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2004/07/23(金)
ネイティヴ・アメリカンの音楽
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このところ暑苦しくて、寝つかれない夜が続いてますが、そういうときのBGMとしてよく利用してるのが、ネイティヴ・アメリカンの縦笛奏者、R.カルロス・ナカイの『Canyon Trilogy』(1989年)。 無伴奏の即興ソロ集で、究極の“癒し系”とも言えそうなアルバムです。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000136Z/
以前には、就寝用BGMとして、ケルティック音楽やシンセによる環境音楽の類を利用してたんですが(メタルで寝ちゃうこともあるけど ^^;)、最近ではほとんどこれ。 押しつけがましさは微塵もなく、美しい音色がただもう心地良い。でも、じっくり耳を傾けると、心の奥底まで浸透してくる。 繊細さと強力な磁力を兼ね備えた音楽です。
でもこれを知ったのはそんなに前ではありません。 そもそもネイティヴ・アメリカンの音楽に興味を持ったのは、ケヴィン・コスナー監督・主演の映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990年製作)や、ロビー・ロバートスンのアルバム『Music for Native Americans』(1994年)、『Contact from the Underworld of Red Boy』(1998年)などを通じて。 でも、この分野について日本語で書かれた記事とか、入門書の類はほとんど見つからず、ブロードバンド環境が整った、ごく最近になってから、ネット上でぼちぼちと調べ始めた次第。
調べてみると、ネイティヴ・アメリカンの音楽を専門とするCanyon Recordsという会社が、50年代から活動しており、トラディショナルなものからコンテンポラリーなものまで、この分野で様々な録音を残していて、膨大なカタログを持っていることが分かりました。 http://www.canyonrecords.com/
ただ、どこから手をつけたらいいのか皆目見当がつかない。 そこで、amazon.comで同社がリリースしているCDで最も売れているものを検索したところ、ヒットしたのが上記の『Canyon Trilogy』だった。 後から知ったのですが、この作品、ネイティヴ・アメリカンのミュージシャンによるアルバムとして初めてゴールド・ディスクを獲得したもので、リリースから16年経った現在でも売れ続けている大ベストセラーだそうです。(先のロビー・ロバートスンもネイティヴ・アメリカンの血を引いてるミュージシャンの一人ではあるけど、ザ・バンドはネイティヴ・アメリカン音楽じゃないもんね ^^;)
以来、資金的に余裕があると、Canyon Recordsのカタログから何点か買ってみたりしてるんですが、部族や祭祀によって、様々な音楽様式があることまでは分かったものの、その全体像はいまだに掴めない。 まあ、研究家になるつもりはないから、そんなことはどうでもいいんですがね。 今はただ、何も考えず、この音楽に浸っていたいです。
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