るーべんの音楽日記
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2004/07/13(火) FAMEについての補足
音楽そのものの価値とは無関係ではあるんですが、私の場合、20〜70年代の音楽に惹かれるのは、その当時の記録や関係者の記憶が不完全であるが故、様々な“伝説”に彩られているからだと思うんですよね。
例えば、モータウンの“ファンク・ブラザーズ”伝説なんかもそうだし、あれだけ膨大な資料や研究書が出ているビートルズですら、いまだにナゾのままになってる事柄が数多く残ってるんだから面白い。
80年代からは音楽情報が爆発的に増加したから、ミュージシャンのミステリアスな部分が激減しちゃったように思います。

先だって某誌に書いた、フェイム・スタジオのセッション・ミュージシャンたちについての記事も、そうした“伝説”の一つ。
読んでいただいて、「面白かったよ」と言って下さる方が何人かおられ、すごく嬉しかった。
スタジオ前に立つ、リック・ホールと“フェイム・ギャング”の良い写真を見つけてくれた編集者にも感謝。(↓の写真よりもずっといい)
あの写真によって、記事の焦点が定まったとも言えます。

スペースが足らなくて、原稿から削った部分を若干フォローしておくと…。

フェイム・スタジオの最初の専属リズム・セクションである、ダン・ペン&ザ・ポールベアラーズのメンバーだった、デヴィッド・ブリッグズ(kbd)とノーバート・プトナム(b)は、フェイムを辞め、ナッシュヴィルに活動拠点を移した後、あの“エリア・コード615”に参加、ロック・ファンにも知られるようになります。
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ちょっと触れた、チップス・モーマン(g)とトミー・コグビル(b)については、67年、メンフィスにAGP(American Group Productions)、通称アメリカン・スタジオを設立。レジー・ヤング(g)やジーン・クリスマン(ds)らと共に“アメリカン・ギャング”と呼ばれるリズム・セクションを組み、69年のエルヴィス・プレスリー『From Elvis in Memphis』で一躍有名になりました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004T0UT/
全員白人で、“マスル・ショールズ・リズム・セクション”よりもむしろ“エリア・コード615”に近い、カントリー色が濃いリズム・セクションですが、ソウル・ファンには、オスカー・トニーJr.の『For Your Precious Love』や後期ゴールドワックスのジェイムズ・カー、スペンサー・ウィギンス、オヴェイションズなどの録音でよく知られているスタジオ&ミュージシャン集団ですね。
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