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2008/05/17(土)
米図書館への苦情トップはペンギンの絵本
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Houstonの天気(23℃/15℃) ----------------------- 【USA】米図書館への苦情トップはペンギンの絵本
ニューヨーク――米図書館協会(ALA)はこのほど、07年に図書館や学校に寄せられた、書籍に対する苦情のまとめを発表した。書棚からの撤去を求める申し入れが最も多かったのは、同性愛のペンギンを描いた絵本「And Tango Makes Three(邦題・タンタンタンゴはパパふたり)」だった。
この絵本は05年に出版され、ALAが発表した06年の撤去要請ランキングでも1位となった。雄のペンギン2羽が卵を温め、生まれたメスのペンギン「タンゴ」と3羽で暮らすというストーリー。ニューヨークのセントラルパーク内にある動物園での実話をもとに書かれたという。
ALAがAP通信に語ったところによれば、「同性愛を容認する姿勢を、幼い子どもに植え付けるべきではない」というのが、反対派の言い分だ。
ALAのまとめは、全米の図書館または学校に提出された正式な撤去要請の文書に基づいている。 要請の多かった書籍のトップ10には、米文豪マーク・トウェインが19世紀の南部を舞台に逃亡奴隷の黒人と少年の冒険を描いた「ハックルベリー・フィンの冒険」も含まれる。また、黒人女性詩人マヤ・アンジェロウの自伝「歌え、翔べない鳥たちよ」は、少女時代に受けた性的暴行などの描写が問題視された。96年に出版され、昨年ニコール・キッドマンらの出演で映画化された「ライラの冒険 黄金の羅針盤」には、「反キリスト教的」との抗議が集中した。
撤去要請は全体で420件と、06年の546件を下回った。このうち、実際に書籍が撤去されたケースは65件だった。最近はインターネット上であれこれ騒ぎが起きるので、本をめぐる議論は相対的に影を潜めているよう。
でも、あまり良くない影響しか与えない本は、学校の図書館には無いほうが良いと思うけどね。
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