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2005/09/30(金)
】「サンタクロース」の「トナカイ」死亡を賠償、空軍
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【巷話】「サンタクロース」の「トナカイ」死亡を賠償、空軍
コペンハーゲン――デンマーク空軍は29日、F─16型戦闘機2機が同国中央部の農場を低空飛行した際、草をはんでいた「トナカイ」1頭が心臓発作で死亡したと訴えた男性に3万1175クローネ(約57万円)の賠償金を支払った、と発表した。農場を経営する男性は、イベントなどで「サンタクロース」役を務める副業も持つ。
オラビ・ニッカノフさんが飼育していた「ルドルフ」と呼ばれたトナカイは今年2月に、不幸に遭った。ニッカノフさんはその後、サンタクロースのそりを引くトナカイは残り1頭しかいなく、行事への出演は無理になったなどとして空軍に苦情を伝えていた。
空軍は、戦闘機などの飛行記録をチェック。トナカイを調べた獣医の記録も基に、ごう音も生んだF─16機の低空飛行が心臓発作の誘因と結論付けた。
賠償金の支払い発表で、空軍は、「子供たちがサンタクロースからプレゼントをもらい続けることが出来てうれしい」との声明を発表。ニッカノフさんも空軍の行動に満足を表明し、今年のクリスマス前に新たなトナカイを購入すると喜んでいる。
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