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2005/07/22(金)
「TVディナー」の発明者が死去
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Houstonの天気(35℃/24℃) 時々雨 ----------------------- 【USA】「TVディナー」の発明者が死去
アリゾナ州フェニックス──メインディッシュとつけあわせの野菜などをひとつにまとめた、オーブンで簡単に調理できる冷凍食品、「TVディナー」を発明したゲリー・トーマスさんが18日、アリゾナ州フェニックスのホスピスで、がんのため亡くなった。83歳だった。家族が20日、明らかにした。
ネブラスカ州生まれのトーマスさんは、とり肉販売会社のスワンソンで営業担当だった1950年代初頭、感謝祭後に売れ残ったターキー(七面鳥)をうまく販売する方法はないかと苦慮していた。
ちょうどその頃、出張先のピッツバーグで、1枚のプレートに食事が乗った飛行機の機内食の試作品に遭遇。これをヒントに、中を区切ったアルミ製の容器に、ターキーなどを入れることを思い付いたという。
トーマスさんの思い付きは、コーンブレッド・スタッフィングとグレービー・ソースがかかったターキーに、スイートポテトとバター風味の豆をセットにした冷凍製品となった。
アルミ製の容器で冷凍庫から直接オーブンに入れて温めることができ、各家庭に普及し始めた「テレビ」を商品名に使って「TVディナー」と名付けられ、54年に98セントで店頭に登場。
外に出て働く女性が増え始めた時期でもあり、最初の1年間で1000万食以上を売り上げる大ヒット製品となった。これをきっかけにスワンソン社は、冷凍食品メーカーに成長した。
その後、様々な組み合わせの食材の商品が現れ、他社も次々と参入。現在ではメニューの数も増え、オーブンではなく電子レンジ対応のものがほとんど。しかし、価格は1ドル(約112円)前後と、登場したころとほとんど変わっていない。95年には、年間2500万食が売れたという。
トーマスさんは、スワンソンが55年にキャンベルに買収された後も、営業畑の一線で活躍した。
食事の準備が簡単になる「TVディナー」は、個人が好きな時間に勝手に食事することを可能にし、家族の崩壊を招くきっかけになったとの批判を受けたことがある。
これに対しトーマスさんは99年、AP通信とのインタビューで、「家族というものの考え方が、ちょうど変わりつつある時代だった」と答えている。
---------------------------------------- うーん、何と無く今は、いろんな会社で、出ているからアイデアどうとか思いませんでしたが、そうですか、この人がね。 それに、50年前の出始めとあまり価格が変わらないのですね。よいことですが・・(笑)
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