|
2007/07/09(月)
嗅覚低下はアルツハイマーの前兆と
|
|
|
Houstonの天気(33℃/24℃) -----------------------
【science】嗅覚低下はアルツハイマーの前兆と 米チーム
タマネギやレモン、ガソリンなど、日常的なにおいをかぎ分けにくくなったら、アルツハイマー病に要注意――。 米国の研究チームが、中高年者を対象とした追跡調査に基づき、こんな警告を発している。
米ラッシュ大医療センターは、54歳から100歳までの男女600人の嗅覚検査を実施。その後5年間、アルツハイマー病に移行し得る認知障害が現れるかどうかを追跡し、このほど精神医学専門誌に研究結果を報告した。
ウィルソン氏らは最初の検査で、タマネギ、レモン、シナモン、黒コショウ、チョコレート、バナナ、パイナップル、バラ、せっけん、シンナー、ガソリン、煙の12種類のにおいを用意。1種類かぐごとに4つの選択肢を示し、何のにおいかを答えてもらった。その結果、全体の約4分の1は12点満点中の得点が11点以上、約半数が9−10点で、残る約4分の1は8点以下だった。
この後毎年、認知機能の検査を繰り返したところ、記憶や思考に少しでも障害が生じた人は、全体の約3分の1を占めた。これを嗅覚検査の結果と照らし合わせると、8点以下のグループに認知障害が起きるリスクは、11点以上のグループの1・5倍に上った。また、認知障害が進行してアルツハイマー病に移行する確率も、低得点のグループの方が高かったという。ただ、ウィルソン氏は「低得点グループの全員に認知障害がみられたわけではない」と強調。過度の心配は無用との立場を示している。
この結果について、米シンシナチ大で嗅覚と脳の働きを研究する専門家は「脳の構造に注目すると、確かに納得できる結果だ」と話す。脳の中でアルツハイマー病による病変が最初に現れるのは、嗅覚をつかさどる領域だと言われている。
私は頭の病気ですが、主人より鼻や耳の感覚は鋭いです・・
|
|
|