るーべんの音楽日記
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最新の絵日記ダイジェスト
2005/04/09 『Ray/レイ』【DVD】
2005/04/01 ようやく出る『Pearl (Legacy Edition) 』
2005/03/23 ダウンしてました(^^;
2005/03/18 SCI / On The Cover
2005/03/17 The Rutles 2

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2004/08/31(火) CCCDリリース、不正行為の容疑で司法調査!
といっても、フランスでのこと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040827-00000006-cnet-sci

ただこの結果次第では、世界的にCCCD化を推進してきたEMIは方針変更せざるを得なくなるかも。

今日はいろいろあって、ちょっと疲れちゃったんでこれだけです。
あ〜、8月も終わっちゃったなぁ。

2004/08/30(月) BLUES REMASTERS 30
8月12日の日記に書いたように、今月はドドッとCD評が回ってきたおかげで、マディを聴き返すのにいい機会になりました。

何故こんなにまとめてレヴューすることになったかというと、25日にユニバーサルが“BLUES REMASTERS 30”というシリーズで再発したため。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/feature/-/537436/

一枚もの1,800円、二枚組3,200円という価格は良心的と言っていいでしょう。

米盤が廃盤になっているものもあるし、小出さんが選曲された『ベスト・オブ・マディ・ウォーターズ VOL.2』は日本独自編集盤。
持っていないアルバムは、輸入盤でなく、このシリーズで買うのもいいかも。(むやみやたらと国内盤不買を呼びかけるんではなく、いい企画は応援すべきだと思う)

今回マディを聴き返して、改めてコレ良いなぁと思ったのが、94年に出た2枚組コンピレーション『ワン・モア・マイル』。特にディスク[1]が素晴らしい。
実はCD時代になってから買ったものって、2〜3回聴いたきりで、あまり聴き込んでいないケースが多いんだよね。>自分
ウルフの『エイント・ゴナ・ビー・ユア・ドッグ』も久しぶりに聴き直してみよっと。

2004/08/29(日) 『American Folk Blues Festival Vol.3』のクリップ
Reelin' in the Years Productionsのサイトで、『American Folk Blues Festival Vol.3』からのクリップが観れます。
皆さん、当然買うでしょうが、一足先にサワリだけでも観てみたいという方はどうぞ。
http://www.reelinintheyears.com/clips.html

なお「1964 - Memphis Slim "All By Myself"」「1964 - Sonny Boy Williamson "Bye Bye Bird"」の2本については記載が誤っています。

この2本は『American Folk Blues Festival Vol.3』ではなく、先に書いた、今回同時リリースとなる『Blues Legends』に収録されている、ベルギーのTV『ジャズ・プリズマ』の映像で、撮られた年も1964年ではなく、1963年です。

2004/08/28(土) Love - John Lennon Acoustic Guitar
“Lost Lennon Tape”からの未発表音源を含む、新しいコンピレーション盤『Love: John Lennon Acoustic Guitar』の内容が明らかになりましたが、やはり予想していた通り、9月29日CCCDで日本先行リリースですね。

http://www.hmv.co.jp/news/newsDetail.asp?newsnum=408260041&category=0&genre=0&style=0&pagenum=1

まったくいいかげんにして欲しいぞ。>東芝EMI
こういうやり方でマジで売り上げが伸びると思ってるんですかねぇ。
洋楽愛好者の意識、行動をまるで分かってないのね。
ここの経営陣、アタマ悪すぎだよ。

2004/08/27(金) Frank Zappa: "QuAUDIOPHILIAc" 【DVD-Audio】
すでにみのるさんがご自身のHPのボードに書かれてるんで、どうしようかなぁと思ったんだけど、やっぱココでも情報を流しておきましょう。

9月14日にザッパの新タイトルがDVD-Audioでリリースされます。
http://www.dtsentertainment.com/sellsheet.php?upc=692860112599
amazon.co.jpでも予約受付が始まっていますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002MRKUY/

内容は、みのるさんチのBBSを参照して下さい。
http://bbs3.cgiboy.com/zappa/

それにしても、70年代にザッパが4チャンネル・ミックスを手掛けていたというのはちょっと驚きですね。
どんなミックスになってるのか楽しみです。

これでZFTは、今後もSACDではなく、DVD-Audioで音源リリースを進めて行くであろうことがはっきりしてきましたが、大勢はどうなんだろ?
こういうの↓も登場してきたし、ますます情勢が混沌としてきました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040825-00000004-cnet-sci

