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2004/09/05(日)
Hot Wax/Invictus
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20年くらい前、このレーベルが出しているレコードを全部集めたいなぁと思ったのが、Hot Wax/Invictus/Music Merchant(モータウンを辞めたH-D-Hが設立したレーベル)でした。確か参加して間もない頃、Niftyのクラ部屋にもそんなことを書いた記憶があります。
その後、ヴィヴィド・サウンドやP-ヴァインから主要なアルバムがリイシューされて、かなりの音源が入手できたのですが、それでもまだ、鈴木啓志さんが『R&B、ソウルの世界』で絶賛していた、タイロン・エドワーズの“Can't Get Enough Of You”(Invictus 1269)などのシングルでしか出ていない曲は手に入らず、長いこと欲求不満状態が続いていたんですよね。
それが一気に解消されたのが、1999年〜2002年にかけての英Sanctuary(Castle/Sequel)によるCD化リイシュー。 まだ未CD化音源が若干残っているとはいえ、聴きたかった曲はほぼ揃いました。 20年前からしたら、ホントに夢のようです。
で、2年ほど前、これらのレーベルのディスコグラフィをチェックしながら、シングル盤でリリースされた曲から200曲を選曲し、mp3ファイルにしてCD-Rに焼いたんですが、いまやコレが普段最もよくかける愛聴盤の一枚となっています。 現在私が使っているDVDプレイヤーは、mp3ファイルを焼いたCD-Rを認識/再生させる機能が付いていて、結構便利なんですよね。(最近の機種にはほとんど付いてる機能かな?)
またファイル名=レコード番号にしてあり、タグもちゃんと付けてあるから、PCでSuperTagEditorを使って並べ替えしたり検索したりと、簡単な音付きディスコグラフィ/資料としても使える。 SuperTagEditorではこんな風に↓、HTML形式のリストも出力出来るから、それをmp3ファイルと一緒にCD-Rに焼きこんでおくと、すごく便利。 http://ruben.hp.infoseek.co.jp/list.html
オリジナル・アルバム単位ではなく、こういう形にして聴いていると、結構いろんな発見もあります。 例えば、以前からある程度は分かっていたことではあるんだけど、これらのレーベルのシンガー/グループのバックのほとんどは、ジョージ・クリントン率いるパーラメントやルース・コープランドは別にして、マッキンレー・ジャクスン&ザ・ポリティシャンズの演奏に違いないという気持ちが以前にも増して強まりました。 表向きはヴォーカル&インスト・グループということになっている100プルーフやエイス・デイ、ロック・バンドということになっているフレイミング・エンバーのバック・トラックも、たぶんポリティシャンズによる演奏です。 また、末期になるとバック陣が替わったようで、それはNew York Port Authorityという名義でシングル(invictus 1281)を出している連中じゃないかと思える。
レコード協会から目の敵にされているmp3だけど、こうした、今までとは違った音楽の聴き方を可能にしてくれたテクノロジーなんですよね。
追記: SuperTagEditor(フリーウェア)の入手場所を書き忘れました。 こちら↓からダウンロード出来ます。便利ですよ。 http://www5.wisnet.ne.jp/~mercury/
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