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2004/07/12(月)
レイ・チャールズの遺作
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昨日はもちろん投票に行って来ましたよ。 私の選挙区(定数1)では自民が公認候補を立てなかった(立てられなかった)ため、開票開始5分で民主(現職)に当確がついちゃいました。 なんともあっけない結果。 ------------------------------------------------- 某誌来月号のCDレヴューで回ってきた一枚がレイ・チャールズの遺作『Genius Loves Company』。 ご覧の通り、豪華ゲスト陣を迎えてのデュエット・アルバムで、近年よく見かける作りではあるが、まるでこれが最後のアルバムになることを見越していたんじゃないかとも思えるような、出来過ぎの遺作。
たぶん最も話題になるであろうトラックは、ノラ・ジョーンズとの“Here We Go Again”だと思うし、実際、予想以上の出来なんだけど、他の参加者もそれぞれ誠実にレイへの敬愛溢れるヴォーカルを提供しており、なかなか感動的であります。ノラやB.B.キングのトラックで聴ける、愛弟子ビリー・プレストンのオルガンにも泣ける。 “Do I Ever Cross Your Mind”で聴ける、ボニー・レイットのスライド・ギターも毎度のことながら、さすがとしか言いようがないし、グラディスとの“Heaven Help Us All”でのゴスペル・フィールの競い合いも素晴らしい。 ラストを締めるライヴ録音、ヴァン・モリスンとの“Crazy Love”も、これでもかと大袈裟に盛り上げたりしない、さりげないデュオであるところが、逆に良い後味を残します。
このアルバムには「遺作」の哀しさはなく、聴いていると、ホントに幸せな生涯の締め括りだなぁ、と穏やかな気持ちになりますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002F7I9Y/
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