るーべんの音楽日記
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2004/08/21(土) Mountain
マウンテンの発掘ライヴ音源『Fillmore East 27/12/70』が30日にリリースされますね。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1878336

実は私にとっては結構思い入れのあるバンドだったりします。
というのは、高校時代、私が在籍していた軽音部や別の高校のギター部のバンドの間で人気があり、盛んにコピーされていたのは、ツェッペリンやパープルではなく、フリーやこのマウンテンだったんですね。
「想像されたウェスタンのテーマ」や「ナンタケット・スレイライド」をレパートリーにしていたアマチュア・バンドが幾つもありました。

2004/08/20(金) Bjork/Medullaのクリップ
ビョークのオフィシャル・サイトに、ニュー・アルバム『Medulla』からのプロモ・ヴィデオ・クリップと試聴サウンド・クリップがアップされましたね。
http://unit.bjork.com/specials/albums/medulla/

相変わらずの過激な映像。そして音創りはやっぱ凄い!
今回のアルバムは人間の声の可能性を追求したもののようですね。
US盤は31日リリース予定。楽しみだなぁ。

2004/08/19(木) Olympics
オリンピックのおかげで仕事がはかどらない。(^^;
てなわけで、本日は滞ってる仕事を片付けることに専念します。

ちなみにジャケ写は、50年代〜60年代前半に活躍していた、ノヴェルティR&Bヴォーカル・グループ。

2004/08/18(水) Orleans
昨日は久しぶりに中古盤漁り。
あまり収穫はなかったけど、やっぱり楽しいですね。

750円で拾ってきたのがオーリアンズの『Analog Men』(1994年)。
これ、確か日本盤しか出てなくて、持ってなかったんですよね。

イーグルスにもドゥービーにもさほど思い入れのない私ですが、何故かこのバンドには70年代からずっと惹かれ続けているんです。
明らかにイーグルス/ドゥービーのフォロワーなのにどうしてなんだろうか?

ともあれ、この94年盤、70年代と変わらない瑞々しさに溢れてるのが良い。
「ダンス・ウィズ・ミー」の再演ヴァージョンもあるけど、ここでの新アレンジはイマイチ。“One Way or Another”はモロにリトル・フィートになっちゃってるのが可笑しい。
良いアルバムなんだけど、これ一曲で決まりという名曲が無いのが惜しいな。

2004/08/17(火) Joss Stoneの2作目
昨年『The Soul Sessions』でデビューして、若干16歳という年齢と渋い選曲/ソウルフルで上手いヴォーカルのギャップに驚かされた、ジョス・ストーンの第2弾『Mind, Body & Soul』が9月28日にリリースされますが、その中から3曲がオフィシャル・サイトで聴けます。
http://www.s-curverecords.com/joss/

今回もモロに70年代ソウル風の作りですねぇ。

ちなみに日本盤(東芝EMI)は9月15日にCCCDで先行リリース。
テン・イヤーズ・アフターの紙ジャケ・シリーズもCCCDなんだと。(呆)
まったく何考えてんだか。

2004/08/16(月) プレスリー命日
今日(16日)はエルヴィス・プレスリーの命日(1977年歿)。
といっても、我々の世代にはさして思い入れはないんですけどね。
私が洋楽を聴き始めた当時、「イン・ザ・ゲットー」や「サスピシャス・マインド」といったメンフィス録音が立て続けに大ヒットしたとはいえ、プレスリーはもはや“過去の人”でしかなかった。
ちゃんと聴いてみようと思い立ったのは、ニュー・ミュージック・マガジン誌にグリール・マーカスの評論「ミステリー・トレイン〜ロック音楽にみるアメリカ像」の邦訳が連載されてからだったりします。

以前にも書いたけど、プレスリーとディランはこの日本では名前こそ広く知られているけど、最も聴かれていない2大巨頭じゃないかと思いますね。
困ったことに、どちらについても「わざわざCD買ってまで聴かなくても、だいたいどんなのか知ってるから」という人が実に多い。
実はホントに「だいたい知ってる」のではなくて、勝手にイメージを創り上げちゃって、そう思い込んでいるだけなんですよね。

さすがにディランに関しては近年のブートレグ・シリーズが音楽誌で大きく取り上げられる機会が増えたこともあって、かなり一般認識が変わってきていますが、プレスリーの方は相変わらず。
某首相が選曲したバラード集なんか、完全に逆効果だったと思う。

ロック・ファンならせめてこのコンピレーション盤↓くらいは聴いておいて欲しいですよね(一般的なベスト盤はオススメできません)。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00007FZHZ/

史上最も優れた白人ブルース・シンガーの一人だったことが分かるはずです。

2004/08/15(日) Globe Propaganda
10年前、かつてのクラ部屋に書いたネタなんですが…。

60〜70年代ロックの印象的だったアルバム・ジャケットを振り返ると、ヒプノシス、ロジャー・ディーン、キーフといった英国のデザイナー勢が挙がってくる一方、米国勢の場合、エリオット・ランディ、ノーマン・シーフ、ヘンリー・ディルツなど、比較的オーソドックスなポートレイト写真家の作品に良いものが多い。

