るーべんの音楽日記
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2004/08/22(日) 哀しみのソレアード
先日からDoCoMoのCM(企業:「兄」篇)で流れている曲が気になっていた。
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/f/cm_gallery.html

これは“When a Child Is Born”というクリスマス・ソングで、ジュディ・コリンズやブルック・ベントンを始め、とんでもなく多くのシンガー/ミュージシャンに取り上げられている曲。
ごく最近では、昨年出たムーディ・ブルースのクリスマス・アルバム『December』でも取り上げられていました。

でも、何でこの時期のCMにクリスマス・ソングなんだ?
と、単純に疑問を抱いた次第。

ただ、この曲、ずっと以前から知ってるんだけど、私の場合、果たして“クリスマス・ソング”として耳にしたんだろうかという疑念も湧いてきた。
てなわけで、気になると調べないと気がすまないという悪いクセで(^^;、あちこちで検索。

そしたら、この曲、原題は“Soleado”といい、もともとはクリスマスとは無関係なインスト曲だったんですね。
原曲は“Le Rose Blu”というタイトルで、イタリアのドラマー、チロ・ダッミッコのバンドが1972年に録音したものとのこと。
これがまったくの不発だったため、ダッミッコは新たにダニエル・センタクルツ・アンサンブルを結成、同曲に手を加え、1974年に再録音したのが“Soleado”であり、これがヨーロッパ中で大ヒット。

オール・ジャパン・ポップ20の記録を見ると、日本でも1975年の3月から5月にかけてヒットしています。
おそらくは私が初めて耳にしたのもこの時期でしょう。
また、この年にはフジTVのドラマ「春ひらく」の主題曲として、布施明の訳詞による西城慶子という歌手のヴァージョンが使われたらしいのですが、この頃の私はボロ・アパート暮らしの貧乏学生で、TVというのを持ってなかったので(^^;、まるで知りません。

結局のところ、この曲がクリスマス・ソングのスタンダードになったのは、フレッド・ジェイという人がキリスト生誕の英詞を付けたことによるもののようです。
したがって、DoCoMoのCMは季節外れではなかったわけですね。


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