るーべんの音楽日記
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2004/10/31(日) 『Meet The Beatles』の日本盤
まったく、もう。誰か誤りを正してあげてよ。(^^;
http://groups.yahoo.co.jp/group/rock_classics/message/14172

日本での初アルバム『ビートルズ! (Meet The Beatles)』(64年4月発売)は、米キャピトル盤とはまるで内容が異なる、日本独自編集盤。(まさに64年の時点でのベスト選曲!)
次の『ビートルズ No.2! (The Beatles' Second Album)』(64年6月発売)も同様。
東芝オデオン盤ではもう一枚、『ビートルズ No.5 (Beatles No.5)』(65年5月発売)が日本独自編集。

こんなことはビートルズ・マニアじゃなくても知ってると思う。(現に全然マニアなんかじゃないワタシが知ってる ^^;)

60年代の日本盤LPは上記3枚(ジャケ写は下↓)を除けば、基本的に英国盤準拠(ジャケットは異なってることが多かった)。
例外は、66年に出た米キャピトル企画『The Beatles' Story』(箱入り2枚組)と、68年当時英国では2枚組EP盤でしか出ていなかった『Magical Mystery Tour』を米国仕様のLPでもリリースしたこと。

一連の米キャピトル盤準拠の日本盤LPがリリースされたのは1970年の8月〜10月にかけて、つまり『Let It Be』の後です。

この↓、
http://groups.yahoo.co.jp/group/rock_classics/message/14150

> というわけで、『ラバーソウル』以前は、米国独自編集で出ていたキャピトル盤
> はCD化されずにきたわけです。

というのも不正確。
正しくは、“『サージェント・ペパーズ…』以前”です。
米キャピトル盤LP『ラバー・ソウル』は曲目の差し替えが行なわれており、『リボルバー』の米盤LPは3曲もカットされて11曲しか入ってないのね。

この米盤『リボルバー』未収録3曲やその他の取りこぼし曲をまとめたのが『“Yesterday”...and Today』(これの初回プレス盤がかの有名な“ブッチャー・カヴァー”)ですが、面白いことにこのアルバム、『リボルバー』の英米リリース(66年8月)よりも2ヶ月前に出てるんですよね。
つまり『リボルバー』収録曲の内3曲は、英パーロフォン盤がリリースされる前に、米国で先行して発表されていたんです。

また、ヴィー・ジェイからはシングル盤だけでLPはリリースされてないように書いてるのも誤り。
http://groups.yahoo.co.jp/group/rock_classics/message/14157

ビートルズのアメリカでのデビュー・アルバムは63年7月22日リリースの『Introducing The Beatles』(Vee Jay: VJLP-1062)で、これもレア盤として有名ですね。
さらに、ヴィー・ジェイはキャピトルがLPを出し始めてからも3枚のLP(『Introducing…』のリイシューを含む)をリリースしてるんです。その中でも珍盤として有名なのが、64年10月に出した、A面にビートルズ、B面にフォー・シーズンズをカップリングした『The Beatles vs The Four Seasons』(Vee Jay: VJDX-30)。

この程度の情報は、そこらのビートルズ関連書籍や音楽誌の特集記事に当たり前に載ってるでしょう。

情報の精度に固執はしてないし、私自身もたまに間違ったことを書いたりするけど(^^;、こんなにも誤りだらけだと(それもマイナーなミュージシャンならともかく、基本中の基本であるビートルズのネタだもん)、T氏個人だけじゃなく、あのMLそのものが信用されなくなっちゃいますよ。

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↑コピペして投稿してもいいです。>ALL
私は退会しちゃったんで、ROMだけで書き込みは出来ませんので。

2004/10/30(土) 小さな恋のメロディ
某所でビー・ジーズの話題が出ていたので(どんな話題が出てるか、一応ROMしてます ^^;)ちょこっとコメントを…。

以前から何度か書いてるんだけど、私の“はじレコ”は加山雄三の「君といつまでも/夜空の星」のシングル盤。調べてみたところ、これがリリースされたのは1965年12月5日だそうですが、私が買ったのはたぶん翌1966年のことだと思います。

その後GSブームがやってきて、そこから洋楽に興味を持ったわけだけど、初めて買った洋楽レコードがビー・ジーズの「マサチューセッツ/ホリデイ」のシングル盤でした。これは1967年12月25日にリリースされた日本盤。私が買ったのはやはり翌年。
つまり1968年が私にとっての“洋楽元年”ということになります。この辺りから1970年頃までの洋楽ヒット曲はほとんど覚えてますね。

そんなわけで、初期のビー・ジーズには結構思い入れがあるんですが、レココレでいまだに特集が組まれていない大物グループの一つでもあるんですよね。(もう一つがやはり私にとって思い入れのあるムーディ・ブルース)
特集が組まれても、まるで畑違いと思われてる私に原稿依頼が回ってくるとは思えないんですが(^^;、ここ数年、中古盤や輸入盤の安売りセールで見かけると捕獲してまして、いつの間にやらビー・ジーズのアルバムが結構集まってしまった。(笑)
たぶんオリジナル・アルバムの7割くらいは手許にあるんじゃないかと思う。
ここまで来たらコンプリートを目指そうかなぁ。(^^;

