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2004/09/01(水)
Bjork/Medulla
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昨日、Amazon.co.jpから米盤が届きました。
今しがた通して聴き終えたところですが、やっぱ凄いや! アテネ五輪開会式でお披露目になった“Oceania”辺りまで聴き進めてきたところで、これまた傑作であると確信しました。 二組のボックス・セットで第一章を総括したビョーク、第二章の始まりですね。
『ヴェスパタイン』以上に実験性の高いアルバムですが、決して取っ付き難くはない。 天に舞い上がるようなクワィア、複雑なアカペラ、叫びと呟き、魂の根源的な部分を揺さぶられる起伏に富んだヴォーカル。 やはりこの人にしか創り得ないであろう作品ですね。
クラブでは使えそうにない、予定調和を拒否する楽曲が並ぶから、『デビュー』『ポスト』からのファンの中にはもはやついて行けないという人たちもいそうだけど、『ホモジェニック』『ヴェスパタイン』でその圧倒的なサウンド構築力に惚れ込んだ、私みたいなファンには今回の新作も好意的に受け入れられるでしょう。
ちょっと気が早すぎるけど、もう次のアルバムが楽しみになってきました。 私をこういう気持ちにさせる音楽家は現在ほとんどいません。かつてのザッパ以来だなぁ。 次作では何をやってくれるのだろうかとホントにワクワクします。
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