|
2005/08/26(金)
ハワイの人気が上昇 米国人の旅行先
|
|
|
Houstonの天気(35℃/24℃) -----------------------
【巷話】ハワイの人気が上昇 米国人の旅行先
ホノルル(AP) 米国人が選ぶ旅行先として、ハワイの人気が急上昇している。今年ハワイ州を訪れる観光客は、史上初めて700万人を超える見通しだ。背景には、リゾートの雰囲気と共に「国内の安心感」を求める心理があるとみられる。
ハワイ州の観光客は今年上半期で360万人と、前年同期より7%増加し、過去最高を記録した。ハワイ大観光産業学部の学部長によると、この人気ぶりは世界各地で頻発するテロや災害と関係がある。
「かつて、観光客が旅行先を選ぶポイントはSUN(太陽)、SEA(海)、SAND(砂)の『3S』といわれた。しかし今は違う。新たな3SはSAFETY(安全)、SECURITY(治安)、SANITATION(衛生)だ」と、説明する。
01年の米同時多発テロに始まって、02年にインドネシアのリゾート地バリ島で起きた爆弾テロ事件、アジアで感染が拡大した新型肺炎(SARS)、昨年12月のスマトラ島沖地震・津波、先月のロンドン同時多発テロ――。 加えてイラク戦争やユーロに対するドル安の影響など、米国人が外国旅行を避ける要因は数多く挙げられる。「天災、人災を問わず、こうした出来事が旅行者の心理に影響を与えていることは明らかだ」と、同氏は語る。「ハワイなら米国の一部だし、津波やハリケーンの警報システムも整備されている」といった点が、人気の秘密になっているようだ。
|
|
|