ところで『小さな恋のメロディ』(1971年)のサントラ盤ですが、これにはレア音源というほどじゃないけど、オリジナル・アルバムには入ってない曲が1曲あるんですよね。
冒頭の“In the Morning (Morning of My Life)”がそれ。
これはワールド・デビュー前のオーストラリア時代(1966年)に発表した曲の再録音ヴァージョンでして、このサントラ盤やごく一部のベスト盤にしか収録されていないんです。
今ではむしろ66年録音のオリジナル・ヴァージョンの方が多くのオーストラリア録音音源のコンピレーション盤に入っているため、簡単に聴けるかも。
オーストラリア時代にバリー・ギブが書いた曲としては“Spicks & Specks”と並ぶ佳作ですが、このサントラ盤収録の71年再録音ヴァージョンの方がはるかに出来が良いです。

ちなみに映画『小さな恋のメロディ』が公開されたのは1971年6月ですが、その後、74年6月 → 76年8月 → 78年6月と、三度もリバイバル上映されてまして、某所に書き込みされてる方々のほとんどは、この三度目のリバイバル(78年)で観ておられるんじゃないかと思います。

で、来月17日にはDVDがリリースされますが、Amazon.co.jpでは早くもかなりの数のカスタマーレビューが付いてるし、DVD売上ランキングでも15位(29日現在)に入っててビックリ!!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005R22H/

英米ではまるでヒットしてないし、評価もされてない映画なんだけど、日本では異常に人気あるんだよね(海外ではDVD化されてないし、サントラ盤がCD化されてるのも日本だけ)。
71年日本初公開当時の配給会社のプロモーションが上手かったんですかねぇ。不思議です。

2004/10/29(金) 死去した著名人の長者番付トップ10
最もリッチな死去した著名人のトップ10だそうです。
http://www.barks.jp/news/?id=1000003319&v=f

死去した著名人番付トップ10(Forbes):

1. エルビス・プレスリー
2. チャールズ・M・シュルツ
3. J.R.R.トールキン
4. ジョン・レノン
5. シオドア・スース・ガイゼル
6. マリリン・モンロー
7. ジョージ・ハリスン
8. アーヴィング・バーリン
9. ボブ・マーリー
10. リチャード・ロジャース

プレスリーや元ビートルの二人はやっぱりといったところですが、ボブ・マーリーはちょっと意外。ジャマイカの物価水準で換算したんだろうか?(^^;

シオドア・スース・ガイゼルは、ドクター・スースとして有名な絵本作家ですが、日本ではそんなに知られてないんじゃないかなぁ。

アーヴィング・バーリンは「ホワイト・クリスマス」、リチャード・ロジャースは『サウンド・オブ・ミュージック』の印税が大きいんでしょうねぇ。

2004/10/28(木) “Chronicles”
例のディランの自伝『Chronicles Vol.1』がついに発売されました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0743228154/

おそらくは口述した録音テープを専門のライターが原稿に起こしたものでしょうし、若い頃から虚言癖が甚だしかった人(ほとんど病気 ^^;)ですから、“公式なバイオグラフィ”といっても信用できるものではないと思われます。

そもそもアーティストの自伝なんてホラ話ばかりでロクなモノはない。
あの『ザ・リアル・フランク・ザッパ・ブック』にしても前半部分は本人の記憶が不確かなところが多く、時系列的に矛盾が生じちゃったりしてます。
そうした曖昧さやウソで取り繕ってる部分にツッコミ入れながら読むというのが通の楽しみ方かも。(笑)

デジタル(.pdf)版は1,611円なんで、こちらの方がいいですね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00068WKZO/

amazon.comではさらに500円程度安いです。
http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/B00068WKZO/

2004/10/27(水) 休みます
「また地震かっ!」と思ったら、自分のめまいだった。(^^;
このところ生活が不規則になっちゃってるもんなぁ。

2004/10/26(火) 『Hey!!ブルースマン』第2巻
以前紹介した(http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/ruben/?Y=2004&M=8&D=1)、山本おさむ作『Hey!!ブルースマン』の第2巻がようやく出ました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063289729/

50歳を越える歳になっても音楽(ブルース)から離れられない、永遠のバンド野郎たちと彼らを支えるブルース好きたちのヒューマン・ドラマ。
今回のエピソードも泣かせてくれます。

この第2巻の最後ではいよいよ70年代初頭、京都のブルース・シーンの回想に突入。
第3巻は11月22日発売予定。
あの時代にブルース・ファンになった人なら間違いなく泣けると思うよ。(^^;

2004/10/25(月) John Lennon / Rock 'n' Roll [Remixed & Remastered]
萩原健太さんがシビアな意見を書かれてたし、私自身も『Let It Be...Naked』に吐き気がするほどムカついたクチなんで(^^;、コレもダメかなぁと思いつつ聴いたんですが、結構良いんでないの。

