るーべんの音楽日記
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2005/04/09 『Ray/レイ』【DVD】
2005/04/01 ようやく出る『Pearl (Legacy Edition) 』
2005/03/23 ダウンしてました(^^;
2005/03/18 SCI / On The Cover
2005/03/17 The Rutles 2

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2004/08/11(水) Festival Express
おそらく本年最高の発掘映像ということになるでしょう。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/aug/o20040808_20.htm

米国では現在劇場公開中。
http://www.festivalexpress.com/

↑のオフィシャル・サイトで予告編や曲目リストを見ただけで興奮しますねぇ。
早く観たいぞぉ。

1. Grateful Dead - Casey Jones
2. Grateful Dead - Don't Ease Me In
3. Grateful Dead - Friend of the Devil
4. The Band - Slippin' and Slidin'
5. Delaney & Bonnie & Friends - Goin' Down the Road
6. Buddy Cage/ Various Artists - Traditional Country Song
7. Buddy Guy & Rick Danko - Baby Here I Come
8. Jerry Garcia & Sylvia Tyson - Better Take Jesus' Hand
9. Mashmakan - Comin' Home Baby
10. Buddy Guy - Money
11. Flying Burrito Bros - Lazy Day
12. The Band - The Weight
13. Janis Joplin - Cry Baby
14. Buddy Guy & Jerry Garcia - I Can't Do It Baby
15. Rick Danko & Janis etc - Ain't No More Cane
16. Buddy Guy & Rick Danko - Soul Jam
17. Various Artists - Sunshine of Your Love
18. Sha Na Na - Rock & Roll is Here to Stay
19. Ian & Sylvia & The Great Speckled Bird - CC Rider
20. Grateful Dead - New Speedway Boogie
21. The Band - I Shall Be Released
22. Janis Joplin - Tell Mama
23. Janis Joplin - Me & Bobby McGee
24. New Riders of the Purple Sage - Better Take Jesus' Hand

2004/08/10(火) Free Music Watchdog
改定著作権法の悪しき運用に対する新たな監視ネットワーク「Free Music Watchdog」が始動しました。

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このネットワークは定まった組織ではなく、一切のヒエラルキーはありません。自分で考え、それぞれに出来ることをやりながら、音楽関係者を含む心ある音楽ファンが緩やかに連携して、音楽の自由を阻害しようとする人たちから<煙たがられる>ような存在を目指していきたいと考えています。

それにともない、「私たち音楽関係者は、著作権法改定による輸入CD規制に反対します」blog http://copyrights.livedoor.biz/ もリニューアルいたします。blog名を「Free Music Watchdog : 音楽メディア関係者有志による情報中継所」と改め、上記監視ネットワークのいち中継所として、情報の発信と公開を随時おこなっていきます。

アイコン(→)は上記blogにて公開する予定です。ダウンロードは自由ですので、みなさんのWEBSITEなどでも、自由に使ってください。私たちは忘れていないということ、音楽の選択肢が奪われないように監視を続けるということを示していきましょう。

音楽メディア関係者有志(石川真一、大貫憲章、小野島大、北中正和、高橋健太郎、ピーター・バラカン、藤川毅)

2004/08/09(月) BLUES LEGENDS
『BLUES LEGENDS』【DVD】の英文ライナーの訳が届く。
二人の経歴にも詳しく触れている、かなりの長文ですが、その中からDVD収録映像に関する部分だけ抜粋し、転載します。

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アメリカン・フォーク・ブルース・フェスティヴァルに参加したことで、メンフィス・スリムとサニー・ボーイ・ウィリアムスンはそれぞれに理想的な聴衆と出会うことができた――スリムにとってはヨーロッパの上品なジャズ・ファンと、一方のサニー・ボーイはアメリカのブルースに熱中するイギリスの若きロック・ファンとの出会いを果たしたのだった。
1963年のフェスティヴァルを終えたあとも、スリムとサニー・ボーイは共にポーランド・ツアーを敢行、デンマークでは、のちにストーリヴィル・レーベルからリリースされることになるアルバムのレコーディングも行っている。さらに1963年12月1日のパリはブルース・バーにおける両者の共演の様子はライヴ・アルバム『SONNY BOY WILLIAMSON & MEMPHIS SLIM IN PARIS』に纏められた。

