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2006/07/19(水)
サミットでアナン氏こきおろす、会話筒抜け米英首脳
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Houstonの天気(33℃/24℃) シャワーレイン ----------------------- 【USA】 サミットでアナン氏こきおろす、会話筒抜け米英首脳
ロシアのサンクトペテルブルクで開かれていた主要国首脳会議(G8サミット)で17日、ブッシュ米大統領がマイクのスイッチが入った状態に気付かず、ブレア英首相に話した私的な言葉が、報道陣に筒抜けとなるハプニングがあった。イスラエルのレバノン空爆などの中東情勢に対する国連対応に不信感をむき出しにした内容で、この不手際を後で指摘された2人は、特に釈明せずに、笑ってごまかしたという。
ブッシュ大統領はサミット最終日の昼食会で、報道陣に漏れているとも知らず、ブレア首相に向かって、「コフィ・アナン(国連事務総長)って何者なのだ。あのやり方は気に入らない。基本的に、停戦案を持ち出せばなんとかなると思っている」「彼にアサド(シリア大統領)に電話をかけさせて、なんとかしろと言いたい気分だ」などの悪口を浴びせた。
昼食会に先立ち、ブレア首相は国連のアナン事務総長と会談し、イスラエル軍とヒズボラの衝突が激化しているレバノンに国際部隊を派遣することで意見が一致している。
ブッシュ大統領の報道官によると、発言が完全に漏れたことを知らされると、「なんて言っていた?」と反応し、記録となった文書を見せると、「あー、やってしまった」というような表情で、笑ったという。
一方、ブレア首相はサミットを締めくくる会見で事実を突き付けられたが、目の前のマイクを触って笑いながら、「すべて、率直で隠すべきことがない政府であることの証(あかし)です」とかわしている。
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