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2011/04/14(木) 「ハイヒールには無限の可能性」
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【パリ】「ハイヒールには無限の可能性」


パリ(CNN) 世界中の女性からあこがれを集め、歌手ジェニファー・ロペスが歌にするなど有名人にもファンの多い靴ブランド、クリスチャン・ルブタン。創設者のデザイナー、ルブタン氏の名前は、高級ファッションやハイヒールの代名詞となっている。パリ市内のアトリエで同氏にインタビューした。

ルブタン氏がデザインする靴は、高いヒールと赤い靴底が特徴。「ヒールはそれ自体が工学だ」と、同氏は語る。「この小さなヒールで人間の体重を支えるには、緻密なバランスが不可欠なのだ」という。

必要な材料は、足の形をした木製の型と最長16.5センチにも及ぶ金属製のヒール芯。芯は重心の位置に合わせて入れることが大切だ。「工学的にみて正しい位置になければ、履く人が転倒したりヒールが折れたりしてしまう」とルブタン氏。高さ5センチのヒールでもそれは同じだ。「特殊技能とまでは言わない」けれど「込み入った」技術だと、同氏は強調する。

ルブタン氏は1964年にパリで生まれ、子ども時代から靴に興味を持っていた。物心ついたばかりのころパリ美術館で、木の床が傷付くためピンヒールは禁止という案内板を見たのを覚えている。

92年に自身のブランドを設立。一足平均700ドル(約5万8000円)の靴は世界の高級店に並ぶようになった。ファッションライターのテレサ・カンナタ氏はイタリア誌「イタリアン・ヴォーグ」で、同氏のデザインを「セクシーで独創的。遊び心たっぷりの靴もあれば、断然クラッシックな靴もある」と評した。

ルブタン氏は10代のころパリのミュージック・ホール、フォリー・ベルジェールで実習を経験した。これがデザインのセンスを磨くうえで大きく役立つことになる。同氏によれば、踊り子たちの靴は「履き心地が良いうえに形は完璧、脚を最大限に長く見せる」必要がある。踊り子の靴の影響は、華やかで目のくらむようなデザインに今も現れている。パリの風俗街と同じ「ピガール」の名を付けたピンヒールの靴もある。


多くの有名人に愛用されてきた。だが同氏によれば、理想的なのは見る人の注意を引く一方で履く人の姿を引き立て、ついにはとけこんでしまうような靴、つまり「現れては消える靴」だという。

また、どんなに美しくても痛い靴では意味がないと、ルブタン氏は語る。同氏の靴には痛みを防ぐ特別なクッションが付いている。だが同氏によれば、どんな場合に痛みを感じるかは1人ひとりの女性によって違う。

女性たちがルブタンの靴にあこがれを抱き続ける限り、ハイヒールのデザインには無限の可能性があると、同氏は主張する。「私にとっては、どんな高さのハイヒールでもそれで十分ということはない」と、力を込めた。
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私も好きな靴がありますが、ローヒールです。年ですかね、高い靴は歩きにくくて・・(笑)

そして、この人のいうように、人間一人一人、多分足の形は違うと思いますから、歩きやすく痛くない靴が、値段にかかわらず、最高だと思います。


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