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2006/06/08(木)
今日の日付は「666」「地獄」でパーティー楽しもう
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Houstonの天気(35℃/22℃) ----------------------- 【巷話】今日の日付は「666」、「地獄」でパーティー楽しもう
ミシガン州ヘル──聖書に書かれている悪魔の数字「666」となる今年06年6月6日、米国ミシガン州の「地獄」町では、様々なイベントが予定されている。目玉は、子どもの遊び場に設置された、高さ2.4メートルの「地獄門」。燃えさかる炎で出きた様に見え、閉めると「悪魔の頭」になるという。
デトロイトから西へ約100キロほどにある、「地獄」という意味そのままの町「Hell」では、土産物店を経営する自称町長のジョン・コロンさんらが、「666」の当日に向け、準備に余念がない。コロンさんの店では、6月6日の当日、ほとんどの商品の値段が「6.66ドル」になるほか、「666」と書かれたTシャツやマグカップなどを準備。「それぞれ666個ずつしか発注していないから、売り切れたらそれで終わり」と話している。
コロンさんは、シアトルやカリフォルニア州サンディエゴのラジオ局と手を結んで、記念すべき「666」の日に、町に来てもらう懸賞旅行を計画。また、当日町を訪れた人々は、「2006年6月6日に来訪」の証明書がもらえるという。
ヘルで宿屋を経営するマイク・ヒッキーさんは、どんな人々が当日、町に押し寄せるか見当がつかないと語った。「僕らはこの町で、ただ単に楽しみたいだけ。カルト集団や悪魔崇拝者が来るとは思っていないよ」と、あくまで「お遊び」だとしている。
ヒッキーさんのバーでは、ウオツカを使ったカクテル「ブラッディー・マリー」のレシピを少し変えた、「ブラッディー・デビル」を提供しているという。
一方で、町には冷静な住民も。72歳になるジェイソン・レテフさんは、「ヘル(地獄)に住んでいるが、子どもたちを教会に連れて行って、正しいことと、町が『666パーティー』を開くことを、教えようと思う」と話している。
新約聖書の「ヨハネの黙示録」には、最後の審判で断罪される者は悪魔の印「666」が腕や額に刻印されていると書かれている。しかし、この町の名前の由来は、聖書とは関係ないらしい。
町の半公式ウェブサイトによると、町名の由来は2つある。ひとつは、1830年代に町を訪れたドイツ人旅行者が、明るい陽射しにあふれた午後、同行者にドイツ語で「So schoene hell(とても美しくて、輝かしい)」と声をかけたところ、英語で「地獄」を意味する「hell」として地元民の耳に入り、町名になったという説。
もうひとつは、同じく1830年代にこの地域で商売を始めたニューヨーク出身のジョージ・リーブズ氏が、ミシガンが州として合衆国に加入した際、町の名前をどうするかと尋ねられ、「何でもいいよ。もし呼びたいなら、『地獄(hell)』とでも呼んでくれ」といったとか。これがきっかけで、ヘルになったという説。
どちらの説が正しいのかは不明だが、1841年10月13日に正式な町名として「ヘル」が採用された。しかし、日付は「13日」だったが、金曜日ではなかった。
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