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2006/11/28(火) 綿の種子を遺伝子組み換えで食用に
Houstonの天気(24℃/17℃)
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【サイエンス】綿の種子を遺伝子組み換えで食用に
 

世界各地で長年衣料などに使われてきた綿を、食料として活用する研究に、米テキサスA&M大のチームが取り組んでいる。綿の種子には人間にとって有害な成分が含まれているが、遺伝子組み換えによってこれを取り除くことに成功したという。研究の成果は、米科学アカデミー紀要(PNAS)の最新号に発表された。


成分の23%はたんぱく質だが、昆虫などから身を守る働きを持つ有害物質「ゴシポール」を含んでいるため、食べることはできない。種子から油を取った後のしぼりかすは、ゴシポールを安全に消化できる牛などのえさとして使われてきた。


だが研究チームによると、遺伝子組み換え技術を使ってゴシポールを含まない種子を生産すれば、種子を粉にして、小麦粉のように使うことができる。最近では別のチームが、綿の茎や葉など全体からゴシポールを取り除くことに成功。種子の粉がおいしく食べられることも確認したが、この品種はさまざまな昆虫の被害を受けやすく、うまく育たなかった。そこで今回の研究では、虫への抵抗力を損なわないよう、茎や葉のゴシポールを残し、種子だけを安全に食べられるようにしたという。


「長年の問題を解決するための手がかりになる。特に、西アフリカなどの綿栽培地域で食料不足に悩む農民らに、大きな希望を与える研究だ」と評価している。

でも、まだまだ問題が残っているようですが、早く解決できると良いですね。そしてどんな味かな・・(笑)


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