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2005/02/06(日)
“Nantucket Sleighride”
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このマウンテンの名曲、意外に知らない人が多くて驚いてます。 私の高校時代、これのコピーに励んでたアマチュア・バンドが幾つもあったから、同世代にはスモコンと並ぶ定番曲だと思い込んでたんだけど、そうでもないみたい。
まあ、取り敢えずはお聴き下さい。 スタジオ・ヴァージョン http://ruben.hp.infoseek.co.jp/nantucket.mp3 ライヴ・ヴァージョン http://ruben.hp.infoseek.co.jp/nantucket_live.mp3
かつてはこの曲、ハーマン・メルヴィルの『白鯨 (モビー・ディック)』にインスパイアされた云々と評されていたこともありますが、実はそんな高尚な歌じゃない。(^^; 捕鯨のために3年間の航海に出る男の話ではあるんですが、肝心の捕鯨の描写は一行もないんですよね。
1,2番の歌詞は恋人への別れの言葉と状況説明、サビでは長い航海への出帆の前の恋人とのセックスが仄めかされてる。 3番では銛を砥いだり見張りしたりしてますが、クジラが出てくる気配なし。 この後、ライヴ版だと長いインストの中間部に入ります。 で、歌に戻り、4番では3年間航海したけどクジラは見つからなかったと帰りに向かってる。(笑) 男の頭にあるのは、帰ってからの恋人との3年ぶりの激しいセックス。(^^;
何のことはない。結局のところ、捕鯨じゃなくセックスの歌なんですね。 でもそれを露骨に描写することなく、ゲイル・コリンズとフェリクス・パパラルディのインテリジェンスを以て、リリシズム溢れる曲に仕上げたところが名曲たる所以。
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