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2006/05/07(日)
ビール1杯が14万円余、悪名高い「ローマ商法」
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Houstonの天気(29℃/19℃) ----------------------- 【巷話】ビール1杯が14万円余、悪名高い「ローマ商法」
ローマ――ローマ市長府は3日、同市の有名な目抜き通り、ビアベネートのバーでビール一杯を飲み、「990ユーロ(約14万2560円)」の支払いを強要された事件を調べていることを明らかにした。
被害者は、香港出身でドイツに住む観光客の男性。独りで旅行していた。同通りの店でのビールの相場額は最大で約10ユーロとしている。
調べによると、被害者は客引きの誘いに応じ、バーに入店。請求書を見て、最初に490ユーロまでの値下げを交渉したが、バーの経営者が応ぜず、クレジットカードで990ユーロの支払いを強いられたという。
「払った方が良いと思った。応じなかったら、何かされると感じた」と振り返っている。被害を受けた後、警察に通報したが、警官に英語が通ぜず、状況を理解してもらえなかったという。
ローマで観光客をえじきにするバー、レストランやホテルの悪徳商法の例は多いが、タクシー運転手が最も悪質とされる。ロイター通信によると、国際空港からのタクシーの利用客が数百ユーロのチップを要求され、断ったら、高速道路の路肩に放り出されたとのエピソードもある。
ローマ市によると、同市への観光客は過去5年間、増加傾向で、今年4月には前年比で60%増を記録したという。
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