同じころメンフィス・スリムとサニー・ボーイ・ウィリアムスンはテレビ・ショウ『JAZZ PRISMA』に出演、ナイトクラブを模したブラッセル(ブリュッセル)のスタジオで、黒い服に身を包んだ観客を前に演奏している。本作には、この際の10曲分のパフォーマンスが収められている。
ステージは「俺にはブルースがある/お前にだって/夢が叶うまで俺はいつまでも歌い続ける」という一節で有名な「The Blues Is Everywhere」で始まる。この曲を演奏するスリム、M.T.・マーフィ(のちにマット“ギター”マーフィとして知られるようになる)、ドラマーのビリー・ステプニーの3人は、続いて「All By My Self」を披露、この風変わりなナンバーは、おそらくは「Turkey In The Straw」と同じ曲から発展したものだろう。
ここで若干ペースを落とし、「My Gal Keeps Me Crying」のすばらしいヴァージョンが始まる。カメラはマーフィのT ボーン・ウォーカー風のギターをバックに目を閉じて演奏するスリムの姿を捕え、マットのシンプルで乗りのいいギターと、ステプニーもドラム・ソロの出番となる。
次いでスリムはルンバ調のブギ・ナンバー「I'm Lost Without You」を披露、「Wish Me Well」で自身のセットを締めくくる。マーフィとスリムのインタープレイも「Wish Me Well」の聴きどころのひとつだが、何より感動的なのは最後の一節(「俺はお前を諦める/まだ愛しているけれど/ばかにされるのはもうたくさんだから」)である。
ここでサニー・ボーイが登場し、バンドと共に4曲を披露、ベルギーのカメラマンは1曲目に演奏されるスローな「Lonely Man」でハーモニカを吹くウィリアムスンのアップを捕えている。これに続く「Keep It To Yourself」は「Lonely Man」とは対照的なアップ・テンポのナンバーで、テーマは浮気だ(「愛しい人/俺たちのことは誰にも話してはいけない/ほんのひとことでも口にしてはだめだ/お前には夫が/俺には妻がある/何か言えば俺たちの人生はめちゃくちゃになってしまう…。」)
次に、サニー・ボーイは、彼がチェスに残した最高の作品のひとつ「Your Funeral And My Trial」を披露、バンドとの演奏はここまでで、完全なソロ・パフォーマンスとなる「Bye Bye Bird」では、ハーモニカを口の中にいれ、手を使わずに音を出すというサニー・ボーイの特異なパフォーマンスを確認することができる。

『JAZZ PRISMA』からの以上10曲に加え、本作『BLUES LEGENDS』にはメンフィス・スリム、サニー・ボーイ・ウィリアムスンの計5曲分のパフォーマンスが収録されている。スリムの映像は、1962年のアメリカン・フォーク・ブルース・フェスティヴァル・ツアーの最中に撮影された「Rockin' The House」と、同じく1963年の「I'll Just Keep On Singing The Blues」の2曲で、いずれも『THE AMERICAN FOLK BLUES FESTIVAL VOLUME ONE』、『THE AMERICAN FOLK BLUES FESTIVAL VOLUME TWO』には収められていなかった。
イギリスで購入した山高帽を被るサニー・ボーイの映像は1964年にスウェーデンで撮影されたものである。彼はここで「Who's Gonna Take Care Of You」と(1963年11月22日にダラスで暗殺された)ケネディ元大統領に捧げた即興曲「It's Raining Outdoors, Baby」、ステージのクロージングにたびたび取り上げた「Have You Enjoyed Me Play」の3曲を披露、最後の2曲は間断なく演奏されている。

