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2004/08/12(木)
ブルース・ピープル
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AFBFの原稿を書き始めたら、今度はマディのCD評が回ってきた。 それもまとめて11タイトル(12枚)!(-_-; お盆で何かと忙しいのに参ったなぁ。
寺田編集長からは書評の依頼もあったけど、これは私は適任じゃないでしょうということで、辞退しました。 その本とは、リロイ・ジョーンズ著『ブルース・ピープル』(音楽之友社)の新訳。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4276234212/
私らの世代だと『ブルースの魂 - 白いアメリカの黒い音楽』という邦題の方が知られてるでしょう。 最初に邦訳が出たのは1965年。 私が読んだのは約30年前です。
ただこの本、ブルース音楽論というよりも、ジャズをベースにした啓蒙書と言った方がいい。それも現在ではかなり古臭い概念(“ブルース衝動”がどうのこうの)に捉われていて、頭でっかちなインテリからの評価は高いけど、個人的にはどうも感心出来ない。(あまり覚えていませんが) 日本のジャズ・ファンにブルースを誤解させてしまった本でもあるのね。 書評を辞退したのはそんな理由から。
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