2004/08/26(木) Eddie Hazel - Games, Dames And Guitar Thangs
Pファンク軍団の伝説の名ギタリスト、故エディ・ヘイゼルが生前に出したソロ・アルバム『Games, Dames And Guitar Thangs』(1977年)がライノ・ハンドメイドからリイシューされました。
これ、私も持ってないんよね。
ちょっと高いけど、買うしかないかなぁ。
http://www.rhinohandmade.com/browse/ProductLink.lasso?Number=7868

2004/08/25(水) ブルースの世界/オフィシャル・ガイド
スコセッシの『ザ・ブルース』効果なのか、このところヴィンテージ・ブルースのCDリイシューやら出版物がやけに増えていますねぇ。

てなわけで、ブルース・インターアクションズから出たのが『ブルースの世界/オフィシャル・ガイド』なる本。
先の『ザ・ブルース』副読本を意識したらしく、タイプ別オススメ盤やらジャケ写コレクションやらロック・ミュージシャンがカヴァーした曲のオリジナル紹介やら、いろんな記事をゴッタに詰め込んでますが(お遊び記事多し)、キモになってるのは後半を占める人名事典でしょう。
考えてみると、これまで評論とかディスク・ガイドの類は結構出ていたんだけど、日本語による人名辞典てなかったんですよね。

ざっと目を通したところ、かなりの無名人までカヴァーされていて、さすがブルース・インターアクションズといった感があります。執筆陣も信頼出来る方々だし、便利に使えそう。
1,890円という価格もまずまず良心的。

『ザ・ブルース』ほどに濃密ではないけど、この音楽をクソ真面目に捉えるんではなく、軽いノリで紹介しつつも、妹尾みえさんら編集陣/執筆陣の愛情が伝わってくる、良い本ですね。

2004/08/24(火) デイヴィ・スピラーン
このイーリアン・パイプ/ロゥ・ホィッスル奏者の名前を意識したのは10年ほど前のこと。

ご多分に漏れず、ヴァン・モリスン経由でチーフタンズを知り、アイリッシュ・ミュージックに興味を持ち、聴き始めたのは90年代の初め頃だったはず。
93年に邦訳が出た、ヌーラ・オコーナー著『アイリッシュ・ソウルを求めて』(大栄出版)を参考にしながら、ぼちぼちとCDを買ったりしたのですが、同書の中にデイヴィ・スピラーンと彼が所属していたムーヴィング・ハーツも載っていました。

実のところ、スピラーンやムーヴィング・ハーツの演奏はそれよりもずっと以前に耳にしていたんだけど、気づいていなかったんですよね。
つまり、ヴァン・モリスンの『時の流れに (Inarticulate Speech of the Heart)』(1983年)や『センス・オブ・ワンダー』(1985年)、それにエルヴィス・コステロの『スパイク』(1989年)などに参加してたのに、クレジットをちゃんと見てなかったわけ。

そんなわけで、初めてスピラーンというミュージシャンを意識したのは、再編トラフィック『Far from Home』(1994年)収録の“Holy Ground”からだったりします。
これにヤラれて、その後、同年のウィンウッドがゲスト参加したスピラーンのソロ作『A Place Among the Stones』、ムーヴィング・ハーツのラスト・アルバム『The Storm』(1985年)、スピラーンとアンディ・アーヴァインのコラボレーション作でアイリッシュ音楽とバルカン音楽の融合を試みた『East Wind』(1992年)など、次々と購入し聴いてみたのですが、いずれも質が高くて驚かされました。

現在は廃盤になってしまったものも多いですが、もし見つけたら、どれでもいいから試しに聴いてみて下さい。
現時点での最新録音となる、フィドル奏者ケヴィン・グラッキンとのコラボ作『Forgotten Days』(2001年)も良いアルバムですよ。
イーリアン・パイプの音色って、結構ハマるんだよね。

ところで、日本ではイーリアン・パイプもしくはイリアン・パイプと表記するのが一般的ですが、実際の発音により近い表記だと、イーレン/イールンの中間的な音になるようです。
ユーリアン・パイプは完全な誤り。

2004/08/23(月) ロニー・レインのオススメ盤は?
フェイシズの4枚組ボックスの話題の際にロニー・レインについて触れたところ、先日ある方からのメールで「どれから聴いたらいいか?」と訊ねられたので、ここで返信。