追記:このDVDには2種の特典映像が追加された。そのひとつはベッシー・スミスのレパートリーとして有名な「Careless Love」を歌うメイ・マーサーのバックでサニー・ボーイ・ウィリアムスンが演奏した際の記録である。当時、パリのブルース・バーの若きオーナーだったマーサーは、その後、女優に転身、クリント・イーストウッドの主演作『DIRTY HARRY』、『BEGUILED(白い肌の異常な夜)』、ニューオリンズの売春宿を舞台にしたルイ・マル監督の問題作『PRETTY BABY』、テレビ・ドラマ『THE SHIELD』などに出演している。もうひとつの特典映像は1960年のニューポート・フェスティヴァルにおけるピアニスト、オーティス・スパンのパフォーマンスで、マディ・ウォーターズ・バンドの力強い演奏をバックにした3曲のインストゥルメンタル・ナンバー――「Boogie Woogie Blues」、「Slow, Sweet Blues」、WCハンディの「ST. Louis Blues」――を楽しめる。

2004/08/08(日) American Folk Blues Festival DVDを整理
某誌の記事のため、3巻のDVD収録トラックを整理してみました。

1962年
T-Bone Walker
・Call Me When You Need Me [1]
・Don't Throw Your Love On Me So Strong [2]
Sonny Terry & Brownie McGhee
・Hootin' Blues [1]
・Stranger Blues [2]
Memphis Slim
・The Blues Is Everywhere [1]
Willie Dixon
・Nervous [2]
Helen Humes with all-star cast
・The Blues Ain't Nothin' But A Woman [3]

※この年のその他の出演者
Shakey Jake、John Lee Hookerなど

1963年
Lonnie Johnson
・Another Night To Cry [1]
Big Joe Williams
・Mean Stepfather [1]
Sonny Boy Williamson
・Nine Below Zero [1]
Otis Spann
・Spann's Blues [1]
Muddy Waters
・Got My Mojo Working [1]
Victoria Spivey
・Black Snake Blues [2]
Memphis Slim
・Everyday I Have The Blues [2]
Willie Dixon
・Sittin' And Cryin' The Blues [2]
Matt "Guitar" Murphy
・Murphy's Boogie [2]
Entire Cast
・Bye Bye Blues [1]

1964年
Willie Dixon
・Weak Brain And Narrow Mind [1]
Sonny Boy Williamson
・Bye Bye Bird [2]
・My Younger Days [2]
Sunnyland Slim
・Come On Home Baby [2]
Lightnin' Hopkins
・Mojo Hand [2]
Howlin' Wolf
・Shake For Me [2]
・I'll Be Back Someday [2]
・Love Me Darlin' [2]

※この年のその他の出演者
Sleepy John Estes & Hammie Nixon、John Henry Barbee、Sugar Pie Desantouなど

1965年
John Lee Hooker
・Hobo Blues [1]
Eddie Boyd
・Five Long Years [1]
Walter "Shakey" Horton
・Shakey's Blues [1]
Mississippi Fred McDowell
・Going Down To The River [1]
Big Mama Thornton
・Down Home Shakedown [2]
・Hound Dog [3]
Roosevelt Sykes
・Gulfport Boogie [3]
Buddy Guy
・Out of Sight [3]
Dr. Isaiah Ross
・Feel So Good [3]

※この年のその他の出演者
J.B. Lenoir、Lonesome Jimmy Lee Robinsonなど

1966年
Otis Rush
・I Can't Quit You Baby [1]
Sippie Wallace
・Woman Be Wise [1]
Junior Wells
・Hoodoo Man Blues [1]
Roosevelt Sykes
・Tall Heavy Mama [2]
Big Joe Turner
・Flip, Flop And Fly [3]

※この年のその他の出演者
Little Brother Montgomery、Sleepy John Estes、Robert Pete Williamsなど

1967年
Skip James
・All Night Long [3]
・Crow Jane [3]
Bukka White
・Got Sick And Tired [3]
Son House
・Death Letter Blues [3]
Hound Dog Taylor & Little Walter
・Wild About You [3]
Koko Taylor & Little Walter
・Wang Dang Doodle [3]
Sonny Terry & Brownie McGhee
・Stranger Here [3]
・Burnt Child (Afraid of Fire) [3]
・Gonna Move Across The River [3]

