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2005/08/16(火)
編み目を自動的に数える針、英学生が考案
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Houstonの天気(35℃/23℃) 晴れのち一時shower ----------------------- 【サイエンス】編み目を自動的に数える針、英学生が考案
ロンドン(CNN) 編み物をしていて目の数が分からなくなり、何度も数え直した覚えのある人は多いはず。そんな失敗が防げる便利な編み針を、英国の大学院生が考案した。針の動きを感知して、自動的に目の数を記録する機能が付いている。
ロンドンにあるブルネル大の大学院で商品設計を研究するレベッカ・スペンダーさん(22)が課題の一環として作り、「ニットウィット」と名付けた。編み針に埋め込まれた5ミリ四方の小型センサーが針の傾きを測定する。同じ動きが何度繰り返され、どこで段が変わったかを自動的に感知して、携帯電話ほどの大きさの「親機」に情報を送信する仕組みだ。親機のモニターには、編み終わった段と目の数が表示される。親機は持ち歩きやすいよう軽量に作られ、編み針を穴に差し込めば簡単に充電できる。
スペンダーさんは、編み物愛好家の祖母やおばを見ていてニットウィットの製作を思い立ったという。編み物用の手動カウンターはすでに市販されているが、段の終わりにリセットボタンを押す必要があるなど、失敗を完全になくすまでには至っていないのが実情だ。「編み目を数え直すのは時間の無駄遣い。数え間違いのせいで、作品が台無しになることもある。でもこの針を使えば、テレビを見ながら気軽に編み続けることもできるでしょう」と、スペンダーさんは説明する。
ニットウィットはまだ試作段階で、商品化のめどは立っていないが、インターネット上ではすでに世界各国の愛好家から問い合わせが寄せられている。 -----------------------
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