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2006/07/15(土)
83歳がプロの試合で打席に、米史上最高齢
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【スポーツ】 83歳がプロの試合で打席に、米史上最高齢
サウスダコタ州スーホールズ──野球の米独立リーグ、スーホールズ・カナリーズの試合で、米史上最高齢となる83歳の選手が打席に立ち、惜しくも三振に倒れた。プロ野球の試合ではこれまでに、2003年に80歳選手が出場した記録がある。
元マイナーリーグ選手のジム・エリオーツさん(83)は、日頃からバットを握って打撃練習を続けており、ピッチングマシンが投げる約160キロの球も、ヒットにしているという。
日頃の訓練の成果を確かめたいと、プロ野球の試合出場を考えた。エリオーツさんが、マイナーリーグの球団を支援するゴールドクラング・グループのチームと一緒に練習していたことから、同社の社長に相談。この社長がカナリーズの球団社長に話を持ちかけ、試合出場が実現した。
カナリーズは普段から、高齢者の生活向上に協力していることから、エリオーツさんの希望を快く受け入れた。カナリーズは毎週火曜日、高齢者の入場料を半額にしており、エリオーツさんの出場は、今月11日の火曜日、対セント・ジョー・ブラックスネークズ戦に決まった。
エリオーツさんが打席に入ると、見守る観客は静かになり、守備に就いている選手は、落ち着かない様子。エリオーツさんは、ファウルなどで粘ったが、三振に倒れた。しかし、「あと何度か打席に入れば、ヒットが出たと思う」と話している。
試合は、カナリーズが5─3で勝った。
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