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2009/05/29(金)
「機関車トーマス」が自閉症児応援新ゲーム
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Houstonの天気(31℃/13℃) ----------------------- 【生活】「「機関車トーマス」が自閉症児応援・NPOの新ゲーム
(CNN) 絵本やテレビ番組で世界中の子供たちに親しまれてきた「機関車トーマス」が、自閉症の子供たちを応援するゲームに採用された。
ゲームを開発したのは、自閉症児の支援サービスを手掛けるオーストラリアの非営利組織(NPO)「アスペクト」。自閉症についての認識向上を目指す同国の「自閉症月間」に合わせて、ウェブサイトで26日にゲームを披露した。
ゲームはさまざまな表情をした機関車が現れて、悲しい顔、楽しい顔、怒った顔の機関車を子供たちが見分けるという内容。自閉症児は人の表情を認識するのが難しいことがあるといわれ、機関車の表情を見せることで感情理解を助け、発達を支援する狙いがある。
トーマスを採用したのは、英国の自閉症学会が実施した調査で、自閉症児が「機関車トーマス」のテレビ番組に強い関心を示すことが分かったため。これは、それぞれのキャラクターの表情がはっきりしていて、ストーリーが追いやすいためだろうと学会では分析している。
オーストラリアでトーマスのキャラクター使用権を管理するヘブン・ライセンシング社は「調査結果を聞いて、その強みを生かし社会に少しでも還元できればと思った」とコメント。アスペクトのアンソニー・ウォレン氏は「このゲームは自閉症児の社会的スキル、コミュニケーションスキル発達を手助けするすばらしい手段になる」と期待を寄せている。
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