1968年
Muddy Waters
・Long Distance Call [3]
・Got My Mojo Working [3]
(この2トラックはAFBFからのものではなく、単独ツアーで渡欧した際にドイツのTV局が撮ったもの)

※この年のAFBF出演者
Jimmy Reed、John Lee Hooker、T-Bone Walker、Big Joe Williams、Curtis Jones、Eddie Tayler、Walter "Shakey" Horton、Jerome Arnold、J.C. Lewisなど

1969年
Earl Hooker
・Walking The Floor Over You [1]
・Off The Hook [1]
・Instrumental [3]
Magic Sam
・All Your Love [2]
・Magic Sam's Boogie [2]

※この年のその他の出演者
Carey Bell、Juke Boy Bonner、Clifton Chenier、Whistling Alex Moore、John Jacksonなど

2004/08/07(土) American Folk Blues Festival Vol.3
『American Folk Blues Festival Vol.3』の映像サンプル(VHS)が届きました。
でも何故かボーナストラック分が収録されてない。

1. Big Mama Thornton - Hound Dog (1965)
2. Roosevelt Sykes - Gulfport Boogie (1965)
3. Buddy Guy - Out of Sight (1965)
4. Doctor Isaiah Ross - Feel So Good (1965)
5. Big Joe Turner - Flip, Flop And Fly (1966)
6. Skip James - All Night Long (1967)
7. Skip James - Crow Jane (1967)
8. Bukka White - Got Sick And Tired (1967)
9. Son House - Death Letter Blues (1967)
10. Hound Dog Taylor & Little Walter - Wild About You (1967)
11. Koko Taylor & Little Walter - Wang Dang Doodle (1967)
12. Sonny Terry & Brownie McGhee - Stranger Here (Stranger Blues) (1967)
13. Sonny Terry & Brownie McGhee - Burnt Child (Afraid of Fire) (1967)
14. Sonny Terry & Brownie McGhee - Gonna Move Across The River (1967)
15. Helen Humes, T-Bone Walker, Memphis Slim, Willie Dixon, Sonny Terry, Brownie McGhee, Jump Jackson - The Blues Ain't Nothin' But A Woman (1962)

[Bonus Tracks]
16. Earl Hooker - Instrumental (1969)
17. Muddy Waters - Long Distance Call (1968)
18. Muddy Waters - Got My Mojo Working (1968)

トラックリストをご覧になってお分かりのように、今回は1967年のものが中心。
リトル・ウォルター(harp)が参加してる2曲は、ウォルター唯一の映像として有名なものですね。
ラストの豪華共演も見ごたえあります。

日本版リリースは9月8日が予定されていますが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001ZX3LM/

同日にはもう一本、『Memphis Slim And Sonny Boy Williamson / Blues Legends』というDVDも出ます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002J53VU/

これはAFBF番外編とでも言うべきもので、『American Folk Blues Festival』収録の63年ドイツTV映像が撮られた前日に、ベルキーで撮られた“ジャズ・プリズマ1963”からの映像を中心に収録したもの。
こちらのサンプルも手許に届いてまして、これから観るところです。

2004/08/06(金) 箱根アフロディーテ
33年前、1971年の今日(8月6日)、あの“箱根アフロディーテ”が開催されたのですね。
http://www2.yamaha.co.jp/himekuri/view.html?ymd=19990806

思えば、かつてニフティのFROCKのクラ部屋に初めて書き込みした自己紹介に、好きなアルバムと共に、「私が初めて行った外タレのロック・コンサートは箱根アフロディーテのピンク・フロイド」と書いたら、いくつもレスが付いて、そこから私のネット生活が始まったのでした。

この野外コンサートについては過去何度か書いているし、かつてのクラ部屋のアクティヴ・メンバーだった、ヒリュウさんがHPにまとめておられます。
http://www.bremen.or.jp/hemmi-m/rock70s/floyd1.html

