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2003/09/06(土)
蝦夷の思ひ出2。(つかKWEENの思ひ出)
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KWEEN!!一体何から書けばよろしかろ。 字面からもお判りのとおり、否、ここをご覧いただいている方には言わずもがな。そう、あのQUEENの、究極のコピバンです。全員日本人です。しかもおっさんです。その笑撃(違)衝撃のルックス。パンフの写真見てひっくり返りました。あ…あり得ねー…。紹介文には「ブライアン・メイも絶賛」なんて書いてあったりして。実際そのステージを体験するまで、アタシはどこか鼻で笑っていたかもしれません。今となってはごめんなさいを百万回言っても足りません。 ステージは、フェス中で一番キャパの小さいテントでした。会場に辿り着くと、人は疎ら。2列目センターで、真白ちゃんとスタートを待ちます。開始時間が近付くにつれ、徐々に人が集まり始め、そしてメンバーがステージに登場!アタシはぽん、と背中を押され(たぶんフレディが押してくれた。本当は真白ちゃん)、最前列で喰らいつき状態に。 …笑っちゃったんだよ、最初はね。だってフレディ、お腹でてるんだもん。ハゲなんだもん。衣装もね、「それ、東○ハンズで買ったべ?」みたいな、ペラペラのピチピチなんだもん。パンツの線(どころか、アレの形まで)、くっきりなんだもーん。いやぁぁぁぁ が!笑ってられたのもそこまで。1曲目I was born to love you。アタシの顔から笑いは消えました。フレディと一緒に歌い、拳を振り上げ、こみ上げてくる感情を必死で堪えていました。2曲目Another one bites the dustで、堪えきれず遂に号泣。だってフレディなんだもん。どう見たって、あれはフレディが降りてきてたんだもん!そればかりか、ブライアンだって、完コピ。白い上下、青白ボーダーのTシャツ。あの髪型。ピックじゃなくてコインだよ?曲が終わる度、アタシは我を忘れて「フレーディッ」「ブラーイアンッ」を絶叫。MCも全て英語。投げキスとかしてました。普通あんなオヤジにそんなことされた日には秒殺決定ですが、全然気になりません。だってフレディなんだもん(しつこい)。 ホントにねぇ、声も、ステージングも、完コピなんだよ。 どの曲中か忘れちゃったけど、アタシがあんまりにも「ブラーイアンッ」と叫んでいたためか、ギターソロ中センターに来たブライアン、じっとアタシを見詰め、「うんうん(わかったから少し黙れ。泣くな。怖いから)」と頷き、去って行きました。 たぶん10曲くらい演ってくれたんだと思う。アタシはそれを全部一緒に歌い、泣き、We are the championsを最後にメンバーがステージ上に並んで手を繋ぎ、観客の声援に応えた時には、声をあげて泣いてしまいました。アタシの周りにいた人、かなり怖かったと思います。ごめんなさい。 つーか、演奏した曲すべてを、自分が知っていたことにも驚いたし、それ以上に、こんなに取り乱すほど、アタシはQUEENを好きになっていたという事実に驚いた。本当に不思議な体験でした。 今となってはQUEENのステージを体験することのできないアタシたち。そんなアタシたちに、KWEENはQUEENを教えてくれた。みんな一緒に歌ってた(でも号泣はたぶんアタシだけ)。ありがとう、KWEEN。(続く)
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