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2005/01/12(水)
サンディ・デニー入門盤
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サンディ・デニーを聴いてみたくなったんだけど、5枚組BOXはちょっとなぁという方が結構居られるようですね。 すごく良いボックス・セットなんですが、ヴォリュームあるし、若干マニア向けなところも無きにしも非ず。>『A Boxful of Treasures』
全88曲中27曲が未発表となっていますが、これはあくまでこれまで全くの未発表であったトラックが27ヴァージョンあるということで、生前に発表された曲(ヴァージョン)となると88曲中30曲。実に88曲中58曲が没後に発掘されたアウトテイク/別ヴァージョンなんです。
良く知られた既発テイク、死後リリースされたアウトテイク/別ヴァージョン/ライヴ・ヴァージョン、今回新たに発掘された全くの未発表音源が、それぞれ約3分の1づつという構成なんですね。 かなりの有名曲でもオリジナル・アルバム収録の代表ヴァージョンではなく、別ヴァージョンで収録されてるものが多い。
てなわけで、初心者にはまずこの廉価のベスト盤がオススメ。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006LWSD/
10曲はちょっと少ないんではないかと思われるでしょうが、サンプラーとしてはこの程度のヴォリュームがちょうど良いんじゃないかなぁ。 トータルタイムを計算してみると、約50分の収録時間になります。
他にも良い曲が数多くあるけど、69年のフェアポート・コンヴェンション“Who Knows Where the Time Goes?”から77年の遺作『Rendezvous』からの“I'm a Dreamer”まで、彼女のキャリアがコンパクトにまとめられていて、¥1,093という価格以上に良い内容だと思う。
また、この後に5枚組『A Boxful of Treasures』を買うことになったとしても、ダブるのは4曲だけなんですよね。 オリジナル・アルバムを揃えるのでなければ、ムダにはなりません。
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