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2006/10/19(木)
米人口3億人に、43年には4億人
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Houstonの天気(28℃/20℃) ----------------------- 【USA】米人口3億人に、43年には4億人か
(CNN) 米商務省の国勢調査統計局は17日、米国の推定人口が3億人に達したと発表した。出生率が死亡率を上回り、7秒に1人が生まれ、13秒に1人が死亡、移民が31秒に1人が入国して、実質的に11秒に1人増えている計算だという。このペースが続けば、米国の人口は2043年に4億人に達する見通し。
世界で人口が3億人を超えたのは、中国、インドに次いで3番目。米国の人口は1915年に1億人で、67年に2億人に到達していた。
人口統計機関のPRBによると、地域によって人口動態に変化が見られ、67年当時と比較すると、北東部・中西部の人口が減少、西部・南部で増加する傾向がある。また、70年から2000年の間に、郊外に居住する人口の割合が、全体の38%から50%に増加している。
家族構成では、1人住まいの世帯が70年の18%弱から26%に増加。若者の晩婚化、離婚、夫と死別するなどして1人暮らしをする人が増えたためで、今後も増加傾向にある。また、正式に結婚している世帯の割合が67年の75%から50%に減少する一方、それ以外で構成される世帯は17%から33%に増加した。
外国生まれの移民は、67年の970万人から04年には3430万人に膨れ上がり、総人口の12%を占める。総人口に占めるアジア系と中南米系(ヒスパニック)の割合は、00年から50年間で倍増すると見られる。ただし、総人口に占める外国生まれの移民の割合は、1860年から1920年には13%―15%で、現在より高かった。
PRBは、米政府が対メキシコ国境で建設を目指している不法移民阻止の「壁」が完成すると、メキシコ人の流入に歯止めがかかるとしているが、ヒスパニック系は出生率が高く、絶対数が増えなくても人口増に寄与する割合が高いと分析している。
人口増は環境問題も引き起こす。西部の乾燥地帯では水不足の原因となり、人口が集中する大都市部では、大気汚染で健康問題が深刻化する。また、エネルギー消費に拍車がかかり、排出される二酸化炭素の増加にもつながるという。
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