でも、私の場合、このアルバムにさほど思い入れがないからかも知れない。
リアルタイムでLPを買っているし、1987年にCD化された際にも買ってるけど、これまで良いアルバムだと思ったことはないんですよね。(^^;

全収録曲のオリジナル・ヴァージョンを知ってるけど、オリジナルに匹敵する出来のトラックは一つもないし(初期のビートルズにはオリジナルに迫る、あるいは越えてると思えるカヴァー曲がいくつもあった)、アレンジもゴテゴテしてて、R&R本来の魅力を台無しにしてる。
ジョンのヴォーカルも、ワイルドなシャウトというより、単に投げやりで雑なだけだと思う。
原曲の良さで辛うじて水準を保ってるアルバム、というのがこれまでの印象。
旧CDを買ったのも、ただ「ジョンのアルバムだから」買いなおしておきたいというだけの理由でした。ディランの『ビリー・ザ・キッド』を買いなおしたのと同じね。(笑)

それが今回のリミックス/リマスターでようやくこのアルバムの魅力/聴き所をいくつか発見できた気がする。
モコモコとこもっていた音がすっきりし、音場が広がり、音圧も増した。ホーン・セクションの抜けが俄然良くなってます。
各楽器のプレイがはっきり分かるようになったのが大きいですね。
バックを担当しているセッション・ミュージシャンたちの演奏がとにかく上手い。
ジェシ・エド・デイヴィスのスライド・ギターがこれまでよりもはっきりと聴き取れるのが嬉しいな。
ジョン自身の不調ぶりはリミックスしたところでどうにもならんけど(^^;、演奏の良さを再認識できたのは収穫ですね。

2004/10/24(日) The making of Brian Wilson's SMiLE
Nonesuch Recordsのサイトで“The making of Brian Wilson's SMiLE”というQuickTimeムーヴィーが観れます。(結構長いよ)
先に書いた、デヴィッド・リーフ制作のドキュメンタリー『Beautiful Dreamer』のサワリというか、予告編ですね。
こりゃ、かなり期待出来そう。
http://www.nonesuch.com/Hi_Band/smile.html

2004/10/23(土) BB5のパロディ
ビーチ・ボーイズのパロディというと、ビートルズの「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」と先にあげた10ccの「ラバー・ブリッツ」があまりにも有名ですが、実はあのニール・イネスも挑戦してるんですよね。
ボンゾ・ドッグ・バンドの『仲良き事は美しき哉(Let's Make Up and Be Friendly)』収録の“King of Scurf”がそれ。

でも、さすがに全盛期のブライアンの天に舞い上がるようなハイトーンのファルセットやコーラス・ワークは真似しきれず、ビートルズ(ラトルズ)やディラン(“プロテスト・ソング”)みたいに上手くいってなくて、中途半端な出来。(ザッパ/マザーズの『クルージング・ウィズ・ルーベン&ザ・ジェッツ』に入ってそうな曲だなぁ)
言われないとブライアンのヴォーカルをパロってるということに気付かないかも。
このアルバムでもやはりビートルズ(ジョン・レノン)のパロディ“Don't Get Me Wrong”の方がハマってますね。

2004/10/22(金) もう一つのロック&ロールの子守唄
そうそう、「ロックン・ロール・ララバイ」という曲、もう一つあるんですね。
10ccの『びっくり電話(How Dare You!)』(この邦題のセンスこそビックリものですな ^^;)に収録されてる、グレアム・グールドマン/エリック・スチュアートの曲。
これも良い曲です。
(B.J.トーマスのは“Rock and Roll Lullaby”、10ccのは“Rock 'n' Roll Lullaby”と表記は違う)

10ccというと「アイム・ノット・イン・ラヴ」が収録されている『オリジナル・サウンドトラック』を推す人が多いけど、私はこの『How Dare You!』が最高傑作だと思うんですよね。
ここからヒットしたのはスチュアート/グールドマンの「芸術こそ我が命(Art for Arts Sake)」だけど、良いのは何といってもラストのケヴィン・ゴドレイ/ロル・クレーム作「電話を切らないで(Don't Hang Up)」。
転調しながらどんどん展開してゆく美しいメロディと実験性に富んだサウンド・プロダクションには、ブライアン・ウィルスンと通じ合うものを感じます。
(そういや、先のB.J.トーマスの「ロックン・ロール・ララバイ」のバック・コーラスもBB5にインスパイアされたものですね)

10ccが一般にどう捉えられているのかは分かりませんが、彼ら(特にゴドレイ/クレームのコンビ)がやりたかったのは、『ペット・サウンズ』〜『スマイル』期のブライアンの試みを引き継ぎ、それを英国的ユーモア・センスで再構築/発展させることだったのではないかと思えるのね。
当時10ccのデビュー・アルバム収録の「ラバー・ブリッツ」(これもゴドレイ/クレーム作)を聴いた、BB5狂の友人が中間部のファルセット・ヴォーカルで「わっ! ブライアンだぁ!」と驚喜していたのを思い出します。

10月絵日記の続き


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