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2005/01/29(土)
マウンテン
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アマゾンへの発注の時点では「3〜5週間以内」となってたんで、発送は来月半ば過ぎだろうと思っていた『Mountain Live (Road Goes on Forever)』。在庫があったらしく、もう届いちゃいました。
早速聴いてみたら、一昨日small_town_talkに書いた「“from original master tapes”の表記があるから安心=音が良いとは言えない」「音質の保障になるのは、リマスターしたエンジニアの名前がちゃんとクレジットされてるかどうか」というCDの典型であった。(苦笑) レーベルは英BGOで1997年のリリース。ちゃんと“Licensed courtesy of Sony Music UK Ltd”の表記があり、盤には“Remastered at Sound Recording Technology, Cambridge”とあるんだけど、エンジニアの名前は記載されてない。
まあ、もともとの音がそんなに良いとは言えなかったんだけど、レンジは狭いし、こもり気味で、どの辺りがリマスターなんじゃい!といったクォリティ。 2003年に本家ソニーが出したリマスター盤『Climbing!』と『Nantucket Sleighride』はかなりの音質改善がなされてるとのことですが、このライヴ盤は何故かリイシューされてなくて、入手可能なのはBGO盤(このレーベルのカタログは結構いいんだけどね)だけだから、しょうがない。
音質はともかく、久しぶりに聴いたライヴ版“Nantucket Sleighride”はやはり良かった! レズリー・ウェストってたぶんレスポール・ジュニアから最高の音色を引き出したギタリストだと思う。 聴いてるうちに欲しくなっちゃった。>レスポール・ジュニア(^^;
でもマウンテンて基本的にはフェリックス・パパラルディがすべてをコントロールしてたグループなんですよね。 レスポール・ジュニアを使うよう指示したのもパパラルディ。彼が考える理想のバンド・アンサンブルに最も適したトーンのギターだったらしい。 だからマウンテン以前や解散後のレズリーはほとんどこのギターを使ってない。
パパラルディはクリームのプロデューサーだったから、マウンテンはよく比較されたけど、ライヴ・バンドとしてはそんなに似てないのね。マウンテンはクリームのスタジオ録音の方を発展/拡大したプログレッシヴ・ハード・ロック・バンドだったんです。
それとパパラルディって、実は60年代グリニッチ・ヴィレッジ・フォーク・サークルから出てきた人で、人脈的にはウッドストック派とも繋がってる。 この辺り、もうちょっと掘り下げて考察すると面白そうな気がするんだよなぁ。
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