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2006/01/19(木)
軽食、枕も有料に コスト削減図る航空会社
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【ビジネス】軽食、枕も有料に コスト削減図る航空会社
(CNN) 座席に着けば飲み物が出され、柔らかな枕や温かい食事の用意も――。当たり前と思われていた機内でのこうしたサービスを、コスト削減の対象とする航空会社が増えている。チケット代に有料サービスの料金が加算されるため、利用客は注意が必要だ。
英国の格安航空会社フライビーは2月以降、手荷物預かりを有料化する。チケット予約時に3ドル50セントが課せられるが、空港で支払う場合は7ドルと倍額になる。
米国ではアメリカン、デルタ、ノースウェストの3社がすでに、座席用の枕の提供を中止。エア・カナダの北米便では、膨張式の枕や毛布のセットが2ドルで貸し出されている。機内での軽食も、もはや無料ではない。USエアウェイズとユナイテッド航空の米国内便では、1箱5ドルだ。
エア・カナダはさらに、ロンドン便の料金体系を改訂し、乗客に追加サービスの項目を選択させる方式を導入する。「事実上の値上げ」との批判もあるが、同社では「料金の透明化、簡素化への第一歩」と説明している。
英バージン・アトランティック航空は機内での無料サービスを続ける一方、足元に余裕のある出口近くの座席をリクエストした乗客には「若干の」料金を課すと発表している。実際に利用した乗客らの話によれば、追加料金は最高150ドルに上るという。
米誌コンスーマー・レポートは1月号の誌上で、ユナイテッド航空便でシカゴ─サンディエゴ間を往復した場合の料金を検証している。チケット代238ドル40セントに対し、電話予約料(10ドル)、軽食(10ドル)、重量超過の手荷物(50ドル)などの追加料金は合計236ドルに上った。同誌によれば、米大手航空会社9社が05年上半期に、超過手荷物や予約、キャンセルの料金として徴収した額は5億ドル近くと、10年前の約3.5倍に及んだという。
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