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2009/04/10(金)
温暖化対策に段ボールの「太陽熱オーブン」
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Houstonの天気(26℃/19℃) ----------------------- 【サイエンス】温暖化対策に段ボールの「太陽熱オーブン」価格5ドル
(CNN) 英紙フィナンシャル・タイムズなどが開催した気候変動問題を解決する発明コンテストで、ケニアの起業家ジョン・ボーマーさんが開発した「太陽熱オーブン」が9日、優勝した。製作コストはわずか5ドル(約500円)。太陽エネルギーだけで調理でき、水も沸騰できるという。
ノルウェー生まれのボーマーさんが発明したオーブンは、2つの段ボール箱と透明なアクリル板を使ったもの。段ボールを黒く塗り、アルミホイルを利用して効率よく太陽熱を集めて中に入れたものを温めることができる。
一般的な料理だけではなく、2時間で10リットルの水を沸かすことができるため、安全な飲み水がない地域でも有効に活用できるという。
太陽エネルギーを利用し、温室効果ガスの排出もないことから、ボーマーさんは京都議定書にちなんで、このオーブンを「京都ボックス」と命名。すでに、ケニア・ナイロビの段ボール工場で生産を開始している。
ボーマーさんは、「西欧社会では電気で料理できるから、問題を無視することは簡単だ。しかし、世界の人口の半数は石器時代を生きているようなもので、料理のために火をおこすことが必要だ。もうこれ以上、80歳の女性が20キロもの薪を背負って歩く姿を見たくない」と話している。
コンテストはフィナンシャル・タイムズと、持続可能な社会を目指す英活動団体フォーラム・フォー・ザ・フューチャーが主催し、ヒューレット・パッカードが後援、約300件の応募があった。審査は英ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン会長や、ノーベル平和賞を受賞した気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のラジェンドラ・パチャウリ議長などが担当した。ボーマーさんには賞金7万5000ドル(約750万円)が贈られる。
何でもアイデアですが、それが色々と役立つものに変化するのはうれしいですね。
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