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2008/07/09(水)
風船マン、アイダホ州までの飛行に成功
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Houstonの天気(33℃/22℃) ----------------------- 【USA】オレゴン州の風船マン、アイダホ州までの飛行に成功
オレゴン州ベンド(AP) 当地でガソリンスタンドを経営するケント・カウチさん(48)は5日、芝生の庭で使われる椅子に150個余りの風船をくくりつけ、同州の砂漠を横断してアイダホ州の牧草地に無事着陸した。
カウチさんは夜明けとともに自分のガソリンスタンドを出発。バラスト代わりの清涼飲料水を容器から捨てて上空に浮上し、30─60メートルの高度で飛行した。空気銃で風船を割る方法で着陸すると、カウチさんは大勢の人々に取り囲まれた。飛行距離は約370キロ、飛行時間は約9時間に及んだ。
カウチさんの風船飛行はこれで3度目。1982年にトラック運転手が同じく庭用の椅子を使い、ロサンゼルス上空を飛行したことをテレビ番組で知ったのが挑戦のきっかけだった。2006年の1回目は風船を割りすぎてパラシュートでの脱出を余儀なくされ、昨年の2回目は約310キロ飛行したところでオレゴン州北東に着陸、州境越えの目標の一歩手前まで到達した。
カウチさんは今回の挑戦で、ボランティアの協力を得ながら、前2回より風船の数を増やした。ヘリウムで膨らませた直径1.5メートル近いゴム風船1つで浮上可能な重量は約1.8キロ。定期的に風船を割らない場合、9キロ以上浮上可能だった。
カウチさんは風船を割るための用具やパラシュートのほか、高度計付きのGPSシステムや衛星電話、ゆで卵や干し肉、チョコレートなどの食料を携帯した。費用はヘリウム代を中心に推定6000ドル(約64万円)近くで、スポンサー企業の援助金でまかなわれた。
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