキラをぶり撒いてくれ。 出棺の音楽は愛の賛歌でお願いします。
自分のためだけには生きられなかったピアフ。 誰かを愛することでしか生きられなかったピアフ。 与えて、与えて、与えて。 …もっと優しくならなくっちゃな…と、プチ反省するお馬鹿姉妹の帰り道。 (たぶん一晩寝たらもう忘れてる。コロスとか言ってる。ダメだこりゃ。)
おいらは自力では見つけられませんでしたが(笑)、吉井くんからちゃんとお花きてましたよーん。
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