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2005/09/07(水)
ハリケーン禍に負けず営業続行、バー２軒の奮闘
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【USA】ハリケーン禍に負けず営業続行、バー２軒の奮闘
ルイジアナ州ニューオーリンズ──大型ハリケーン「カトリーナ」の襲来で大きな被害を受けたニューオーリンズで、営業を続けているバーが、少なくとも２軒ある。バーのオーナーは、「地元民や観光客を問わず、ニューオーリンズを襲っている絶望から、ほんの少しでも休める場所を提供できれば」と、物資が乏しい中で奮闘している。
ニューオーリンズの観光地、旧市街地のフレンチ・クオーター地区は、ハリケーンによる強風の被害はあったものの、高台に位置しており、冠水は幸い免れた。
同地区にあるバー「Johnny White's」と「Molly's at the Market」は、カトリーナがルイジアナ州を通過した直後の８月２９日には、停電と断水に見舞われながらも、店を開けた。
Johnny White'sは依然、停電に襲われているが、ろうそくの明かりの下、大勢の客が冷えていない飲み物を手に酔っ払い、夜を過ごしている。
「Molly's 〜」のオーナーは、「これが仕事だからね。店を開けるだけだよ」と話している。カトリーナが接近した２８日も、なんとかして氷を調達し、客に冷たい飲み物を提供した。
「ニューオーリンズは復活する。そう考えていなかったら、店を開けないよ」と地元の復興への期待も膨らましている。
常連客は、よく冷えたウオツカとクランベリーのカクテルを飲みながら、「ここは、まさに『宝』だよ。だから、毎日飲みに来るんだ」と話している。
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