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2007/07/05(木)
盗まれるビール樽、被害額は年間５０００万ドル
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【USA】盗まれるビール樽、被害額は年間５０００万ドル
ウィスコンシン州ミルウォーキー──スクラップ金属の値上がりに伴い、米国内でステンレス製のビール樽が盗まれる被害が増加し、被害額が年間５０００万ドル（約６１億円）に達している。ビール会社は、樽が盗まれる被害を食い止めるため、色々な方法を探っているが、あまり功を奏していない状況だという。
米国のビール売り上げのうち、樽売りの割合は１２％ほど。樽は１個あたり、約１５０ドル（約１万８０００円）程度の費用がかかるため、盗まれると被害は大きい。
消費者にビールを樽で販売する場合は、１０─３０ドルほどのデポジットを上乗せしている。
しかし、経済状況が回復して建設業界が好調なことから、ここ数年はスクラップ金属の価格が上昇。スクラップ業者は、ビール樽１個あたり、１５─５５ドルほどで引き取ることから、デポジット分を支払ってビールを樽で購入しても、樽をスクラップ業者に売れば、デポジット分以上の金額になる場合が増えている。
また、飲食店の周辺などでは、ビール樽が無造作に積まれていることが多く、盗まれやすい状況だ。
個人がビールを樽で購入するのは、独立記念日やメモリアル・デーの祝祭日が多く、パーティーなどで利用する。
スクラップの価格は今年６月で、１ポンド（約４５３グラム）あたり１．５─１．７ドル（約１８４─２１０円）。ビール樽１個の重さは約３０ポンド（約１３．６キロ）。
ビール樽の盗難・紛失を防ぐため、ビール会社は法的な手段も訴えている。スクラップ業者に、ビール樽を持ち込む人物の身元を確認するよう義務付ける条例などを、州に求めるやり方だ。
色々あるのですね。
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