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2005/08/29(月)
「上の空」の会話を見破るソフト MITが開発
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Houstonの天気(35℃/23℃) ----------------------- 【巷話】「上の空」の会話を見破るソフト MITが開発
マサチューセッツ州ケンブリッジ――電話の向こうの配偶者や友人、同僚が本気で会話をしているか、それとも上の空なのか、ずばり見破ることができたら――。米マサチューセッツ工科大では、携帯電話向けにこんなソフトウエアの開発が進んでいる。話し手の声を数学的に分析し、会話に対する態度を0─100%の数字で評価する。
ソフトは「不愉快なやつ」を意味する俗語「Jerk」と計測器の「Meter」を合わせて、「Jerk-O-Meter」と名付けられた。同大のアンモル・メイダンさんが、修士課程の課題として開発プロジェクトを主導。約6カ月後には完成させる見通しだ。
話し方のパターンや声の調子を分析して、ストレスや共感の度合いを算出する。メイダンさんらのチームは算出方法の正確さを試すため、男女10人ずつを集めて実験を行った。男同士、女同士の2人組を作り、無作為に選んだ話題について3分間会話を続けてもらう。その後、会話に関心が持てたかどうか、本人たちに10段階の評価を依頼した。これをチームによる分析結果と照らし合わせると、約80%が一致したという。
今のところ、試作ソフトはインターネット電話でユーザー自身の話し方を評価するために使われている。会話に集中していないと「不愉快なやつだ」「もう少し感じの良い話し方を」といったメッセージが表示され、100%に近い評価が出れば「巧みな話術だね」とほめ言葉が出る。チームでは最終的に、インターネットを通してダウンロードできるソフトとして売り出す予定。携帯電話に搭載すれば、恋人の真意を探るといった目的のほか、電話を通した販売や営業活動などにも活用できそうだ。
ただ心理学者らの間では、ソフトの機能に疑問を投げ掛ける声も上がっている。ボストン大のフランク・グンサー教授は「娯楽としては面白そうだが、話し方には大きな個人差がある。正確な数値を得ることは不可能だろう」と話している。 -----------------------------------
うーんそうでしょうね。娯楽としては面白そうですが・・プライベートにはどうかな〜
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