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2004/12/01(水)
Sandy Denny / A Boxful of Treasures
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この時期に8,000円の出費は大きいなぁと思いながらも、結局辛抱できずに買ってしまいました。(^^;>サンディ・デニーの5枚組ボックス『A Boxful of Treasures』
ディスク[1]〜[4]は、67年のサンディ&ジョニー名義での初録音や宅録デモから始まり、77年の最後のスタジオ録音となった“Moments”までを、未発表音源も織り交ぜながら、クロノロジカルに辿る。 ディスク[5]は“A Collection of Rarities & Demos”というタイトルが付けられた、72〜76年のホーム・レコーディングを中心にまとめられたもの(フェアポート・コンヴェンションの74年ライヴ録音3曲を含む)。
ちなみにタイトルになっている“Boxful of Treasure”は、1967年に自宅で録音されたギターの弾き語りデモ(未発表)ですが、この曲は後に“Fotheringay”として録音される曲(そして彼女がフェアポートから独立して最初に組んだグループの名前になった)の初期ヴァージョン。 如何にもこのボックス・セットに相応しいタイトルですね。
まずはディスク[5]から聴いてみたんですが、あまりの素晴らしさに先に進めなくなっちゃった。 ホーム・レコーディング/デモ録音というと、“ロスト・レノン・テープス”みたいな、作りかけの曲を鼻歌まじりに演奏してるようなシロモノを想像するでしょうが、とんでもない。 フェアポートの『Rising for the Moon』(1975年)や生前最後のアルバムとなった『Rendezvous』(1977年)で公式発表される曲の弾き語り(ギター or ピアノ)デモ録音が多いんですが、ヴォーカルも演奏もこのままリリースしても充分に通用するクォリティ。 すごく丁寧かつ真摯に歌われていて、それだけでも感動モノです。
当分、このハコにハマりそうだなぁ。
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