てなわけで、今日は“エコーズ”でも聴くことにしようかなとも思ったんだけど、やっぱり『モア』にしましょう。
彼らのアルバムで今も時々聴きたくなるのは何故かこれだけなんですよね。

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皆さん、8月3日のNHK教育テレビ「視点・論点」(“音楽は誰のもの”ピーター・バラカン氏)をご覧になりましたか?
見逃した方はコチラ↓の書き起こしをお読み下さい。
http://ashram.shacknet.nu/blog/index.php?itemid=59

依田巽氏がRIAJ会長を退いた、これからの方がある意味厄介かも知れません。
今後どうなるのか。レコード業界の動向からますます目が離せない状況になってきましたね。

2004/08/05(木) Curved Air
久しぶりにカーヴド・エアを聴きたくなって、棚の奥から引っ張り出して来た。

カーヴド・エアは1970年にデビューした英国のバンドで、ダリル・ウェイのヴァイオリンと女性シンガー、ソーニャ・クリスティーナのヴォーカルをフィーチャーしていました。

バンド名は、現代音楽家テリー・ライリーの代表作“A Rainbow in Curved Air”から付けられたものですが、ミニマル・ミュージックをやってたわけじゃなく、音楽的には60年代後半のサン・フランシスコのバンド、イッツ・ア・ビューティフル・デイやジェファスン・エアプレインからの影響が色濃いロック・バンド。

後年(75〜76年)には、後にポリスに参加し、しばらく前にはフィッシュのギタリスト、トレイ・アナスタシオらとのプロジェクト、オイスターヘッドでも活躍していたドラマー、スチュアート・コープランドが在籍していたことでも知られています。

また、73年の『Air Cut』ではエディ・ジョブスン(当時、若干18歳)がダリル・ウェイに代わって参加していました。これが彼のメジャー・デビューだったはず。その後、ロキシー・ミュージック〜ザッパ・バンド〜キング・クリムズン〜ジェスロ・タル〜UKに参加したのはご存知の通り。(凄い経歴だよなぁ)

今私の手許にあるのは最初の3枚だけですが、やはり3rdアルバム『ファンタスマゴリア』(1972年)が一番いいかな。

『不思議の国のアリス』の水パイプをふかすイモムシのジャケットからは、やはりジェファスン・エアプレインの“ホワイト・ラビット”からの流れである、60年代ドラッグ文化の名残りを感じるし、同様に『不思議の国のアリス』からインスパイアされた、ビートルズの“アイ・アム・ザ・ウォルラス”やジェスロ・タルの『パッション・プレイ』の“眼鏡をなくした野ウサギの物語”などに通ずる、英国ナンセンス文化の伝統も感じます。

プログレ的展開もあるんだけど、演奏力がイマイチなんで(ヘタではないけど)、どこかドタバタしてる。(笑)
隙だらけの演奏が逆に人間的でいいのね。(^^;

まあ、今聴いてもB級バンドだと思うし、名盤とも思わないけど、最近何故かあの当時に聴いてたブリティッシュ・ロックに愛おしさを感じるんですよね。

2004/08/04(水) はた迷惑
一部の方に私のメールアドレスを騙ったウィルスメールが配信されているようですが、私のところのウィルス対策は完璧とは言い切れないものの、複数の方法でウィルスメールを遮断してますし、常時チェックしており、現在はもちろん、過去にも一度も感染していません。

大概の方はご存知でしょうが、最近のウィルス(ワーム)は、感染しますとPC内にあるメールアドレスを自動的に検索し、送信元を偽装した上で自身のエンジンを使用して、ウィルスを添付したメールを送信します。
そういうわけで、私のメルアドで届いても、発信元は私のPCではございません。

マック・ユーザーだから何の実害もないのにやたら大袈裟に騒ぎ立てて、メールしてくる某T氏などは、こうしたウィルス(ワーム)について、まるでご存じないようなので、念のため。
いちいち手のかかる御仁で参ります。(^^;

