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2003/10/09(木) スゴイもん観ちゃった…
すべてがホンモノという感じ。ホンモノを見せて戴いた。
美輪明宏音楽会<愛>。※詳しいレポは後日、ももちん家をご参照くださいまし。
以前テレビ番組で「ヨイトマケの唄」をフルコーラス聴いた時号泣したので、ある程度の予想はしていましたが。…予想以上でした。
座席は前から2列目の、右から3番目。ステージがすんげー近い!どのくらい近いかというと、幕があがった瞬間からいい香りがする、マニキュアの色までわかる、ドレスの衣擦れの音が聞こえる、スモークを焚くとおいらの足までドライアイスの煙に埋まる…etc...
一言で言ってしまえば『美しい』。美輪サマの御姿は言うに及ばず(なんでそんなにお肌キレイです?!)、歌の終わりに、お辞儀(というか、あれ、何て言うの?英語で言うと"take a bow")する時の指先、目線、微笑。ピンク色のドレス、羽根ショールのあしらい方、目も眩むばかりのダイアモンド(マジに眩んだ)、弁当箱のようなエメラルド。
そして歌。お顔からマイクまでが遠いのに、何なんですかね、あの声量は。聴こえてきたのは声だけではなかった。何か、波動のようなもの?耳で聴いてるはずなのに、胸に直接響くような。揺さぶられました。自分でも気づかないうちに、涙がボロボロでてきちゃって、「ヨイトマケ」ではしゃくりあげそうになるほど。第2幕のシャンソンも、おいらシャンソンなんて新春シャンソンショーの早口言葉くらいしか知らないと思ってたけど、聴いてみれば耳に憶えのあるものばかり(おいらそんなのばっかりな)。年増のお針子の歌「群衆」、原詩のままの「愛の賛歌」、年老いた娼婦の歌「ミロール」。もうおいらのハンカチびしょびしょで、使い物になりましぇん。
そ・し・て、アンコールで歌われた、「若くして栄光を掴み、どん底まで落ちぶれ、どんな屈辱にも耐え抜いて再びスポットライトを浴び、そして今老いさらばえて、劇場を去ってゆく女優」の歌(つか、芝居)。…エディット・ピアフがそこにいる!
ステージを降りて、客席からハケる美輪さんを、おいらは拍手をすることもできずに、その背中を呆然と見送ることしかできませんでした。
こんな精神状態の時に観るのは、ちとヤバかったね…と、ももちんとしみじみ語り合う。おいらあやうく魂抜かれるところでしたよ…。
美輪さんは、お客一人一人の状態がステージからわかっちゃうそうです。「ああ、2列目3番目のコ、ちょっと今タイヘンなのね。多めにパワー送っておくわ」とか。
あ、来年のお芝居は『椿姫』だそうです。他の『椿姫』は、オペラを元に演じられているところ、美輪さんはデュマの原作を元に舞台をなさるそう。チラシ鷲掴みにしてきましたが、欲しい人、いる?


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