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2004/12/24(金)
The Boogie Shack
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レココレの次号で第4集をレヴューさせて頂いたんだけど、『The Boogie Shack』(P-Vine)のシリーズって、ホント面白い! 40〜60年代のジャンプ/ジャイヴ/ブルーズ/R&Bから、理屈抜きに“踊らせる”ナンバーを選曲したコンピレーション・シリーズ。 詳しい内容(曲目)はこちら↓を参照して下さい。 http://www.down-beat.net/boogieshack/
鈴木啓志氏だとコレクター的、中村とうよう氏だと学究的なコンピレーションになっちゃうけど、このシリーズはDJが編纂してるんで、とんでもない人のとんでもない曲がとんでもない順番に飛び出してくる。 でも、ホンク・テナーのブチ切れブロウの直後にB.B.キングが出てきても、まるで違和感が無い。 それどころか、全体の流れがすごく良いんだよね。
「米黒人音楽は本来ダンス・ミュージックとして機能していたものであって、観賞用の音楽ではない」といった、様々な評論を読んで、アタマでは分かってるつもりでいても、鈴木氏やとうよう氏のコンピではつい構えてしまって、いまいち“ダンス音楽としてのブルーズ”の実感が掴めなかった人が多いんじゃないかなぁ。
それがこのシリーズでは、ブルーズマン、ホンカー、ヴォーカル・グループなど様々なタイプのシンガー/ミュージシャンの曲がゴチャマゼに入ってるのに、その総てがダンス音楽として機能してる。 「なるほど、こういうことね」とストレートに体感出来ると思う。 お見事!
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