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2008/04/20(日)
「ハリウッドサイン」周辺の土地を売却へ
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Houstonの天気(29℃/9℃) ----------------------- 【USA】「ハリウッドサイン」周辺の土地を売却へ 市民が反発も 米カリフォルニア州ロサンゼルスの象徴として知られる「ハリウッドサイン」の周辺の土地が売りに出された。周辺に建物が出現すれば、市の文化的、歴史的な遺産としての重みがなくなると市民からは反発の声も上がっている。
売却物件となっているのは、ハリウッドサインの「H」の左側と、上部の計約56万平方メートル。シカゴの投資家グループが今年3月、2200万ドルで売りに出した。
このハリウッドサインは元々、1923年に「ハリウッドランド」という不動産会社が、周辺の土地を売り込む広告として出した。その後、1940年に実業家のハワード・ヒューズ氏がこの物件を購入。ヒューズ氏の不動産会社が保有していた。
また、1945年までには、ロサンゼルス市議会が同市の「シンボル」と指定し、文化、歴史的な建造物としての重みが加わっていた。
しかし、ヒューズ氏の不動産会社が2002年、170万ドルでシカゴの投資家グループに売却。現在、この物件を取り扱っている不動産会社のアーニー・カーズウェル氏は「ヒューズ社は他の事業に忙しくて、この物件の価値をきちんと判断せずに、あの安い値段で売ったのではないか」と話している。
ハリウッドサイン周辺の土地が売りに出されたことを知ったロサンゼルス市民は、市のシンボルが損なわれるのではないかと懸念。トム・ラボンジェ市議は、「ロサンゼルスにとってエッフェル塔のようなもの。損なわれずにあの場所にあり続けて欲しい」と述べている。
現在、ハリウッドサインの周辺は、ロサンゼルス市内を一望できる場所として、ハイキングや景色を楽しむ人々が自由に登ることができる。
カーズウェル氏は、「あれは元々、不動産広告」だとして、不動産として売りに出されることに反対の声がいま上がるのは皮肉だとも述べている。
最近は何でも、インターネットの競売が出来てからは売りに出されますが・・
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