一般に代表作として取り上げられることが多いのは、1975年の2作目『Ronnie Lane's Slim Chance』で、確かに名盤と言えるんですが、個人的に最も思い入れがあるのは、1974年の1作目『Anymore for Anymore』の方。

実は、私がこの人に興味を持ち、レコードを探し始めたのはちょっと遅くて1976年頃なんですね。
で、その頃、『Ronnie Lane's Slim Chance』と『One for the Road』の2枚のアイランド盤は簡単に入手出来たんですが、『Anymore for Anymore』は既に入手困難になっていて、中古盤で見つけるのに結構苦労したんです。

また、このアルバムとこの後の2枚は、いずれもスリム・チャンス名義ではあるんですが、メンバーは総入れ替えになっているんですね。
『Anymore for Anymore』のオリジナル・スリム・チャンスで重要な役割を担っていたのが、元マクギネス・フリントのベニー・ギャラガー&グレアム・ライル。(彼らの再発シリーズについては、またの機会に書きたいな)
彼らが参加していることで、他のアルバムほどパブ/バー・バンド色が出ておらず、英フォーク色というか、牧歌的なほのぼのアコースティック・サウンドが際立っているのが特徴。

とにかく大好きなアルバム。
現在はボーナス・トラック、ボーナス・ディスクが付いた2枚組でリイシューされています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000086ETJ/

でも、現時点でのイチオシは、1997年に出た2枚組BBC音源集『You Never Can Tell』。
断然コレを推します。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004HYMT/

まず冒頭の、オリジナル・スリム・チャンスによる、フェイシズ時代の“Ooh La La”と“Flags & Banners”に感激しました。
『Anymore for Anymore』のメンバーによる演奏はこの2曲を含め4トラックだけだけど、74〜76年録音も充実していて、オリジナル・ヴァージョンを凌駕する出来のトラックが多い。
ストーンズの“Sweet Virginia”のカヴァーも泣けます。

ロニーの代表曲がほぼ網羅されているし、録音も良いから、取りあえずはこれから聴いてみて下さい。
上手いヴォーカルとは言えないかも知れないけど、すごく誠実だし、ホントに音楽を愛していた人だったことが分かるはずです。

2004/08/22(日) 哀しみのソレアード
先日からDoCoMoのCM(企業:「兄」篇)で流れている曲が気になっていた。
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/f/cm_gallery.html

これは“When a Child Is Born”というクリスマス・ソングで、ジュディ・コリンズやブルック・ベントンを始め、とんでもなく多くのシンガー/ミュージシャンに取り上げられている曲。
ごく最近では、昨年出たムーディ・ブルースのクリスマス・アルバム『December』でも取り上げられていました。

でも、何でこの時期のCMにクリスマス・ソングなんだ?
と、単純に疑問を抱いた次第。

ただ、この曲、ずっと以前から知ってるんだけど、私の場合、果たして“クリスマス・ソング”として耳にしたんだろうかという疑念も湧いてきた。
てなわけで、気になると調べないと気がすまないという悪いクセで(^^;、あちこちで検索。

そしたら、この曲、原題は“Soleado”といい、もともとはクリスマスとは無関係なインスト曲だったんですね。
原曲は“Le Rose Blu”というタイトルで、イタリアのドラマー、チロ・ダッミッコのバンドが1972年に録音したものとのこと。
これがまったくの不発だったため、ダッミッコは新たにダニエル・センタクルツ・アンサンブルを結成、同曲に手を加え、1974年に再録音したのが“Soleado”であり、これがヨーロッパ中で大ヒット。

オール・ジャパン・ポップ20の記録を見ると、日本でも1975年の3月から5月にかけてヒットしています。
おそらくは私が初めて耳にしたのもこの時期でしょう。
また、この年にはフジTVのドラマ「春ひらく」の主題曲として、布施明の訳詞による西城慶子という歌手のヴァージョンが使われたらしいのですが、この頃の私はボロ・アパート暮らしの貧乏学生で、TVというのを持ってなかったので(^^;、まるで知りません。

結局のところ、この曲がクリスマス・ソングのスタンダードになったのは、フレッド・ジェイという人がキリスト生誕の英詞を付けたことによるもののようです。
したがって、DoCoMoのCMは季節外れではなかったわけですね。

8月絵日記の続き


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