それと、ウィルスチェック同様、スパイウェアのチェックも定期的にやった方がいいですよ。>皆さま
http://security.kolla.de/
結構入り込んじゃってますぞ。

2004/08/03(火) Cruel to Be Kind
2001年に出た『What Is So Funny About Peace Love & Understanding?』に続く、ブリンズリー・シュウォーツのBBC音源集第2弾。
3月末に出たものですが、先月入手しました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001QNOBU/

どうせ残りものだろうと侮ってはいけません。(実は侮っていた>自分 ^^;)

『What Is So Funny About Peace Love & Understanding?』の聴きものは、ゲストのフランキー・ミラー(vo)をフィーチャーした、ヴァン・モリスンの“ワイルド・ナイト”などの4曲でしたが、今回の目玉はニック・ロウ/イアン・ゴム共作のタイトル曲“Cruel to Be Kind(恋するふたり)”ということになるでしょうね。
シュウォーツのオリジナル・アルバムには入っていなかった曲で、後にニック・ロウが再録音。79年に英米共にポップチャート第12位のヒットになりました。(ちなみにイアン・ゴムも1997年の『クレイジー・フォー・ユー』でセルフカヴァーしてます)
えねまさんも好きな曲に挙げられてましたね。
http://www.fsinet.or.jp/~eneman/MUSIC/pop/pop_C.html#Anchor1680112

このシュウォーツ版は、ニック・ロウの4枚組ボックス『The Doings』に収録されていた、Original Version (シングル“Little Hitler”のB面)とほぼ同じアレンジで、テンポも速め。
ヒットした『Labour of Lust』収録のテンポを落としたヴァージョンがやはり最高の出来だとは思いますが、この疾走感のあるシュウォーツ版も悪くないです。

また、その他の曲にはオリジナル・スタジオ・ヴァージョンよりも出来が良いものが多い。
さすがパブ・ロック・シーンを先導したバンドだけあって、ライヴで本来の実力を発揮してたことが分かります。(エキサイティングに煽ったりはしないけどね)

それにしてもポップで良い曲が多いなぁ。
ロウとゴムのソングライターとしての才能に改めて感服。

2004/08/02(月) New Juke Box Hits
気付いてくれてる人が少ないので…。(^^;

↑のタイトル・ロゴに使ってるのは、チャック・ベリーの5枚目のオリジナル・アルバム『New Juke Box Hits』(Chess LP 1456, 1961年)のジャケット写真。

『After School Session』(1957年)、『One Dozen Berrys』(1958年)、『Chuck Berry Is on Top』(1959年)などと比較すると、超有名曲がほとんど入ってないこともあって、あまり話題にならないアルバムですが、4枚目の『Rockin' at the Hops』(1960年)とこの5枚目にはマット・マーフィがセッション参加しているトラックが含まれているんですよね。(現在廃盤)

1. I'm Talking About You
2. Diploma for Two
3. Thirteen Question Method
4. Away from You
5. Don't You Lie to Me
6. The Way It Was Before
7. Little Star
8. Route 66
9. Sweet Sixteen
10. Run Around
11. Stop and Listen
12. Rip It Up

[1][8][12]を除く、9曲(1960年2月12日/15日録音)の参加ミュージシャンは、

L.C. Davis (ts)
Johnny Johnson (p)
Mutt Murphy (g)
Willie Dixon (b)
Eddie Hardy (ds)

これらにおけるギター・ソロの多くはマーフィの演奏です。

有名曲がほとんどないとはいえ、[1][5][8]はストーンズ、[3]はライ・クーダーのカヴァーで知ってる人もいるでしょう。
[5]“Don't You Lie to Me”は、タンパ・レッドの1940年録音がオリジナルで、B.B.キング、アルバート・キング、スヌークス・イーグリンなども演ってる曲ですが、ストーンズのカヴァーによって、現在はこのチャック・ベリーのヴァージョンが最も有名。

[9]“Sweet Sixteen”はB.B.キングのブルース・カヴァー。
実に軽い仕上がりですが、いかにもマット・マーフィらしいギターが聴けます。

8月絵日記の続き


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