そんな中、活動していたのは60年代末のほんの一時期なのに、非常に印象的なジャケットを制作していたのが、サン・フランシスコの“グローブ・プロパガンダ”というデザイナー・チーム。

特に『イッツ・ア・ビューティフル・デイ』とクィックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスの『ハッピー・トレイルズ』は大傑作と言えるでしょうね。
よく見ると分かるはずですが、両者に描かれている女性は同一人物。
ジョージ・ハンターというイラストレイターの作品です。
たぶん『ザ・シャーラタンズ』もこの人が描いたもの。
『シャディ・グローブ』は明らかに画風が違っていて、これは別のイラストレイターの作品でしょう。

2004/08/14(土) Tales from the Rhino
11日のTBS系『水曜プレミア 昭和〜時代からの遺言〜』、当然ながらビートルズ日本公演を成功させた永島達司氏の話が面白かったけど、力道山ストーリーの中で登場した外国人プロレスラーたちの映像も懐かしく、「そうそう、こういう悪役レスラーがいたよなぁ」と幼少時代の記憶が蘇りました。

中でも、その流血試合をTV観戦して、心臓麻痺で亡くなる老人まで出た、噛み付き銀髪鬼フレッド・ブラッシーはよく覚えてますよ。
で、この人、その後、初期のライノでレコードを出してるんですよね。1976年のことです。
『Tales from the Rhino』というコンピに収録されている、“Pencil Neck Geek”というのがそれ。
廃盤になっちゃったみたいだけど、試聴は出来ます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000033CL/

このコンピには他にも、テンプル・シティ・カズー・オーケストラの傑作“2001 Sprach Kazoostra”と“Whole Lotta Love”、ルーベン&ザ・ジェッツのルーベン・ゲヴァラの“The Star Spangled Banner”、ザッパが見出しビザールからアルバムが出ていたワイルド・マン・フィッシャーが歌うライノのテーマ曲“Go To Rhino Records”、ブルース・スプリングストーン(笑)の“Bedrock Rap (Meet the Flintstones)”なんて、アホな曲満載。

2004/08/13(金) アーマ、ダン・ペンを歌う
実は私のamazon.co.jpのショッピング・カート、長いこと保留になっているCD/DVD/本が60点以上あるんですねぇ。(^^;
で、たまに気づいてチェックしてみると、値段が上がっちゃってたり、廃盤/在庫切れになっていたり…。後になって後悔することがしばしば。

先日も覗いて見たら、カートに入れたまま忘れていて、このまま保留にしておくと廃盤になっちゃいそうなものを何点か発見。
一度に購入出来ないんで、とりあえずはリリースから4年経ち、そろそろヤバそうな、アーマ・トーマスの『My Heart's in Memphis: The Songs of Dan Penn』を買っておきました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004WF59/

ラウンダーに移籍した当初の80年代には日本盤も出ていて、私も2〜3枚聴いていますが、最近の新録アルバムはまるで買ってない。
とは言っても、もともと好きな女性シンガーの一人だし、ダン・ペン作品集ということで、チェックしておいたんですね。
ところが、他に買いたいものが次々に出てきて、ほったらかしになっていた。

曲目は意外なことに有名なものが殆どなし。
全13曲中9曲がこのアルバムのために新たに書き下ろした曲で、残る4曲が過去に書かれたものみたい。
ジャニスが『パール』でカヴァーしていた、エラ・ブラウンの“A Woman Left Lonely”、ジェイムズ&ボビー・ピューリファイの“I'm Your Puppet”、ダン・ペン本人も録音している“Zero Will Power”、アーマが以前録音していた“If You Want It, Come and Get It”がその4曲ということになるのかな。
新曲もしみじみとした味わいのある良い曲が多いですねぇ。
当然ながら若干カントリー寄りですが、サザン・ソウルって元々そういうものだしね。むやみにシャウトしたりしない、アーマの丁寧なヴォーカルはすごく合ってます。上手いなぁ。

アーマというとニューオーリンズ時代かチェスに残したマスル・ショールズ録音ばかりが取り沙汰されるけど、新録も案外良いんですよ。

2004/08/12(木) ブルース・ピープル
AFBFの原稿を書き始めたら、今度はマディのCD評が回ってきた。
それもまとめて11タイトル(12枚)!(-_-;
お盆で何かと忙しいのに参ったなぁ。

寺田編集長からは書評の依頼もあったけど、これは私は適任じゃないでしょうということで、辞退しました。
その本とは、リロイ・ジョーンズ著『ブルース・ピープル』(音楽之友社)の新訳。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4276234212/

私らの世代だと『ブルースの魂 - 白いアメリカの黒い音楽』という邦題の方が知られてるでしょう。
最初に邦訳が出たのは1965年。
私が読んだのは約30年前です。

ただこの本、ブルース音楽論というよりも、ジャズをベースにした啓蒙書と言った方がいい。それも現在ではかなり古臭い概念(“ブルース衝動”がどうのこうの)に捉われていて、頭でっかちなインテリからの評価は高いけど、個人的にはどうも感心出来ない。(あまり覚えていませんが)
日本のジャズ・ファンにブルースを誤解させてしまった本でもあるのね。
書評を辞退したのはそんな理由から。

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